1.4.7 自動処理する際のパラメータを,動的または静的に設定する場合の流れ
部品のプロパティにサービスプロパティをマッピングすることで,入力プロパティの値を代入して処理を実行できます。入力プロパティの値は固定することもできます。また,部品の処理終了時に,部品の出力結果を,サービステンプレートの出力プロパティまたは変数に格納するための定義ができます。
すでにある入力プロパティや出力プロパティにマッピングするだけでなく,プロパティを新規に追加してマッピングすることもできます。
例えばこんなときに
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メモリ容量を増やす処理で,メモリ容量を固定ではなくサービスの実行時に指定できるようにしたいとき(入力プロパティの動的な設定)。
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メモリ容量を増やす処理で,メモリ容量を毎回5GBで固定したいとき(入力プロパティの静的な設定)。
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サービスの実行に伴い,コマンドが実行された際に,コマンドの標準出力および標準エラー出力の任意の文字列を抜き出して,[タスク詳細]ダイアログボックスに表示させたいとき(出力プロパティの動的な設定)。
作業に必要な知識
作業の流れ
作業 |
作業の要否 |
参照先 |
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1 |
[エディタ]画面を表示する |
必須 |
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2 |
リリースサービステンプレートを編集する場合,サービステンプレートを複製する |
任意 |
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3 |
ステップを選択し,定義情報のうち,プロパティマッピングを変更する |
必須 |
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4 |
編集したサービステンプレートを検証する※ |
任意 |
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5 |
完成したサービステンプレートをリリースして,サービスを追加できる状態にする |
必須 |
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6 |
開発環境と本番環境が別の場合,サービステンプレートを本番環境にインポートする |
任意 |
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7 |
本番環境でサービスを追加・編集・実行する |
必須 |
マニュアル「JP1/AO 運用ガイド」
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- 注※
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サービステンプレートを検証して問題点を摘出した場合は,必要に応じて3〜4の作業を実施してください。