eurpsコマンドを実行することで,次に示す帳票の出力ができます。
- プリンタ出力
- EUR 帳票作成機能で設計した帳票ファイル,およびデータファイル(マッピングデータファイル,ユーザ定義データファイル)を読み込んでプリンタに出力できます。
- Windows環境の場合
Windows対応のプリンタ出力だけでなく,JP1と連携した仕分け印刷もできます。
- UNIX/Linux環境の場合
LIPSIII,PostScript Level2,およびESC/P対応プリンタ出力とPDLファイルへの出力ができます。
- PDF形式ファイル出力
- EUR 帳票作成機能で設計した帳票ファイル,およびデータファイル(マッピングデータファイル,ユーザ定義データファイル)を読み込んで,PDF形式ファイルに出力できます。
- PDF形式ファイル出力では,複数の帳票を一つのPDF形式ファイルに出力したり,しおりを付けたPDF形式ファイルを出力したり,PDF形式ファイルを仕分け出力したりできます。この場合は,EUR Print Service Enterpriseを使用します。
- また,PDF形式ファイルを暗号化出力したり,暗号化仕分け出力したりすることもできます。この場合は,EUR Print Service Enterpriseに,付加製品であるEUR Print Service - Cipher optionを組み合わせます。
- EUR形式ファイル出力
- EUR 帳票作成機能で設計した帳票ファイル,およびデータファイル(マッピングデータファイル,ユーザ定義データファイル)を読み込んで,EUR形式ファイルに出力できます。これによって,Webアプリケーションから帳票を表示したり,印刷したりできます。
- EUR形式ファイルを出力する場合は,EUR Print Service Enterpriseを使用します。
- CSV形式ファイル出力
- EUR 帳票作成機能で設計した帳票ファイル,およびデータファイル(マッピングデータファイル,ユーザ定義データファイル)を読み込んで,CSV形式ファイルに出力できます。
- Excel形式ファイル出力
- EUR 帳票作成機能で設計した帳票ファイル,およびデータファイル(マッピングデータファイル,ユーザ定義データファイル)を読み込んで,Excel形式ファイルに出力できます。これによって,Excelを使って帳票ファイルを2次加工できます。
なお,eurpsコマンドを実行すると,eurpsログおよびトレースファイルが出力されます。eurpsログには,実行時に発生したエラーなどが出力されます。トレースファイルはエラー時の原因調査などに使用します。eurpsコマンドは,複数のプロセスから同時に呼び出すことができます。
eurpsログについては,「8.6 eurpsログ」を参照してください。トレースファイルについては,「7.25 トレースファイル」を参照してください。
- <この節の構成>
- 3.2.1 eurpsコマンドの構文
- 3.2.2 eurpsコマンドのオプション一覧
- 3.2.3 eurpsコマンドのオプション説明
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