画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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付録F 用語解説

(英字)

APApplication Program)
画面・帳票に入出力する業務プログラムです。
APIApplication Programming Interface)
画面・帳票にデータを入出力するときのAPとXMAP3のプログラムインタフェースです。
APが受け取る項目
入力論理マップのデータ項目で,APが受け取る次のデータを格納します。
・キーボードから画面上に入力されたデータ
・画面上で選択された候補(メニューやボタン)に対応する通知コード
APが渡す項目
出力論理マップのデータ項目で,APが渡すデータ(AP実行時に毎回変更する内容)を格納します。
AP環境ファイル(X3MWDRV)
マッピングライブラリ実行時の各種情報を取得するための設定ファイルです。このファイルの内容は,表示・印刷セットアップやロギング支援のプロパティで設定します。
ログの取得,物理マップのロードパス,物理マップの常駐サイズを指定します。デバッグやチューニングのときに必要に応じて設定します。
場所と名前 : XMAP3インストール先\ETC\X3MWDRV
APパターン・AP部品
APの定型的な型としてXMAP3が提供しているパターンで,COBOL用とC言語用があります。APパターンは,プログラムの標準的な骨組みです。AP部品は,処理の手続きです。
これらを組み合わせて利用すると,APを効率良く作成でき,定型的なコーディングの統一も図れます。
格納場所 : XMAP3インストール先\PATTERNS\COBOL(またはC)
C/SシステムClient / Server System)
サーバとクライアントで処理を分散する業務形態です。また,一つの処理をネットワーク上のサーバとクライアントで分担する機器構成モデル,または処理方式です。
C/Sセットアップ
XMAP3のC/Sシステム環境に関する設定をするための機能です。
C/Sセットアップは,サーバとなるPC(アプリケーションがあるPC)で設定する必要があります。クライアントPCでセットアップを実行しても,設定内容は無効になります。
CD項
XMAP3で画面の入出力をするためにCOBOLプログラム中にコーディングする論理端末定義ブロックです。物理マップ名称や端末名称などを指定します。
COBOL言語での通信記述項といいます。
CSVファイルComma Separated Values)
データの区切りをコンマ(,)や改行で表すテキストデータを格納するファイルです。表計算ソフトで入力して,ユーザ独自の形式に編集できます。
XMAP3では,ドキュメンテーション支援で各種情報をCSVファイルに出力できます。
CUI画面
キーボードからの文字入力が中心の画面です。従来のメインフレーム型オンライン業務か,MS-DOSベースの業務で使用していた画面です。
XMAP3では,画面の入出力を物理マップと論理マップを使って実現しています。
EUC(Extended UNIX Code)
ターゲットが「AIX」,「Linux」,「Solaris」の場合に使用する文字コードです。
GUI画面
キーボードからの入力のほかに,マウスによる操作ができる画面です。Windowsの「ボタン」「スクロール」「プルダウン・カスケード」「ポップアップ」などが使用できます。
XMAP3では,画面の入出力を物理マップと論理マップを使って実現しています。
MAPPING MODE句(マッピングオプション(マッピングモード))
COBOLの通信記述項にマッピングオプションを指定する領域です。次に示すマッピングオプションに対応しています。マッピングオプションを参照してください。
マージ     :空白または0
論理マップだけ :2
物理マップだけ :3
OLTPOnline Transaction Processing)
オンライントランザクション処理のことで,OpenTP1で実現します。OpenTP1を使用すると,クライアントアプリケーション型のOLTPシステムを構築できます。
RECEIVE
画面からデータを入力するときに日立COBOL用のプログラムの中にコーディングする命令語です。
SEND
画面を出力するときに日立COBOL用のプログラムの中にコーディングする命令語です。
TRANSCEIVE
画面を出力してデータをAPに入力するときに日立COBOL用のプログラムの中にコーディングする命令語です。
XMAP3インストール先
インストール時にユーザが任意に指定できます。特に指定しない場合は,次のフォルダ(ディレクトリ)にインストールされます。
  • Windows 95,Windows 98,Windows Me,Windows NT 4.0,Windows 2000,Windows XP,およびWindows Server 2003の場合
    Windowsフォルダがあるドライブ\Program Files\HITACHI\XMAP3
  • Windows Server 2003 x64の場合
    Windowsフォルダがあるドライブ\Program Files(x86)\HITACHI\XMAP3

(ア行)

