画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編
定義画面ごとに設定する属性について説明します。この属性の設定は,画面属性ダイアログで設定します。
レイアウト領域に適用する基準となる文字サイズです。文字サイズには,「大/中/小」があります。
画面を表示するとき,直前に表示した画面に対して一部だけを書き換える(一部上書)か,全部を書き換える(全面書換)かを指定する属性です。この値は,ドローの画面属性ダイアログで値を設定します。また,ドローセットアップの「画面属性の動的変更」で変更したい「表示形態」の属性を指定した修飾名を用意しておくことで, APから動的に表示形態を変更できます。なお,XMAP3があらかじめ用意している修飾名も利用できます。表示形態には,次の3種類があります。表示形態の詳細については「1.5.3(2) 表示形態」を参照してください。
Z位置は「手前に表示」「標準表示」「後ろに表示」「一時非表示」から選べます。「一時非表示」は奥行きの指定に関係なく,一時的にウィンドウを隠します。なお,二次ウィンドウの場合は,標準表示だけとなります。
ウィンドウを表示したとき,ディスプレイ端末のアラームを鳴らす場合に指定します。一般的にはエラー画面を表示するときに使用します。この属性は,ドローセットアップの「画面属性の動的変更」で表示形態の属性を設定した修飾名を利用することで,APから動的に変更することもできます。
画面を表示したら,キーボードから入力できる状態にするときに指定します。指定しないときは,キーボードのロック状態を直前の画面の属性を継続します。この属性は,ドローセットアップの「表示属性の動的変更」で表示形態の属性を設定した修飾名を利用することで,APから動的に変更することもできます。
入力フィールド(入出力テキスト・フィールド)中に表示されているテキストデータの扱いに関する属性です。「表示形態」が「一部上書」のときの入力項目をどのような状態にするかを指定します。画面属性ダイアログで値を指定します。入力項目の扱いをAP実行時に変更したい場合は,ドローセットアップの「表示属性の動的変更」の「キャラクタコントロール」タブで修飾名を指定しておきます。入力・選択状態の扱いについては,「2.3.1(1)(d) 入力・選択状態の扱い」または「3.3.1(1)(b) 入力フィールドの扱い」を参照してください。
入出力テキスト(または入出力フィールド)で指定するモジュラスチェックのアルゴリズム(チェック10またはチェック11)を指定できます。モジュラスチェックを指定したフィールドからほかのフィールドへフォーカス(またはカーソル)が移動した時点でチェックされます。
モジュラスチェックのアルゴリズムは,図A-1,図A-2に示すとおり,フィールド最右端の数字がチェックデジットになります。フィールド内に数字以外の文字があると,チェックされますが結果は予測できません。したがって,この属性は,入力文字列が数字(データ型が数字)に指定しておく必要があります。また,項目長は2〜16桁となります。これ以外の項目長の場合は,エラーとなります。
図A-1 モジュラス10のアルゴリズム
図A-2 モジュラス11のアルゴリズム
入出力は基本的に画面単位です。ただしオプションとして,フィールド単位およびイベント単位の入出力が選べます。入力単位には「画面」「フィールド」「イベント」「表示直後」があります。
スプラッシュ画面や,表示専用の掲示板的な画面を表示するときに利用できます。
スプラッシュ画面や掲示板的な画面については「1.4.1 GUI画面で使用できる機能」を参照してください。
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