JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド

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4.3.2 Agentのインストール

Agentが持つ各サービスを,管理対象サーバにインストールする手順を次に示します。

注意
インストール手順に記述している「\Disk1\setup.exe」実行時のパスは,インストール時に使用するメディアによって格納先が異なります。
<Agentの格納先>
  • AgentのインストールCD-ROM(ハードウェア添付品を含む)を使用する場合
    「<CD-ROMドライブ>:」
  • Hitachi Server Navigator(ハードウェア添付品)を使用する場合
    「<DVD-ROMドライブ>:\WinSrv2008\Utility\JP1SCAGT\JP1SCAGT_01」
    上記のパスとは異なることがあります。その場合は,DVD-ROMに格納されているSupport.htmlを参照してAgentの格納先を確認してください。
  • SystemInstaller(ハードウェア添付品)を使用する場合
    「<DVD-ROMドライブ>:\COMMON\UTILITY\JP1SCAgt」
<この項の構成>
(1) 32bit Windows Server 2003,64bit Windows Server 2003,32bit Windows Server 2008,64bit Windows Server 2008,およびWindows Server 2012の場合
(2) Windows Server 2003(IPF)およびWindows Server 2008(IPF)の場合

(1) 32bit Windows Server 2003,64bit Windows Server 2003,32bit Windows Server 2008,64bit Windows Server 2008,およびWindows Server 2012の場合

(a) インストール手順(新規インストールの場合)

新規インストールの場合のインストール手順を次に示します。

  1. AgentをインストールするマシンにOSのAdministrators権限を持つユーザでログインする
  2. Agentのインストールメディアをセットする
  3. <Agentの格納先>\Disk1\setup.exe」を実行する
    表示されるダイアログボックスの指示に従ってインストールを進めます。
  4. [ユーザ情報]画面でユーザ情報を入力する
    Agentを使用するユーザの名前と会社名を指定します。デフォルトではOSに登録されているユーザ情報が表示されます。
    名前
    Agentを使用するユーザの名前を0〜18文字で指定します。
    会社名
    Agentを使用するユーザの会社名を0〜18文字で指定します。
    注※
    全角文字も半角文字も1文字として認識されます。
  5. [コンポーネントの選択]画面でインストールするサービスおよびインストールするフォルダを選択する
    Agentが提供するサービスを選択してインストールします。
    Agentの場合,デフォルトでは[エージェントサービス]が選択されています。

    [図データ]

    インストールするサービスはシステム構成や使用する機能に応じて選択してください。システム構成ごと,または使用する機能ごとに必要なサービスについては,「3. システム構成例」を参照してください。
    前提製品や前提となるJP1/ServerConductorのサービスがインストールされていないとインストールできないサービスがあります。インストール時のサービスの依存関係については,「4.2.2 サービスの依存関係」を参照してください。
    インストール先フォルダを変更したい場合は,[参照]ボタンをクリックします。
    [ディレクトリの選択]画面が表示されるので,インストール先フォルダを変更し,[OK]ボタンをクリックします。
    注意
    ・Agentをインストールするマシンに,すでにBSMがインストールされている場合は,インストール先フォルダを変更できません。
  6. [プログラムフォルダの選択]画面でAgentを登録するプログラムフォルダを指定する
    BSM,Agent,およびAdvanced Agentを同一マシンにインストールする場合,次のプログラムフォルダは選択しないでください。
    • ServerConductor\Blade Server Manager
  7. [ファイルコピーの開始]画面で,設定内容を確認し,[次へ]ボタンをクリックする
    インストールが開始されます。
    インストールの最後に,選択したサービスに応じた環境設定ユティリティが自動起動されます。
  8. インストールしたサービスの環境を設定する
    [コンポーネントの選択]画面で選択したサービスに合わせて,必要な設定をしてください。

    [図データ]

    JP1/ServerConductorの各サービスを利用するのに最低限必要な設定については,「4.5 JP1/ServerConductorの環境設定(Windowsの場合)」を参照してください。
  9. 各サービスの環境を設定したら,[OK]ボタンをクリックする
    環境設定ユティリティが終了し,[セットアップの完了]画面が表示されます。
  10. [セットアップの完了]画面で[完了]ボタンをクリックする
    マシンの再起動を促すメッセージが表示されたら,メッセージに従ってマシンを再起動してください。

なお,インストールが完了したあと,環境設定ユティリティを起動して,設定することもできます。環境設定ユティリティの起動方法については,「4.5.1 環境設定ユティリティの起動」を参照してください。また,環境設定ユティリティで設定できる項目については,「付録B 環境設定ユティリティの設定項目一覧」を参照してください。

(b) インストール手順(更新インストールの場合)