アクセスキー
メニューバー,ポップアップメニュー(ポップアップメニューファイルを使用する場合も含める),およびプッシュボタンボックスで,候補の選択操作をするためのキーです。
これらのオブジェクトにフォーカスが位置づいているとき,アクセスキーを押すことで該当するメニュー項目やボタンを選択できます。また,[Alt] + アクセスキーを押すことでメニューバーのメニュー項目を選択(プルダウンメニューを表示)できます。
一次ウィンドウ
メインとなる画面で,何も表示されていない状態のときに表示します。業務を選択するメニューや,各業務の主画面として使用します。
一つのAPから同時に複数表示されることはなく,すでに表示している一次ウィンドウの消去後に次の一次ウィンドウが表示されます。
イベント通知コード
コマンドコントロールオブジェクト(プッシュボタン,メニューバー)や確定キー(PFキーなど)に割り当てるコードです。オブジェクトやキーを操作するとイベントが発生し,通知コードに対応づけた動作(AP通知など)が実行されます。これを「INC定数」といいます。また,入力単位がイベントのとき通知される「イベント定数」もあります。
イベント通知コードの値はドローセットアップで変更できます。動作はドローで変更できます。
ウィンドウ
ユーザ作成画面です。タイトルバー,メニューバー,レイアウト領域,オペレータインジケータで構成されます。
ウィンドウ種別
XMAP3で定義する画面には,一次ウィンドウと二次ウィンドウがあります。
一次ウィンドウは,メインとなる画面で,何も表示されていない状態のときに表示します。業務を選択するメニューや,各業務の主画面として使用します。原則として,一つのAPから同時に複数表示されることはなく,すでに表示されている一次ウィンドウを消去してから次の一次ウィンドウが表示されます。
二次ウィンドウは,一次ウィンドウを表示したまま新しく表示する画面です。データ入力の入力補助,メッセージ,ヘルプなどに使用します。一次ウィンドウに重ねて複数(最大3個)の二次ウィンドウを表示できます。このときの操作対象は,最後に表示した二次ウィンドウだけになります。
埋字
入力(または出力)されたデータが,APが受け取る項目(またはAPが渡す項目)の長さより短いとき,残りの領域を埋める文字です。右側と左側のどちらに埋字を格納するかは,桁寄せの指定に従います。ドローで作成したオブジェクトには,ドローセットアップで指定した埋字が仮定されます。必要に応じて,ドローのダイアログで変更できます。なお,埋字に指定できるのは半角文字だけです。埋字を「スペース」で指定した場合,漢字専用で使うオブジェクトでも1文字に付き半角スペース二つが埋字されます。
エラー通知文字
XMAP3が入力データにエラーを検出した場合に,APが受け取るデータです。
使用目的が「カナ」で詳細目的が「カナ・半角」(詳細目的はGUI画面だけ)のエントリ系オブジェクトに対して,全角文字を入力したときに,入力データのエラーとなります。
また,属性の「空白入力」が「一部&全桁(半角)」または「一部(半角)」のエントリ系オブジェクトに対して,全角の空白を入力した場合も入力データのエラーとなります。ただし,表示・印刷セットアップの「日本語入力」タブで,全角スペースを半角スペース2個に変換する指定をしている場合は該当しません。
オペレータインジケータ
XMAP3がキーボード状態や送信状態などのメッセージを画面に表示するための領域です。ユーザプログラムからの操作はできません。
オペレータインジケータの有無はドローで定義します。表示位置などは表示・印刷セットアップで設定できます。

(カ行)

