Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド


2.2.5 マッピングパラメータの定義例とデータの流れについて

マッピングパラメータ定義とは,サービスの入出力プロパティと,部品の入出力プロパティおよび変数を結び付けることです。マッピングパラメータを定義すると,サービスの実行時に指定するプロパティの値を,部品の入力プロパティの値として代入し,処理を実行できます。また,部品の処理終了時に,部品の出力結果をサービステンプレートの出力プロパティまたは変数に格納できます。

マッピングパラメータの定義例と,各プロパティ間でどのようにデータが受け渡しされるかを説明します。

条件

ここでは,次のように,ある部品を実行するサービステンプレートを作成する場合の例を説明します。

定義内容

実行対象サーバ,部品の出力結果,および格納先フォルダパスに,[サービス定義編集]ダイアログボックスで定義したプロパティがマッピングされます。

データの流れ

各プロパティのデータの流れを次に示します。

図2‒6 各プロパティのデータの流れ

[図データ]

  1. [サービス実行]ダイアログボックスで指定した「サーバ名」の値が,部品Aおよび部品Bの「実行対象サーバ」の値として格納されます。

  2. [サービス実行]ダイアログボックスで指定した「格納先フォルダパス」の値が,部品Bの「格納先フォルダパス」の値として格納されます。

  3. 部品Aの「部品の出力結果」が,[タスク詳細]ダイアログボックスの「サービスの実行結果」に表示されます。

  4. 部品Aおよび部品Bの「実行対象サーバ」が,[タスク詳細]ダイアログボックスの「サーバ名」に表示されます。

  5. 部品Bの「格納先フォルダパス」が,[タスク詳細]ダイアログボックスの「格納先フォルダパス」に表示されます。