画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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5.3.5 可変項目の論理マップ生成規則とマッピング規則

<この項の構成>
(1) 可変項目の定義
(2) 可変項目の出力論理マップ生成規則とマッピング規則
(3) 可変項目の入力論理マップ生成規則とマッピング規則

(1) 可変項目の定義

GUI画面とGUI画面内のフィールドボックスでは,各項目の名称が次の表のように異なります。

表5-6 可変項目の名称の違い

可変項目 GUI画面 フィールドボックス
出力項目 出力テキストボックス 出力フィールド
入出力項目 入出力テキストボックス 入出力フィールド

各項目の名称は,それぞれの画面での名称に置き換えてください。

(2) 可変項目の出力論理マップ生成規則とマッピング規則

可変項目の出力論理マップ生成規則と論理マップ生成規則について説明します。

(a) 出力論理マップ生成規則

●初期値を設定しない場合
《COBOL》
COBOLの可変項目の生成規則は,使用目的によってデータ型が変わります。
  • 数字項目の場合

    [図データ]

  • 文字項目の場合

    [図データ]

  • 漢字項目の場合

    [図データ]

  • 数字編集項目の場合

    [図データ]

《C言語》
[図データ]
  • C言語使用時は,数字編集項目は指定できません。
  • 日本語では,「桁寄せ」は左寄せになります。

●初期値を指定した場合
初期値を指定した場合の論理マップ生成例は初期値を指定しないときと同じです。
(b) マッピング規則

●初期値を設定しない場合
  • APが出力項目データ名の領域に代入した内容と結果
    APが出力項目データ名
    の領域に代入した内容
    マッピング
    オプション
    結果
    すべてデータの場合 マージ,
    論理マップ
    代入されたデータを表示する。
    先頭1文字がデータ有無コード データ有無コード(1F)16を設定した場合,例として
    X'1F414234'またはX'1F1F1F'のようなデータが該当する。このとき,表示形態が「全面書換」か「一部上書」によって次のように異なる。
     全面書換の場合:何も表示しない。
     一部上書の場合:直前に表示したデータのまま表示する。
    データの後半にデータ有無コード データ有無コード(1F)16を仮定した場合,例として
    X'4142431F1F'のようなデータが該当する。この場合,「桁寄せ」の指定に従って桁寄せをし,指定した埋字を埋めて表示する。埋字と桁寄せのマッピング規則については,「5.3.9 埋字と桁寄せに関するマッピング規則(出力フィールド)」を参照のこと。
    物理マップ データを表示しない。

    (凡例)
    −:該当しない。

●初期値を指定した場合
  • APが出力項目データ名の領域に代入した内容と結果
    APが出力項目データ名
    の領域に代入した内容
    マッピング
    オプション
    結果
    先頭1文字がデータ有無コード マージ,
    論理マップ
    《先頭1文字がデータ有無コードのときの結果》を参照。
    すべてデータ 代入されたデータを表示する。
    データの後半にデータ有無コード この場合,「桁寄せ」の指定に従って桁寄せをし,指定した埋字を埋めて表示する(数字編集項目の場合は,編集文字に従って編集してから表示)。埋字と桁寄せのマッピング規則については,「5.3.9 埋字と桁寄せに関するマッピング規則(出力フィールド)」を参照のこと。
    物理マップ 《先頭1文字がデータ有無コードのときの結果》を参照。

    (凡例)
    −:該当しない。

《先頭1文字がデータ有無コードのときの結果》
初期値の内容 結果
すべて空白((20)16 項目全体を空白で表示する。
すべて0((30)16 項目全体を0で表示する。
すべてヌル((00)16 項目をヌルクリアして表示する。
繰り返し文字指定 項目全体を繰り返し文字で表示する。
初期値の長さと画面の表示長とが等しい 初期値を項目に表示する。
初期値の長さが画面の表示長より短い 定義で指定した「桁寄せ」,および埋字に従って表示する。埋字抑止を指定した場合は,左寄せで初期値を項目に表示する。
初期値の長さが画面の表示長より長い 「桁寄せ」に従って桁寄せし,余りを切り捨てて項目を表示する。

(3) 可変項目の入力論理マップ生成規則とマッピング規則

入出力フィールド・テキストを指定した場合の可変項目の入力論理マップ生成規則と論理マップ生成規則について説明します。

(a) 入力論理マップ生成規則

《COBOL》
COBOLの可変項目の生成規則は,使用目的によってデータ型が変わります。
●論理マップ可変部の集団項目化を指定した場合
  • 数字項目の場合

    [図データ]

  • 文字項目の場合

    [図データ]

  • 漢字項目の場合

    [図データ]

●論理マップ可変部の集団項目化を指定していない場合
  • 数字項目の場合

    [図データ]

  • 文字項目の場合

    [図データ]

  • 漢字項目の場合

    [図データ]

《C言語》
[図データ]
(b) マッピング規則