カーソル・フォーカス制御
カーソル・フォーカス制御は,ドローセットアップで設定します。
カーソル・フォーカス制御は,同時に制御するか別々に制御するかを選択できます。
カーソル制御
カーソル制御は,ドローセットアップのカーソル・フォーカス制御で設定します。カーソル制御には,論理カーソルと行列(2進)カーソルの2種類があります。
論理カーソルは,カーソル位置をカーソル定数で制御します。カーソル定数はXMAP3が生成するため,画面のオブジェクト(フィールド)の位置を変更してもAPを変更する必要はありません。
カーソル定数
入力可能なフィールドにカーソルを位置づけるための定数です。
下位項目
オブジェクトの入出力となる一つのデータ項目を階層化して,複数の項目に細分できます。この場合,APは細分化された下位項目を使ってデータを参照・格納できます。
下位項目は,データ型が「文字(XX)」の場合に指定できます。
隠しフィールド
実際の画面には表示されないフィールドで,入力固定項目として使います。
入力固定項目とは,入力論理マップに必ず固定の値を返すデータ項目で,論理マップ可変部の最初のデータ項目として展開されます。
仮想画面
画面ごとのデータをAPとやり取りするために,XMAP3が持っている仮想的な画面です。
APから返されたデータは,仮想画面に展開されてから,実際のウィンドウに表示されます。ユーザの入力データも,仮想画面を介してAPに返されます。
仮想端末名ファイル
APがプログラム中で使用する仮想端末名,デバイス,サービス名などの設定ファイルです。このファイルの内容は,C/Sセットアップの「C/S構成」で設定します。
なお,スタンドアロン環境でプリンタを1台だけ使用している場合は,特に設定する必要はありません。
場所と名前 : XMAP3インストール先\ETC\X3MWHOST
壁紙
指定するグラフィックをレイアウト領域の各オブジェクトの背後に表示します。壁紙のグラフィックには,ビットマップファイル(BMP)が使えます。レイアウト領域より小さい壁紙はタイル状に並べられて表示されます。レイアウト領域より大きい壁紙は,はみ出し部分(下側・右側)は表示されません。なお,壁紙はレイアウト領域には表示されません。確認には,テスト表示を利用してください。
画面属性
入力項目の扱いや表示形態などの画面全体に関する属性です。GUI画面では画面属性ダイアログで属性を指定します。また,画面属性はAP実行時に動的に変更することもできます。APから動的に変更するには,ドローセットアップの「画面属性の動的変更」で変更したい属性を定義します。ここで指定した修飾名を制御項目に代入することで,指定した属性に変更できます。
キーエントリ
キーボードから文字列を入力するための各種オブジェクトの総称です。
入出力テキスト・フィールド,入出力日付/時刻テキスト・フィールドが該当します。
基準文字サイズ
GUI画面の作業領域全体の基準となる文字サイズです。CUI画面では変更できません。この値は,画面属性ダイアログの「基準文字サイズ」で設定します。
画面のレイアウト領域でオブジェクトを配置するときの単位となるグリッド(ます目)は,このサイズが基準になります。文字の縦幅の1/2がます目の縦幅,半角文字の幅がます目の横幅になります。
各オブジェクトでは,この基準文字サイズを基に「標準」「大」「小」の文字サイズ指定ができます。
空白入力
データ項目に半角の空白,全角の空白,またはそれらの混合の挿入を許すかどうかを指定します。
グラフィック
グラフィックデータを出力するオブジェクトです。データには,ビットマップ(.BMP),メタファイル(.WMF),拡張メタファイル(.EMF),JPEGファイル(.JPG,または.JPEG)が使えます。
出力するデータをドローで定義する「固定グラフィック」と,APから指定する「出力グラフィック」があります。
固定グラフィックは配置する前にあらかじめグラフィックファイルを用意しておきます。
出力グラフィックは領域だけを配置します。グラフィックデータは,APからファイル名またはクリップボード経由で渡します。
グラフィックコントロール
画面内のオブジェクトを整理・強調するための各種オブジェクトの総称です。
グラフィック,セパレータ,けい線,矩形,メッセージアイコン,塗りつぶしフィールドが該当します。
グリッド
ドローのレイアウト領域上の座標を示す格子状の線や点で,オブジェクト配置位置となります。格子一つ分の単位を「ます」といいます。
画面定義でのますのサイズは,画面属性で指定する基準文字サイズに従います。行方向は文字サイズの半分,列方向は半角文字の幅がそれぞれますの縦幅/横幅となります。
[図データ]
グループコントロール
中にほかのオブジェクトを配置できる各種オブジェクトの総称です。
グループボックス,フィールドボックス,フレームが該当します。
グループボックス
画面上のオブジェクト(セパレータを除く)を囲んでグループ化するオブジェクトです。
必要に応じて,グループボックス単位にフォーカス遷移の順序を設定できます。
使用する文字数を半角換算で数えた単位です。
桁寄せ
次の場合に,データを右や左に寄せてやり取りすることです。
・入力データが,APが受け取る項目の長さより短い
・出力データが,APが渡す項目の長さより短い
後退キー(Back Space)
表示・印刷セットアップで[BackSpace]キーの指定に対応して動作が次のように異なります。
・直前の項目 : テキスト・フィールドの先頭にカーソルを位置づける。テキスト・フィールドの先頭では,前の位置にあるテキスト・フィールドにフォーカスが移動する。
・1文字削除 : 直前の文字を削除し,間を詰めます。
・ヌル置換  : 直前の文字をヌル((00)16)で置き換えます。
候補選択コントロール
画面に表示された各候補から対象を選ぶための各種オブジェクトの総称です。
リストボックス,ラジオボタン,チェックボタン,トグルフィールドが該当します。
項目
APとXMAP3でやり取りする論理マップ中の各要素を項目といいます。画面や帳票に表示するユーザデータを扱う項目をデータ項目といい,表示属性を変更する目的で使用する項目を制御項目といいます。データ項目は,データ型によって,次のように呼びます(COBOLの場合)。
・文字項目   : データ型が文字(XX)のときのデータ項目
・数字項目   : データ型が数字(99)のときのデータ項目
・数字編集項目 : データ型が数字編集(Z,9,\などの組み合わせ)のときのデータ項目
・漢字項目   : データ型が日本語(NN)のときのデータ項目
固定テキスト・フィールド
固定の文字列を出力するオブジェクトです。文字列はドローで定義します。
全角文字を使える「日本語」と,半角文字だけを使える「英数」があります。
コマンドコントロール
選択操作で,イベントを発行して処理を実行するための各種オブジェクトの総称です。
プッシュボタンとメニューバーが該当します。
コントロールメニュー
GUI画面で,タイトルバー左端のアイコン(またはボタン)から表示されるWindowsのシステムメニューです。
XMAP3では,コントロールメニューに[閉じる]メニューを使用するかどうかを表示・印刷セットアップで設定できます。
コンボボックス
候補(メニュー項目)を選択したり,データを直接,キー入力したりして,入力するデータを指定するオブジェクトです。
必要な場合だけ入力するオプションを選択するときなどに使います。
メニューは付属しているボタンを選ぶと表示されます。メニュー項目をドローで定義する「固定コンボボックス」と,APから指定する「可変コンボボックス」があります。
なお,ドローでは[コンボボックス]を使用するとメニュー選択するコンボボックスを定義でき,[キー入力コンボボックス]を使用すると,キー入力するコンボボックスが定義できます。このマニュアルではこれらを区別するため,メニュー選択するコンボボックスを「メニュー選択コンボボックス」,キー入力するコンボボックスを「キー入力コンボボックス」と記述し,総称として「コンボボックス」と記述しています。