旧バージョンの情報をそのまま引き継いでAgentをバージョンアップする場合のインストール手順を次に示します。

注意
インストールしようとしているAgentよりも新しいバージョンがすでにインストールされている場合は,更新インストールは実行できません。
  1. AgentをインストールするマシンにOSのAdministrators権限を持つユーザでログインする
  2. Agentのインストールメディアをセットする
  3. <Agentの格納先>\Disk1\setup.exe」を実行する
    表示されるダイアログボックスの指示に従ってインストールを進めます。
    インストールの最後に,環境設定ユティリティが自動起動されます。
  4. インストールしたサービスの環境を設定する
    必要な設定をしてください。
    JP1/ServerConductorの各サービスを利用するのに最低限必要な設定については,「4.5 JP1/ServerConductorの環境設定(Windowsの場合)」を参照してください。
  5. 各サービスの環境を設定したら,[OK]ボタンをクリックする
    環境設定ユティリティが終了し,[セットアップ完了]画面が表示されます。
  6. [セットアップ完了]画面で[完了]ボタンをクリックする
    マシンの再起動を促すメッセージが表示されたら,メッセージに従ってマシンを再起動してください。

(2) Windows Server 2003(IPF)およびWindows Server 2008(IPF)の場合

(a) インストール手順(新規インストールの場合)

新規インストールの場合のインストール手順を次に示します。

  1. AgentをインストールするマシンにOSのAdministrators権限を持つユーザでログインする
  2. Agentのインストールメディアをセットする
  3. <Agentの格納先>\Disk1\setup.exe」を実行する
    表示されるダイアログボックスの指示に従ってインストールを進めます。
  4. [ユーザの情報]画面でユーザ情報を入力する
    Agentを使用するユーザの名前と会社名を指定します。
    デフォルトではOSに登録されているユーザ情報が表示されます。
  5. [カスタムセットアップ]画面でインストールするサービスおよびインストールするフォルダを選択する
    Agentの場合,インストールするコンポーネントおよびサービスの選択はできません。すべてインストールされます。

    [図データ]

    Agentのインストール先フォルダを変更したい場合は,[変更]ボタンをクリックします。
    [インストール先フォルダの変更]画面が表示されるので,インストール先フォルダを変更し,[OK]ボタンをクリックします。
  6. [インストール]ボタンをクリックする
    インストールが開始されます。
    インストールの最後に,環境設定ユティリティが自動起動されます。
  7. インストールしたサービスの環境を設定する
    [カスタムセットアップ]画面で選択したサービスに合わせて,必要な設定をしてください。
    JP1/ServerConductorの各サービスを利用するのに最低限必要な設定については,「4.5 JP1/ServerConductorの環境設定(Windowsの場合)」を参照してください。
  8. 各サービスの環境を設定したら,[OK]ボタンをクリックする
    環境設定ユティリティが終了し,[セットアップ完了]画面が表示されます。
  9. [セットアップ完了]画面で[完了]ボタンをクリックする
    マシンの再起動を促すメッセージが表示されたら,メッセージに従ってマシンを再起動してください。

なお,インストールが完了したあと,環境設定ユティリティを起動して,設定することもできます。環境設定ユティリティの起動方法については,「4.5.1 環境設定ユティリティの起動」を参照してください。また,環境設定ユティリティで設定できる項目については,「付録B 環境設定ユティリティの設定項目一覧」を参照してください。

(b) インストール手順(更新インストールの場合)

旧バージョンの情報をそのまま引き継いでAgentをバージョンアップする場合のインストール手順を次に示します。

注意
インストールしようとしているAgentよりも新しいバージョンがすでにインストールされている場合は,更新インストールは実行できません。
  1. AgentをインストールするマシンにOSのAdministrators権限を持つユーザでログインする
  2. Agentのインストールメディアをセットする
  3. <Agentの格納先>\Disk1\setup.exe」を実行する
  4. アップグレードするかどうか確認するメッセージで,[はい]ボタンをクリックする
    表示されるダイアログボックスの指示に従ってインストールを進めます。
  5. [次へ]ボタンをクリックする
    インストールが開始されます。
    インストールの最後に,環境設定ユティリティが自動起動されます。
  6. インストールしたサービスの環境を設定する
    必要な設定をしてください。
    JP1/ServerConductorの各サービスを利用するのに最低限必要な設定については,「4.5 JP1/ServerConductorの環境設定(Windowsの場合)」を参照してください。
  7. 各サービスの環境を設定したら,[OK]ボタンをクリックする
    環境設定ユティリティが終了し,[セットアップ完了]画面が表示されます。
  8. [セットアップ完了]画面で[完了]ボタンをクリックする
    マシンの再起動を促すメッセージが表示されたら,メッセージに従ってマシンを再起動してください。