画面・帳票サポートシステム XMAP3 プログラミングガイド 画面編

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2.4.12 リストボックス

画面表示しているリストの中から選択させるときに使用します。表示するデータ量や選択肢の数が多いときに使用することをお勧めします。例えば,マスタファイル検索結果としての複数のデータの中からデータを選択させる場合などに適しています。表示する範囲が限られていても,スクロールバーを付けて定義した表示範囲よりも大きなリスト項目を表示できます。

リストボックスには,表示データから一つのリスト項目だけ選択できる「単一選択リストボックス」と,複数のリスト項目を選択できる「複数選択リストボックス」があります。単一選択リストボックスでリスト項目を選択する場合,フォーカスが位置づいたリスト項目を自動的に選択する方法と,フォーカスに関係なくキー操作やマウス操作などでリスト項目を選択する方法があります。どちらの方法でリスト項目を選択するかは,表示・印刷セットアップで設定します。詳細は,マニュアル「XMAP3 開発・実行ガイド」を参照してください。

リストボックスの表示属性の標準値は文字色が「黒」,「ボックス枠を付ける」,「垂直スクロールバーを付ける」です。リストボックスの表示属性の詳細については,「付録A 属性情報一覧」を参照してください。

注※
フォーカスが位置づいていない状態でリストボックスのスクロールバーをマウスでスクロールしても,リストボックスにフォーカスは移動しません。リストボックスにフォーカスを位置づけたい場合は,[Tab]キーを押すか,リスト項目をマウスでクリックしてください。
<この項の構成>
(1) 表示形式
(2) 使用目的
(3) 入出力時のAPインタフェース
(4) 表示属性の動的変更
(5) リスト項目数の動的変更

(1) 表示形式

[図データ]

(2) 使用目的

使用目的によって,入力データをチェックできます。ただし,ラベルのデータ型は,使用目的の指定と連動しません。ラベルのデータ型の「文字(XX)」は「日本語」の属性になります。使用目的と入力データの関係については,「付録A.9 表示属性の解説」の表A-8を参照してください。

(3) 入出力時のAPインタフェース

リストボックスに表示するリスト項目のラベルと通知コードはAPで指定します。リストボックスからリスト項目を選択したあとで画面が確定すると,選んだリスト項目のラベルに対応した通知コードを入力論理マップに格納します。

(4) 表示属性の動的変更

リストボックスの表示属性をAP実行時に変更できます。表示属性の動的変更については「1.5.6 表示属性の動的変更」を参照してください。

(5) リスト項目数の動的変更

リストボックスのダイアログでは,使用するリスト項目数の最大値を指定しておきます。しかし実際の表示では,リスト項目数が可変になる場合があります。上から順に項目のデータを代入し,残った項目のラベルに半角の空白(スペースコード)を代入すると,空白を代入したメニュー項目は表示されません。なお,途中の項目を詰めて表示することはできません。途中のリスト項目の空白はデータとみなされます。リスト項目数の動的変更の詳細については「6.2.32 コンボボックスの項目数の動的変更」を参照してください。なお,コンボボックスはリストボックスに置き換えてお読みください。