(サ行)

サービス名ファイル X3PHOST
サーバに関連するサービス名やサービス種別などの設定ファイルです。このファイルの内容は,C/Sセットアップの「C/S構成」で設定します。C/Sセットアップで設定できない情報は,直接このファイルを設定してください。
この情報はサーバ側だけに設定します。スタンドアロン環境の場合は,このファイルの設定は不要です。
場所と名前 : XMAP3インストール先\ETC\X3PHOST
再定義名
定義済みの論理マップを別定義として使用するときの名称です。半角で30字以内で定義します。
入力論理マップ用と出力論理マップ用とで別の名称にすることもできます。
削除キー(Delete)
入力ができるテキスト・フィールドのデータを1文字ずつ削除するためのキーです。
時刻(入出力,出力)
時分秒を表示できます。時分秒は,時刻ダイアログ(出力/入出力)での指定します。「時」「分」「秒」の区切りには何を使うか,直前のゼロを表示するかしないかなど,どのような形式で表示するかは時刻ダイアログの選択肢で選べます。このような定義をしておくと,入力した数字データは,定義した形式になって表示されます。
修飾名
表示属性の変更をAPから指示するための定数です。次の手順で利用します。
  1. ドローセットアップで,修飾名と表示属性の対応を定義する。
  2. ドローで,オブジェクトや画面の属性に「動的変更」を指定する。
    制御項目(修飾名を格納する領域)が論理マップに展開されます。
  3. APで,制御項目に修飾名を格納する。
    修飾名に設定された表示属性に従って,画面に表示(または帳票に印刷)されます。
出力テキスト・フィールド
APから指定する可変の文字データを出力するオブジェクトです。
出力する文字に応じて,種類(使用目的)を選べます。
ショートカットキー
メニューバーのメニュー項目の選択操作をするためのキーです。
フォーカス・カーソルの位置に関係なく,[Ctrl]+半角英字1字を押すことで該当するメニュー項目を選択できます。
なお,メニューバーのメニュー項目,またはカスケードメニューを持つプルダウンメニューにはショートカットキーを定義できません。
初期クリア文字
AP実行時に,画面からの入力データをAPが受け取る前に,XMAP3が入力論理マップの各項目をあらかじめクリアしておく文字です。使用目的が「漢字」の場合でも,半角スペースが入ります。
なお,APが受け取るデータの優先順位は次のとおりです。
1.キー入力データ/選択した通知コード(正常操作)
2.入力済み/選択済みのとき,表示されているデータ/通知コード
3.エラー通知文字
4.初期値/初期通知コード
5.初期クリア文字
初期値
初期値には,入力と出力によって初期値の内容が次のように変わります。
《出力》
出力論理マップの各項目にあらかじめ設定しておく値です。AP実行時に,出力データの代わりにデータ有無コードを設定した場合は初期値が有効になります。
《入力》
AP実行時に,画面からの入力データをAPが受け取る前に,入力論理マップの各項目にあらかじめ設定しておく値です。なお,APが受け取るデータの優先順位は次のとおりです。
1.キー入力データ/選択した通知コード
2.入力済み/選択済みのとき,表示されているデータ/通知コード
3.エラー通知文字
4.初期値
5.初期クリア文字
数字編集項目
指定したピクチャ句に従って,数字を編集して入出力します。ピクチャ句は,次の文字で指定します。
入力: S V 9
出力: * + − \ 9 . , Z /
スクロール領域
ウィンドウやボックス内で,表示範囲を移動できる領域です。表示範囲の移動はスクロールバーで操作します。
これに対し,表示範囲の移動対象外の領域を「スクロール禁止領域」といい,ウィンドウやボックス内に常に表示されます。
スピンボックス
入出力テキストの右端に,テキストに表示されている数字の増減をコントロールするステッパが付いているボックスです。増分値を指定すると,指定した間隔で表示されている数字が増減します。
スプラッシュ画面
メニューバー,タイトルバーおよびオペレータインジケータを表示しない画面です。壁紙などのグラフィックや表示直後に次の画面と切り替わる定義と併用して,APを実行する前にそのAPや製品を効果的に紹介するのに利用できます。
セットアップ情報の反映
ユティリティの機能の一つです。すでに作成したマップ定義ファイルや書式定義ファイルに対して,ドローセットアップの情報を反映します。ドローで画面を定義したあとに,ドローセットアップで動的変更などの設定を変更した場合に使います。
セパレータ
画面上の各オブジェクトの間を区切るときに使うGUI画面用の線オブジェクトです。縦線と横線が使えます。
選択エントリ
選択操作で文字列を入力するための各種オブジェクトの総称です。
コンボボックス,ポップアップ,スピンボックスが該当します。
挿入キー(Insert)
テキスト・フィールド上の文字列の間に,文字を挿入するための半角1文字分を空けます。挿入した空きに文字を書き込まないときは,APが受け取るデータ上で空きが詰められます。
動作の詳細については,表示・印刷セットアップで設定できます。

