JP1/Integrated Management - Message Optimizer
一般的に想定されるトラブルについて,対処方法を説明します。
表17-4 一般的に想定されるトラブル
項番 トラブルの内容 1 インストールできない 2 ログインできない 3 データベースの容量不足 4 データベースのセットアップエラー 5 データベースが起動できない
- <この節の構成>
- (1) インストールできない
- (2) ログインできない
- (3) データベースの容量不足
- (4) データベースのセットアップエラー
- (5) データベースが起動できない
インストールができない場合,次のことを確認してください。
- インストールユーザーがAdministrators権限を所有しているか
- インストール対象PCのインストール条件を満たしているか
インストール条件については,「4. インストールとセットアップ」を参照してください。
また,インストール時に環境変数Pathの設定に失敗というメッセージが表示された場合,次の手順で環境変数Pathの値を手動で設定してください。
- Windowsの[コントロールパネル]で[システム]をダブルクリックする。
[システムのプロパティ]ダイアログが表示されます。
- [詳細設定]タブの[環境変数]ボタンをクリックする。
[環境変数]ダイアログが表示されます。
- [システム環境変数]の中にある[Path]を選択し,[編集]ボタンをクリックする。
[システム変数の編集]ダイアログが表示されます。
- 変数値テキストボックスの最後に次の値を追加する。※
JP1/IM - MOのインストールフォルダ\bin
- 注※
- テキストボックスに途中までしか入力できない場合,既存の値の中から不要なパスを削除して,指定された値が完全に入力できるように調整してください。
- [OK]ボタンをクリックする。
それぞれのダイアログを閉じます。
ログインができない場合,次のことを確認してください。
- JP1ユーザーが正しく設定されているか
JP1/IM - MOを使用するJP1ユーザーの登録については,「4.3.5(1) JP1ユーザーの登録」を参照してください。
- JP1/IM - MOのサービスが起動しているか
JP1/IM - MOのサービスについては,「6.1 JP1/IM - MOのサービス」を参照してください。
- 古いバージョンのJP1/IM - MO Assistantを使用していないか
次に示す機能を使用している場合,09-10以前のバージョンのJP1/IM - MO Assistantからはログインできなくなります。これらの機能を使用しないで定義するか,JP1/IM - MO Assistantを09-50以降にバージョンアップしてください。
- データベースのサイズをMサイズ以上に拡張した。
- 適用先システムを4階層以上定義した。
- 32文字以上の発行元名または適用先システム名を定義した。
データベースの容量が不足している場合,次のメッセージがWindowsイベントログに出力されます。
- KFPH00211-I
- KFPH00212-I
データベースの容量が不足している場合は,データベースを再編成します。データベースの再編成を実行する手順については,「11.2.3 データベースの再編成」を参照してください。
また,データベースの容量を大きくすることもできます。データベース容量を大きくする場合については,「11.5.2 運用開始後にデータベースの容量を大きくする」を参照してください。
データベースのセットアップ中にエラーが発生した場合,再セットアップが必要になることがあります。エラーメッセージに従って対処し,必要に応じてデータベースの再セットアップを実施してください。
データベースの再セットアップを実行する手順を次に示します。
- Windowsの[コントロールパネル]で[管理ツール]から[サービス]をダブルクリックする。
[サービス]ダイアログが表示されます。
- 次のサービスを停止する。
- JP1/IM - Message Optimizerサービス
- JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービス
- 次のコマンドを実行する。
jmoedbsetup
コマンドの詳細については,「13. コマンド jmoedbsetup」を参照してください。
- 手順2で停止したサービスを起動する。
データベースが起動できない場合,障害発生前にバックアップしたJP1/IM - MOの定義情報を使用して回復する必要があります。データベースを回復するために,JP1/IM - MOの再インストールが必要になります。
JP1/IM - MOを再インストールする手順を次に示します。
- JP1/IM - MOをアンインストールする。
JP1/IM - MOをアンインストールする方法については,「4.3.4 JP1/IM - MOのアンインストール」を参照してください。
- JP1/IM - MOをインストールする。
JP1/IM - MOをインストールする方法については,「4.3.1 JP1/IM - MOの新規インストール」を参照してください。
- データベースをセットアップする。
jmoedbsetupコマンドを使用して,データベースをセットアップします。コマンドの詳細については,「13. コマンド jmoedbsetup」を参照してください。
- JP1/IM - MOの定義情報をリストアする。
jmoedbrstrコマンドを使用して,障害発生前にバックアップしたJP1/IM - MOの定義情報をリストアします。コマンドの詳細については,「13. コマンド jmoedbrstr」を参照してください。
- JP1/IM - MOを起動する。
JP1/IM - MOを起動する方法については,「6.2.1 JP1/IM - MOの起動(変換メッセージの定義をする場合)」を参照してください。
Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi Solutions, Ltd.