Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
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このコマンドは,組織グループファイル及び特権ユーザ一覧ファイルの登録又はチェックを実行するコマンドです。SCHogimpコマンドでサポートする機能を次に示します。
- 規定のフォーマットで作成された入力ファイルを基に,組織グループによるセキュリティを設定します。
- SCHogimpコマンドの実行完了後,補正後の組織グループファイルと特権ユーザ一覧ファイルが,次のディレクトリに格納されます。
<インストールディレクトリ>\log\SCHogimp
この時点で,組織グループファイルに指定した組織グループが有効となり,特権ユーザ一覧ファイルに指定したユーザが特権ユーザとなります。
SCHogimpコマンドでサポートしている機能を表に示します。なお,ユーザID・組織IDの存在チェックは実施しません。
表11-17 SCHogimpでサポートしている機能
| 項番 |
サポートする機能 |
| 1 |
文字列チェック |
| 2 |
長さチェック |
| 3 |
フォーマットチェック |
| 4 |
ユーザID,組織IDの重複チェック |
| 5 |
組織グループのアクセス権を補正します。ファイルの先頭から見て各組織グループ名が最初に登場するレコードのアクセス権の値で,それ以降の同じ組織グループのレコードを補正します。 |
SCHogimpコマンドの実行手順は,初回と運用時とで異なります。詳細は「8.6.5 作業手順」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) SCHogimp実行時の注意点
- (2) コマンドの書式
- (3) 引数
- (4) コマンドパス
- (5) リターンコード
- (6) 注意
(1) SCHogimp実行時の注意点
- ORGGROUP.tblの中間ファイルの作成
ファイル登録時に,ORGGROUP.tblファイルのアクセス権の指定を補正した中間ファイルが「etc_db」ディレクトリに作成されます。ファイル登録時には,中間ファイルをORGGROUP.tblに名前を変えて登録します。
組織グループファイルの中間ファイル名:ORGGROUP.tmp
- ファイル及びディレクトリのアクセス権について
第2引数及び第3引数で指定したファイル及びディレクトリに読み書きができるアクセス権を設定してください。
- ログファイルにメッセージを書き込めない場合について
引数に指定したログファイルに書き込みができない場合,またログファイルのクローズに失敗した場合は,障害調査用のログファイルSCHogimp.logにログファイルに書き込めない旨メッセージを出力します。
障害調査用ログファイルSCHogimp.logに書き込みができない場合には,標準出力に障害調査用のログファイルSCHogimp.logに書き込めない旨メッセージを出力します。
(2) コマンドの書式
SCHogimp.exe {/i|/c} filename [logfilename]
- 第1引数
次のオプションを指定します。
/i:第2引数で指定したファイルをチェックし,問題なければシステムに登録します。
/c:第2引数で指定したファイルのチェックだけを実行します。
- 第2引数
filename:組織グループファイルの任意のパス,又は特権ユーザ一覧ファイルの任意のパスを指定します。ファイル名の大文字・小文字は区別しません。ファイルパスは最大128バイトです。ファイルの文字コードはShift-JISです。
「<インストールディレクトリ>\log\SCHogimp」を指定しないでください。指定した場合,ファイルの登録処理に失敗することがあります。
- 第3引数
logfilename:ログファイル名(省略可)
メッセージの出力先に指定したいファイル名をフルパスで指定します。指定できるファイルパスは最大128バイトです(ログファイルには,フルパスで128バイト以内のディレクトリのファイルだけ指定できます)。
通常は標準出力にメッセージを出力しますが,logfilenameを指定した場合,logfilenameで指定したファイルにメッセージが出力されます。既に同じファイルが存在する場合は既存のファイルを上書きします。ファイル名にコマンド実行ディレクトリ上の「SCHogimp.log」を指定した場合,エラーとなります。
(4) コマンドパス
<インストールディレクトリ>\bin\SCHogimp.exe
デフォルトは,C:\Groupmax\apposv\bin\SCHogimp.exe
(5) リターンコード
0:正常終了
1:異常終了(リターンコード2・3以外のエラー)
2:異常終了(引数エラー)
3:異常終了(第2引数に指定したファイルのフォーマットに誤りがある場合(ファイルが0バイトの場合を含む))
- 登録済みの組織グループをデータベースから削除する場合は,削除したい組織グループを含まない組織グループファイルを指定してSCHogimpコマンドを実行してください。
- 登録済みの特権ユーザIDは,次の操作によってデータベースから削除されます。
- 登録したユーザIDを含まない特権ユーザ一覧ファイルを指定してSCHogimpコマンドを実行する。
- Address Serverから登録したユーザIDのユーザを削除し,不要スケジュール削除コマンド(SFdelsch.bat)を実行する。
- SCHogimpコマンドの第1引数に/iオプションを指定し,第2引数にユーザIDが重複している特権ユーザ一覧ファイルを指定して実行した場合,メッセージKDAE01004-Eが出力されてコマンドは終了します。
- このコマンドは実行時にトレース情報を出力します。トレース情報については「付録E.3 コマンド実行時に出力されるトレース情報」を参照してください。
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