(タ行)

チェックボタン
入力するデータを候補(ボタン)の選択によって指定するオブジェクトです。グループ内の複数のボタンから複数の選択ができます。ラベル長や選択肢の数が少ないときに使います。
ボタンラベルをドローで定義する「固定チェックボタン」と,APから指定する「可変チェックボタン」があります。
チェックボタンのグループを表すボックスを「チェックボタンボックス」といいます。
通信記述項(CD項)
XMAP3で画面の入出力をするためにCOBOLプログラム中にコーディングする論理端末定義ブロックです。物理マップ名称や端末名称などを指定します。
(画面の例)
[図データ]
通知コード(データ入力用)
候補(ボタンやリスト項目など)の選択によってデータ入力をするオブジェクトで,各候補に割り当てるコードです。
ユーザが選んだ候補に対応する通知コードが,APが受け取る項目に格納されます。
定義パターン
ドローで画面を新規作成するときに,用途に応じて指定するパターンです。標準的なレイアウト領域のサイズやパターンなどがあらかじめ設定されていて,ドローでのレイアウト定義の基本フォーマットとなります。
XMAP3が標準提供している定義パターンのほかに,ユーザが独自に作成・登録することもできます。
データ有無コード
AP(論理マップのテキスト・フィールドのデータ名の領域)にデータが設定されていないことを示す1バイトの文字コードです。(00)16〜(FF)16の間で任意で,通常は(1F)16を仮定します。
コードを変更する場合は,使用する言語に応じて次のとおりになります。
COBOLの場合
1.SEND/RECEIVEのとき,通信記述項のDATA ABSENCE CODE句
2.CALLのとき,オープン要求のインタフェース
C言語の場合
1.jsvwadrv関数のオープン要求インタフェース
データ型
COBOLのピクチャ句で指定するデータの型です。文字型や数字型があります。Cの場合は,charだけです。ドローで作成したオブジェクトには,ドローセットアップで指定したデータ型が仮定されます。必要に応じて,ドローで変更できます。
データ型は,文字用,数字用,数字編集用に分かれます。使用できるデータ型は次のとおりです。
《入力用のデータ型》
  • 文字用   : 文字(XX),漢字(NN),漢字(XX)
  • 数字用   : 99999
  • 数字編集用 : S99999,999V9など
《出力用のデータ型》
  • 文字用   : 文字(XX),漢字(NN),漢字(XX)
  • 数字用   : 99999
  • 数字編集用 : Z,9,\などを組み合わせた各種数字編集文字列
また,登録されていないデータ型を指定したい場合,「自由な設定」ボタンで表示されるダイアログで任意に設定できます。
データキー(Ctrl+End)
画面上のすべての入力テキスト(または入力フィールド)の文字を消去するためのキーです。データクリアキーともいいます。
データ消去通知文字
AP実行時に,画面からフィールドキーで入出力テキスト・フィールドのデータを消去したり,(00)16のデータを受信したときにAPが受け取るデータです。したがって,APが受け取ったデータがデータ消去通知文字であれば,画面操作でデータ消去されたと判断できます。
初期クリア文字や初期値とデータ消去通知とを分けておくことで,入力操作がなかったのか,データ消去されたのかが区別できます。
ただし,「入力済み」属性のオブジェクトで,画面確定時に入力データや表示データがない場合は,データ消去されていなくてもデータ消去通知文字が返ります。
なお,使用目的が「漢字」の場合でも,半角スペースが入ります。
データ長
論理マップの長さ(バイト数)です。通常は,桁を基に各ターゲットに応じた値が自動的に計算されます。ユーザ任意の値を設定できるターゲットもあります。
データ名制御項目データ名
データ項目名(またはデータ名)は,データの入出力に関する各項目の領域の名称です。データ名のうち,修飾名(表示属性の変更をAPから指示するための定数)を格納する領域の名称を制御項目データ名といいます。
トグルフィールド
「YES/NO」などの印を付けるためのオブジェクトです。表の各行末に配置して,「オン/オフ」や「済/未」を表す場合などに使います。
ドロー
画面を定義する機能(エディタ)です。画面のレイアウトや各オブジェクトの属性を定義します。
また,ドローからテスト表示や論理マップ表示などの機能も利用できます。
ドローセットアップ
画面の定義に関する標準の値を設定するための機能です。
XMAP3では,セットアップする項目の標準値を用意していて,この標準値を変更する場合にだけ設定します。このセットアップの内容はマップの形式に関係していますので,画面を作成する前にセットアップを済ませておく必要があります。

