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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド


1.4 サービステンプレートを編集して使用する流れ

JP1/AOが提供しているサービステンプレート(JP1/AO同梱およびJP1/AOコンテンツセット)を複製および編集することで,ユーザー独自のサービステンプレートを作成できます。リリースサービステンプレートを編集したい場合は,複製後,新たなサービステンプレートとして編集します。

注意事項

JP1/AOが提供するサービステンプレート(JP1/AO同梱およびJP1/AOコンテンツセット)および部品は,編集すると製品サポート対象外となります。ただし,製品サポート対象外のサービステンプレートであっても,そこから呼び出されるJP1/AOが提供する部品(JP1/AO同梱およびJP1/AOコンテンツセット)は製品サポートの対象となります。

サービステンプレートを編集して使用するケースの一覧を次に示します。

表1‒2 開発内容に応じたマニュアルの参照先

作業内容

例えばこんなときに

参照先

検討する

  • すでにあるサービステンプレートや部品をそのまま使用できるか検討するとき。

マニュアル「JP1/AO サービステンプレートリファレンス

サービステンプレートの定義情報の編集

  • サービステンプレート名を「仮想サーバの停止」から「仮想サーバの停止とメール送信」に変更したいとき。

  • サービステンプレートに値を入出力するためのプロパティを追加したいとき。

1.4.1 サービステンプレートの定義情報を編集する流れ

部品の編集

  • 部品に定義されているスクリプトやコマンドの内容を変更したいとき。

  • [フロー]ビューに表示される部品のアイコンを変更したいとき。

  • ステップが使用する部品のバージョンを変更したいとき。

  • ステップが使用する部品のバージョンを確認したいとき。

1.4.2 部品を編集してサービステンプレートに適用する流れ

部品の新規作成

  • 部品を新規作成し,任意のコマンドを実行する処理を定義したいとき。

1.4.3 部品を新規作成してサービステンプレートに適用する流れ

サービスの説明を表示する画面の内容を変更する流れ

  • [サービス詳細説明]画面に記載されている,仕様の詳細についての説明を変更したいとき。

  • [サービス詳細説明]画面に,注意事項を追加したいとき。

1.4.4 サービスの説明を表示する画面の内容を変更する流れ

サービステンプレートへの部品の追加

  • サービステンプレートで自動化している処理の最後に,メールを送る処理を追加したいとき。

  • サービステンプレートで自動化している処理の途中に,実行間隔を制御する処理を追加したいとき。

1.4.5 サービステンプレートに処理を追加する流れ

サービステンプレート中の部品の削除

  • JP1/IMおよびJP1/Baseのログを取得する処理の流れで,ファイル転送の処理が不要になったとき。

  • JP1ユーザーマッピングの処理の流れで,一時ファイルを削除する処理が不要になったとき。

1.4.6 サービステンプレート中の処理を削除する流れ

自動処理する際のパラメータの動的な設定,または静的な設定

  • メモリ容量を増やす処理で,メモリ容量を固定ではなくサービスの実行時に指定できるようにしたいとき。

  • メモリ容量を増やす処理で,メモリ容量を5GBで毎回固定したいとき。

  • サービスの実行に伴い,コマンドが実行された際に,コマンドの標準出力および標準エラー出力の任意の文字列を抜き出して,[タスク詳細]ダイアログボックスに表示させたいとき。

1.4.7 自動処理する際のパラメータを,動的または静的に設定する場合の流れ

サービスリソースファイルを使用した表示情報の一括変更

  • サービスリソースファイルを使用して,サービステンプレートに定義されている複数の表示情報をまとめて定義したいとき。

1.4.8 サービスリソースファイルを使用してサービスの表示情報を設定する流れ

部品リソースファイルを使用した表示情報の一括変更

  • 部品リソースファイルを使用して,部品に定義されている複数の表示情報をまとめて定義したいとき。

1.4.9 部品リソースファイルを使用して部品の表示情報を設定する流れ

〈この節の構成〉