Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
DBモードの場合,一部のコマンドを実行するとトレース情報が出力されます。トレース情報を出力するコマンドについては,「11.1 コマンド一覧」を参照してください。
コマンドの実行及び実行終了の情報や,データベースアクセスの情報をトレースファイルへ出力します。
トレース出力情報は,次の2ファイルに同じ値を設定してください。
プロパティファイルの設定情報を次に示します。項目はどれも省略できます。
表E-2 プロパティファイルの設定情報
| 項番 | キー名 | 内容 | デフォルト値 |
|---|---|---|---|
| 1 | sch_sv_logFileSize | ログファイル一つあたりのサイズを4,096〜2,147,483,647バイトの範囲で指定します。 これ以外の値を指定した場合や,値を省略した場合は,デフォルト値が適用されます。 |
10485760 |
| 2 | sch_sv_logFileNum | ログ面数を1〜16面の範囲で指定します。 これ以外の値を指定した場合や,値を省略した場合は,デフォルト値が適用されます。 |
16 |
| 3 | sch_sv_logLevel | ログ出力レベルを次のどれかで指定します。
|
20 |
プロパティファイルの指定規則は次のとおりです。
プロパティファイルの指定例を次に示します。
#All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, Hitachi, Ltd. #Licensed Material of Hitachi, Ltd. #Reproduction, use, modification or disclosure otherwise than #permitted in the License Agreement is strictly prohibited. ###### Common Setting ###### sch_sv_logFileSize = 10485760 sch_sv_logFileNum = 16 sch_sv_logLevel = 20 |
トレースファイルに出力される項目と出力順は次のとおりです。出力されるメッセージについては,「13. トラブルシューティング」を参照してください。
表E-3 トレースファイルに出力される項目と出力順
| 出力順 | 出力項目 | 出力形式 |
|---|---|---|
| 1 | トレースレコードの通番 | 4桁 |
| 2 | トレースの取得日付 | YYYY/MM/DD |
| 3 | トレースの取得時刻 | hh:mm:ss.sss |
| 4 | アプリケーション識別子 | "SCH-"+"コマンド名" |
| 5 | プロセスID | 8桁の英数字(16進数) |
| 6 | スレッドID | 8桁の英数字(16進数) |
| 7 | メッセージID | メッセージID |
| 8 | イベント種別 | トレース出力の契機となるイベント種別を次の英字で出力します。
|
| 9 | メッセージ | トレース情報(0〜4,096バイト)。例外発生時はエラーメッセージテキストを出力します。 1レコードの最大は2000文字です。2000文字を超える場合は,複数行に分割して出力します。 |
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