(ナ行)

二次ウィンドウ
データ入力補助,メッセージ,ヘルプなどのために,一次ウィンドウのデータを表示したまま新しく表示する画面です。一次ウィンドウに重ねて表示され,このとき操作できるのは二次ウィンドウだけとなります。
日本語入力に関するセットアップ
日本語入力機能の使用に関する設定です。例えば,使用目的が日本語の場合,日本語入力状態にするかどうかになります。この設定は,表示・印刷セットアップの「日本語入力」の次の項目で設定します。
日本語入力の自動制御/日本語入力方式/自動起動するオブジェクト種別
/日本語入力対象外オブジェクト/日本語入力変換位置
入出力テキスト・フィールド
キーボードなどから文字データを入力するオブジェクトです。また,APから指定する文字データを表示できます。
初期表示値(出力データ)を示し,書き換えが必要な場合だけ入力する使い方ができます。
入出力するデータの意味に応じて,種類(使用目的)を選べます。
入力単位(画面/フィールド/イベント/表示直後)
画面を確定させ,APへ制御を渡すタイミングの種類です。通常は,画面の最後までデータを入力したり選択したあとで,確定の機能を持つキーやボタンを押して,APへ制御を渡します(画面)。「フィールド」では,フォーカスが位置づいているオブジェクトでデータの入力,選択を行い,そのオブジェクトからフォーカスが離脱した時点でAPへ制御が渡ります。「イベント」では,画面上のすべてのオブジェクトを対象にして,何かイベントが起こればAPに制御が渡ります。「表示直後」では,一定の待機時間が過ぎるとAPに制御が渡されます。
塗りつぶしフィールド
フィールドボックス内の領域に色を付けるオブジェクトです。ほかのオブジェクトを重ねて配置できます。1行置きに色のパターンを付けて行を見やすくする場合などに使います。

(ハ行)

