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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド


5.3.12 デバッグ時に部品の処理をスキップする手順

デバッグ時に,処理を実行したくない部品がある場合,その部品の処理をスキップします。スキップする場合は,その部品の処理を実行したと仮定したときの,出力プロパティの値や部品の戻り値を指定します。これによって,後続ステップ実行条件による,ステップおよびタスクの状態遷移,フローの遷移,および後続ステップの処理を確認できます。

処理をスキップできない部品については,「5.3.10 デバッグ時にステップ実行を中断できない部品」を参照してください。

なお,部品の処理をスキップできるのは,デバッグ実行時の中断設定で[1ステップずつ中断する]を選択している場合だけです。

部品の処理をスキップするには:

  1. 実行したくない部品を含むステップの中断中に,[デバッグ]ビューの[実行設定]リストボックスから[部品の処理を実行しない]を選択します。

  2. [戻り値]テキストボックスに任意の値を指定します。

    ここで指定した戻り値によって,後続ステップ実行条件による,ステップおよびタスクの状態遷移やフローの遷移が決まります。

  3. 必要に応じて,出力プロパティに任意の値を指定します。

    ポイント

    出力プロパティマッピングを設定している場合は,指定した部品の出力プロパティの値が,マッピングを設定しているサービスプロパティ(出力プロパティまたは変数)に反映されます。値を指定しない場合は,マッピングを設定しているサービスプロパティ(出力プロパティまたは変数)の値が空になります。

  4. [再開]ボタンをクリックします。

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