JP1/Integrated Management - Message Optimizer

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jmoedbsetup

機能

データベースをJP1/IM - MOで使用できる状態にセットアップします。

形式

jmoedbsetup 
     [-u [Y|y]]
     [-c {online|standby} 
      -r データベース格納領域フォルダ名(共有ディスク)] 
     [-p ポート番号]
     [-s {S|M|L|LL}]
     [-d データベース領域格納フォルダ名(ローカルディスク)]
     [-pro]
     [-msg]
 

実行権限

Administrators権限

前提条件

格納先フォルダ

JP1/IM - MOインストール先フォルダ\bin

引数

-u [Y|y]

データベースの設定内容およびJP1/IM - MOの定義情報をすべて削除して,JP1/IM - MOのデータベースを再セットアップします。すでにデータベースがセットアップされている環境で,再セットアップする場合に指定してください。

-c {online|standby}

クラスタ環境でJP1/IM - MOのデータベースをセットアップする場合に,実行系または待機系のどちらのホストでセットアップするかを指定します。

このオプションを指定する場合は,必ず-rオプションを指定してください。

このオプションを省略した場合は,非クラスタ環境のセットアップをします。

-r データベース格納領域フォルダ名(共有ディスク)

クラスタ環境で,JP1/IM - MO用のデータベース領域を作成する共有ディスク上のフォルダ名を125バイト以内の文字列(フルパス)で指定します。パスの途中に半角スペース,半角括弧が含まれる場合は「"(ダブルクォーテーションマーク)」で囲んでください。

-cオプションを指定した場合は,必ずこのオプションを指定してください。-cオプションを指定し,このオプションの指定がない場合はエラーとなります。

このオプションに指定したフォルダがない場合は,指定したフォルダが作成されます。

-p ポート番号

データベースとJP1/IM - MOの通信に使用するポート番号を指定します。

すでにセットアップされた環境で,-uオプションを指定しないでこのオプションを指定した場合,ポート番号だけが変更されます。すでに別のサービスで使用しているポート番号は指定できません。

新規セットアップ時にこのオプションを省略してコマンドを実行すると,22371が指定されます。再セットアップするときに,このオプションを省略してコマンドを実行すると,セットアップ済みのポート番号と同じ値が設定されます。

-s {S|M|L|LL}

セットアップするときに作成するデータベースの容量を「S(小規模)」,「M(中規模)」,「L(大規模)」,「LL(最大規模)」から選択します。新規セットアップ時にはデフォルトで「S」が設定されます。再セットアップするときにこのオプションを省略した場合は,データベースのサイズは変更されません。セットアップ済みのデータベースサイズより小さいサイズのデータベースへは,再セットアップしないでください。

再セットアップ時にセットアップ済みのデータベースより小さなデータベースを指定すると,確認メッセージが表示されます。ユーザーの応答が「N」または「n」であった場合は,再セットアップをしないで正常終了します。ユーザーの応答が「Y」または「y」であった場合は,再セットアップします。

-d データベース領域格納フォルダ名(ローカルディスク)

JP1/IM - MO用のデータベース領域を作成するローカルディスク上のフォルダ名を125バイト以内の文字列(フルパス)で指定します。パスの途中に半角スペース,半角括弧が含まれる場合は「"(ダブルクォーテーションマーク)」で囲んでください。ネットワークドライブ上のパスは指定できません。

新規セットアップ時にこのオプションを省略してコマンドを実行した場合,JP1/IM - MOインストール先フォルダ\db\areaが指定されます。再セットアップするときにこのオプションを省略してコマンドを実行すると,セットアップ済みのデータベース領域格納フォルダ名(ローカルディスク)が指定されます。

このオプションに指定したフォルダがない場合は,指定したフォルダが作成されます。

-cオプションを指定していない場合は,このオプションで指定したフォルダ以下にJP1/IM - MO用の作業表領域および定義情報格納領域が作成されます。

-cオプションを指定した場合は,このオプションで指定したフォルダ以下にJP1/IM - MO用の作業表領域だけが作成されます。

JP1/IM - MOインストール先フォルダのパスの長さが118バイト以上の場合,JP1/IM - MOインストールフォルダ以下にデータベース領域格納フォルダは作成されません。このオプションでJP1/IM - MOインストール先フォルダ以外のパスをフルパスで指定してください。

-pro

ログファイルトラップのイベントソースの識別子に,オブジェクト名に加えてプログラム名も使用する場合に指定します。このオプションの指定は任意です。省略した場合オブジェクト名だけがイベントソースの識別子になります。このオプションを使用するためには,JP1/Baseのログファイルトラップ起動時に-pオプションで「ログデータ出力元プログラム名」を指定する必要があります。指定方法については,「4.4.2 イベントソースにプログラム名を指定する場合のセットアップ手順」を参照してください。