反復定義
一つのオブジェクトを縦または横方向に繰り返す定義で,表形式で同じ属性のオブジェクトを並べる場合などに使います。
反復定義を使うと,同じ属性のオブジェクトを一つずつ配置するよりも効率良く定義できます。また,論理マップは配列(日立COBOLではOCCURS句)で展開されるので,APのロジックも反復指定で実現できます。
ビッグエンディアン
バイナリ形式のデータを扱う際,メモリ上に左から右側へ1バイトずつ格納する形式です。
(例)
(000A)16を2バイトのメモリに格納した場合は,(000A)16になります。
日付(入出力,出力)
年月日を表示できます。年月日は,日付ダイアログ(出力/入出力)で指定します。「年」を表すのに西暦にするか和暦にするか,「年」「月」「日」の区切りには何を使うか,直前のゼロを表示するかしないかなど,どのような形式で表示するかは日付ダイアログの選択肢で選べます。このような定義をしておくと,入力した数字データは,定義した形式になって表示されます。
表示・印刷環境ファイル
画面表示の設定ファイルです。このファイルの内容は,表示・印刷セットアップで設定します。
なお,このファイルの設定項目には,直接ファイルをエディタで開いて編集する(セットアップで設定できない)項目もあります。表示・印刷セットアップで設定できる項目については,セットアップ情報が優先されます。
場所と名前 : XMAP3インストール先\ETC\X3PCONF
表示・印刷セットアップ
XMAP3が表示・印刷する画面・帳票の環境を必要に応じて設定するための機能です。
ユーザ画面の外観や操作キーの割り当て,プリンタの印刷モードなどの各種設定があります。
フィールドキー(End)
テキスト・フィールドで,カーソル以降の文字を削除します(標準の場合)。
割り当てるキーや動作は表示・印刷セットアップで変更できます。
フィールドボックス
多量のデータをまとめて入出力するためのボックスオブジェクトです。
次のような場合に適しています。
・けい線を使って,表形式でオブジェクトを並べる
・CUI画面を基本にして一部だけをGUI化(ファンクションキーによる選択部分だけのボタン化など)
・文章データなど,複数行にわたる文字データの表示
フォーカス
GUI画面の中で,あるオブジェクトを操作対象にすることをフォーカスを位置づけるといいます。
フォーカス制御
フォーカス位置の情報を制御するための制御項目です。APでは,フォーカスを設定したいオブジェクトに対応するフォーカス定数を,制御項目に格納して渡します。また,画面上でフォーカスが位置づいているオブジェクトに対応したフォーカス定数を,制御項目で受け取ります。なお,フォーカス定数は,XMAP3が生成します。このため,画面のオブジェクトの位置を変更しても,APを変更する必要はありません。
フォーカス定数
入力や選択が可能なボックスにフォーカスを位置づけるための定数です。
不活性(選択できない状態にする)
候補(ボタンやメニュー)を選択できない状態にします。表示方法と組み合わせて,選べる候補を制限したい場合に使います。AP実行中に選択可能な状態に戻したい場合は,該当するダイアログで「APから表示属性を変更する」を指定し,APから制御項目に活性を指定した修飾名(ドローセットアップで指定)を指定することで実現できます。
プッシュボタン
イベント(実行する処理)を候補(ボタン)の選択によって指定するオブジェクトです。イベントに対応する処理として「AP通知」や「ポップアップ表示」などを指定できます。確定キーの代わりとしても使えます。
ボタンラベルはドローで定義し,AP実行時に変更できます。ボタンラベルには,文字列のほかにグラフィックを表示することもできます。
プッシュボタンのグループを表すボックスを「プッシュボタンボックス」といいます。
物理画面
実際のディスプレイ画面です。各ウィンドウは,最終的にこの物理画面に表示されます。
物理マップ
画面のオブジェクトの位置などを格納した情報ファイルです。ファイル名はマップ名にデバイスIDを付加した名前で,拡張子は.PMPです。画面の定義終了時に,論理マップとともに生成されます。
ディスプレイやプリンタの入出力データを論理マップデータに変換したり,論理マップデータを入出力データに変換したりするときにXMAP3が参照します。
フレーム
複数のオブジェクトの組み合わせを縦方向または横方向に反復して並べるためのオブジェクトです。テキスト・フィールドなどを組み合わせて表形式で並べる場合に使います。論理マップには配列として展開されます。
プレーン
フィールドボックス,リストボックス,ボタンボックスが持つ領域で,ボックス内に表示するフィールドやボタンなどを配置するための平面です。
プレーンの属性の文字サイズは,プレーン内で共通の配置単位や文字サイズとなり,中のすべてのオブジェクトに適用されます。
フィールドボックスとリストボックスでは,ボックスよりも大きいプレーンを指定できます。画面上では,ボックスサイズの範囲だけが表示され,範囲外の部分はスクロールをして表示します。
ポップアップ
入力するデータを候補(メニュー項目)の選択によって指定するオブジェクトです。また,キーボードからの入力を併用する使い方もできます。
メニュー項目をドローで定義する「固定ポップアップ」と,APから指定する「可変ポップアップ」があります。
ポップアップメニューファイル
XMAP3では,ポップアップテキストに表示するメニューデータをAP実行時にファイルとして渡せます。このファイルをポップアップメニューファイルといいます。ポップアップメニューファイルは,あらかじめ作成して用意しておく必要があります。
ポップアップメニューファイルは,メニュー項目が大量にある場合や,メニューを大分類,小分類にして表示したい場合に使用します。また,ホスト連携機能を利用する場合,PC側にポップアップメニューファイルを持つことで,ホストとPC間で転送するデータ量を減らせます。ポップアップメニューファイルは,ユティリティの「ポップアップメニューエディタ」で編集できます。

(マ行)

マッピングオプション(マッピングモード)
「マージ」,「論理マップだけ」,「物理マップだけ」の三つの指定があります。この指定は,COBOLのSEND,RECEIVE,TRANSCEIVE文を使用したときに指定するMAPPING MODE句と,COBOLのCALL文およびC言語の時に指定するマッピングインタフェース領域があります。
マージは,論理マップと物理マップをマージして,同一画面をすべて書き換えるときに指定します。ただし,同じ画面に対し,2回目以降の表示では固定部分(タイトルやけい線)は再描画しません。
論理マップだけは,一般的に2回目以降の表示で,入力した状態をそのままにして部分書き換えをするときに指定します。
物理マップだけは,メニュー表示など,物理マップだけで初期表示するときに指定します。
マップ生成
ユティリティの機能の一つです。マップ定義ファイルから,論理マップファイルと物理マップファイルを生成します。また,書式定義ファイルから書式イメージファイルと行制御データファイルを生成します。
マップ定義ファイル
ドローで定義した画面や帳票の定義情報であるソースマップを格納したファイルで,拡張子は.IMPです。
画面・帳票の定義終了時に,論理マップとともに生成されます。物理マップと論理マップは,このマップ定義ファイルを基に生成されます。
マップ展開方式
マップ生成時に出力される論理マップの数値領域の展開形を指定します。展開形式には,次に示す2種類があります。
  • リトルエンディアン用マップを展開
    Windows,Linuxの場合で,スタンドアロンまたはC/Sシステム構成のときに使用できる展開方式で論理マップを生成します。
  • ビッグエンディアン用マップを展開
    C/S(Windows,Linux以外のWSで共用)構成の場合に使用できる展開方式で論理マップを生成します。
メッセージアイコン
操作者に対して何らかの注意を促すときに表示します。メッセージアイコンは,基本的にメッセージと一緒に出力することをお勧めします。アイコンには,インフォメーション,ワーニング,クエスチョン,エラーの4種類があります。
メニュー形式
可変ポップアップテキストでポップアップメニューファイルを使用する場合,表示するポップアップメニューの形式を選択できます。メニュー形式には,標準のメニュー形式とリスト形式があり,リスト形式にはさらに「ポップアップ型」と「ダイアログ型」があります。
メニューバー
イベント(実行する処理)を候補(ボタン)の選択によって指定するオブジェクトです。イベントに対応する処理として「AP通知」や「ポップアップ表示」などを指定できます。確定キーの代わりとしても使えます。
メニューの内容はドローで定義し,APからの指定はできません。
プルダウンメニューやカスケードメニューを使って階層化でき,処理内容に応じたグループ分けができます。
モジュラスチェック
「使用目的」が「数字」の場合に,モジュラスチェックをするかどうかを指定できます。指定した場合,画面の属性ダイアログで指定するモジュラスアルゴリズム(チェック10または11)に従って,入力文字列(数字)がチェックされます。チェック条件に合った場合はAPへイベントは返しません。合わない場合はエラーになり,テキスト・フィールドからカーソル・フォーカスが移動できなくなります。
・チェック10
次のチェックをし,一致する(合格)かを判定します。
1.入力したデータの最後の1バイト(チェックデジット)・入力したデータのバイト数(入力したデータの最後の1バイトを除く)を取り出す。
2.入力したデータのバイト数の右側より2,1,2,1,...を乗数とし桁ごとに掛け算をする。
3.掛け算の結果が2桁となったものについては10で割り算し,商とあまりに分解する。
4.「2」「3」での掛け算と商およびあまりの結果をすべて加え合わせる。
5.加算の結果を10で割り算し,あまりを求める。
6.10からあまりを減算し,差を求め,この差を入力したデータの最後の1バイトと比較する。
・チェック11
次のチェックをし,一致する(合格)かを判定します。
1.入力したデータのバイト数(入力したデータの最後の1バイトを除く)を取り出す。
2.入力したデータのバイト数の右側より2,3,4,5,6,7,2,3,4,5,6,7,...の順に乗数を割り当て桁ごとに掛け算をする。
3.結果をすべて加え合わせる。
4.和を11で割り算し,あまりを求める。
5.11からあまりを減算し,差を求める。この差を入力したデータの最後の1バイトと比較する。

(ヤ行)

予約フィールド・テキスト
OLTPサーバ構成の環境で,OpenTP1が提供する予約項目を出力するオブジェクトです。
日付や時刻,論理端末名称などのデータを,あらかじめ論理マップに設定することなくAPの実行時,動的に出力できます。

(ラ行)

ラジオボタン
入力するデータを候補(ボタン)の選択によって指定するオブジェクトです。グループ内の複数のボタンから一つだけ選択できます。ラベル長や選択肢の数が少ないとき,また,「YES/NO」などの単純な選択をするときに使います。
ボタンラベルをドローで定義する「固定ラジオボタン」と,APから指定する「可変ラジオボタン」があります。
ラジオボタンのグループを表すボックスを「ラジオボタンボックス」といいます。
ラベル
画面に文字列を表示するための各種オブジェクトの総称です。
固定テキスト・フィールド,出力テキスト・フィールド,出力日付/時刻テキスト・フィールドが該当します。
リストボックス
入力するデータを候補(リスト項目)の選択によって指定するオブジェクトです。リストの内容はAPから指定します。ラベル長や選択肢が多いときに使います。必要に応じて,スクロールバーを付けられます。
リストから一つだけ項目を選べる「単一選択リストボックス」と,複数の項目を選べる「複数選択リストボックス」があります。
リトルエンディアン
バイナリ形式のデータを扱う際,メモリ上に右から左側へ1バイトずつ格納する形式です。
(000A)16を2バイトのメモリに格納した場合は,(0A00)16になります。
レイアウト領域
画面定義時に,各オブジェクトを配置する領域です。
画面では,タイトルバー,メニューバー,オペレータインジケータを除く領域です。
論理マップ
画面の可変情報を設定する出力論理マップと,画面から入力されたデータなどを設定する入力論理マップがあります。ファイルの拡張子は,COBOLの場合は.CBL,C言語の場合は.Hです。画面・帳票の定義終了時に,登録集原文として物理マップとともに生成されます。
COBOLでAPを作成する場合は,COPY文で論理マップを取り込みます。AP実行時には,APに取り込まれた論理マップのデータ領域を介して,データがやり取りされます。

(ワ行)

割込キー(Break),(Ctrl)+(Pause)
送信要求の発生をAPに通知するキーです。
割込のイベントを通知するキーです。