すでにセットアップされた環境で,イベントソースの識別子にプログラム名も使用する設定だけを追加したい場合は,-uオプションを指定しないでコマンドを実行してください。プログラム名の指定が有効になっている環境でこのオプションを指定するとエラーになります。

クラスタ環境でJP1/IM - MOのデータベースをセットアップする場合は,実行系でセットアップするときだけこのオプションを指定してください。

このオプションを指定してコマンドを実行すると,ユーザーの応答を確認するメッセージが表示されます。「Y」または「y」を指定するとプログラム名の指定が有効になります。「N」または「n」を指定すると,プログラム名を指定しないでコマンドを終了します。

-msg

追加メッセージ識別子を指定する場合にこのオプションを指定します。追加メッセージ識別子を指定する必要がない場合は省略してください。

すでにデータベースがセットアップされている環境で,追加メッセージ識別子だけを追加したい場合は,-uオプションを指定しないでコマンドを実行してください。

このオプションを指定してコマンドを実行すると,ユーザーの応答を確認するメッセージが表示されます。「Y」または「y」を指定すると追加メッセージ識別子が有効になります。「N」または「n」を指定すると,追加メッセージ識別子を指定しないでコマンドを終了します。

戻り値

0 正常終了
4
  • セットアップされている環境で-uオプション,-pオプション,-proオプション,-msgオプションのどれも指定しないでコマンドが実行された
  • ログファイルトラップのイベントソースのプログラム名指定がすでに有効になっている環境で,-proオプションだけを指定してコマンドが実行された
  • 追加メッセージ識別子指定がすでに有効になっている環境で,-msgオプションだけを指定してコマンドが実行された
16 Administrators権限を持たないユーザーによって実行された
17 引数の指定に誤りがある
18
  • コマンドを多重実行した
  • ほかのデータベースメンテナンスコマンド実行中にこのコマンドが実行された
21 JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービスおよび,JP1/IM - Message Optimizerサービスが起動済みの状態でこのコマンドが実行された
22 JP1/IM - Message Optimizer Databaseサービスが起動していない状態でこのコマンドが実行された
32
  • -dオプション,-rオプションの値に,126バイト以上の文字列が指定された
  • -dオプション,-rオプションの値に,存在しないドライブ以下のパスが指定された
  • -dオプションの値に,ローカルディスク配下以外のパスが指定された
  • JP1/IM - MOが118バイト以上のパスにインストールされていて,-dオプションの指定がない
  • JP1/IM - MOが-dオプションの使用禁止文字を含むパスにインストールされていて,-dオプションの指定がない
  • -dオプション,-rオプションの値に使用禁止文字が指定された
  • -dオプション,-rオプションの値に指定したパスにアクセス権がない
  • -dオプション,-rオプションの値がフルパスではない
  • -rオプションの値に,共有ディスクとして使用できないドライブ配下のパスが指定された
33 -pオプションの値に,servicesファイルに登録されているポート番号が指定された
34 再セットアップ時のデータベース格納領域フォルダ名またはポート番号に誤りがある
64
  • データベースでエラーが発生した
  • テンプレート作成時にエラーが発生した
128 -dオプション,-rオプションで指定したドライブの空き容量が不足した
255 その他のエラーが発生した

注意事項

使用例1

インストール直後にセットアップします。

 
jmoedbsetup

使用例2

セットアップ済みの環境で,確認メッセージを表示しないで再セットアップします。

 
jmoedbsetup -u Y

使用例3

セットアップ済みの環境でポート番号を22201に変更します。

 
jmoedbsetup -p 22201

使用例4

C:\IMMODataフォルダ以下にJP1/IM - MO用データ格納領域を作成します。

 
jmoedbsetup -d C:\IMMOData

使用例5

クラスタ実行系で共有フォルダZ:\IMMOData以下にJP1/IM - MO用データ格納領域を作成します。

 
jmoedbsetup -c online -r Z:\IMMOData -d C:\IMMOData

使用例6

クラスタ待機系で共有フォルダZ:\IMMOData以下にJP1/IM - MO用データ格納領域を作成します。

 
jmoedbsetup -c standby -r Z:\IMMOData -d C:\IMMOData

使用例7

セットアップ済みの環境でログファイルトラップのイベントソースのプログラム名指定を有効にする。

jmoedbsetup -pro
 

使用例8

セットアップ済みのデータベースに対して追加メッセージ識別子指定を有効にする。

 
jmoedbsetup -msg
 

使用例9

C:\IMMODataにLサイズ(大規模システム向け)のデータベースを作成する場合

 
jmoedbsetup -s L -d C:\IMMOData
 

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