JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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6.2.5 操作履歴の取得の設定

操作履歴を取得するイベントを設定します。操作履歴を取得する場合は必ず設定してください。

図6-10 [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(操作履歴の取得の設定)

[図データ]

<この項の構成>
(1) 操作履歴を取得する
(2) [フィルタリングの設定]ボタン
(3) 取得する操作履歴の設定時の注意事項

(1) 操作履歴を取得する

操作履歴を取得する場合にチェックボックスをオンにしてください。デフォルトはオフです。

操作履歴を取得する場合は,取得するイベントを次の項目から選択します。必ず一つ以上の項目を選択してください。デフォルトではどの項目も選択されていません。

Webアクセス,印刷操作,外部メディア操作,およびデバイス操作の履歴を取得する場合は,それぞれ別の画面で設定します。各設定画面に関する説明の参照先を次に示します。

(2) [フィルタリングの設定]ボタン

[フィルタリングの設定]ダイアログボックスを表示します。

[フィルタリングの設定]ダイアログボックスでは,特定のアカウントによる操作履歴を取得しないように設定したり,特定の拡張子を持つファイルの操作履歴だけを取得するように設定したりといった,取得する操作履歴のフィルタリングを設定できます。操作履歴の取得時に,[フィルタリングの設定]ダイアログボックスで設定した条件が複数適合する場合,取得しないように設定した条件が優先されます。

なお,[フィルタリングの設定]ボタンは,フィルタリングを設定できる操作のチェックボックスをオンにした場合に活性化します。デフォルトは非活性です。

(a) [実行アカウント]パネル

[実行アカウント]パネルでは,操作履歴の取得対象となるアカウントを設定できます。

このパネルでの設定が有効になるのは,次の操作履歴を取得する場合だけです。

以下の実行アカウント以外を取得する
リストボックスに登録されているアカウント以外のアカウントの操作履歴を取得するようになります。デフォルトで設定されています。
以下の実行アカウントのみ取得する
リストボックスに登録されているアカウントだけの操作履歴を取得するようになります。

リストボックスには,登録されたアカウントが表示されます。登録できるアカウントは100個までです。

[追加]ボタン
[入力項目]ダイアログボックスが表示され,リストボックスに登録するアカウントを直接入力できます。アカウントは,20文字以内の半角英数字で指定します。ただし,次に示す記号は使用できません。
「*」「"」「+」「,」「:」「;」「<」「=」「>」「?」「[」「\」「]」「|」
アカウント名を「/」(スラッシュ)で区切って入力すると,一度に複数のアカウントを登録できます。
[参照]ボタン
ユーザアカウントを参照するダイアログボックスが表示され,アカウントを選択して登録できます。
[削除]ボタン
リストボックスから,選択したアカウントを削除します。
(b) [プロセス]パネル

[プロセス]パネルでは,操作履歴の取得対象となるプロセス(プログラム)を設定できます。

このパネルでの設定が有効になるのは,次の操作履歴を取得する場合だけです。

以下のプロセス以外を取得する
リストボックスに登録されているプロセス以外のプロセスの操作履歴を取得するようになります。
デフォルトで設定されています。
以下のプロセスのみ取得する
リストボックスに登録されているプロセスだけの操作履歴を取得するようになります。

リストボックスには,登録されたプロセスが表示されます。登録できるプロセスは100個までです。

[追加]ボタン
[入力項目]ダイアログボックスが表示され,登録するプロセスを直接入力できます。プロセスは,半角255文字(全角127文字)以内で指定します。ただし,次に示す記号は使用できません。
「\」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」
プロセス名を「/」(スラッシュ)で区切って入力すると,一度に複数のプロセスを登録できます。
[参照]ボタン
ファイルを参照するダイアログボックスが表示され,プロセスを選択して登録できます。
[削除]ボタン
リストボックスから,選択したプロセスを削除します。
(c) [拡張子]パネル

[拡張子]パネルでは,操作履歴の取得対象となる拡張子を設定できます。

このパネルでの設定が有効になるのは,「ファイル操作」の操作履歴を取得する場合だけです。

図6-13 [拡張子]パネル

[図データ]

以下の拡張子以外を取得する
リストボックスに登録されている拡張子以外の拡張子を持つファイルの操作履歴を取得します。デフォルトで設定されています。
以下の拡張子のみ取得する
リストボックスに登録されている拡張子を持つファイルだけの操作履歴を取得します。

リストボックスには,登録された拡張子が表示されます。登録できる拡張子は100個までです。

[追加]ボタン
[入力項目]ダイアログボックスが表示され,登録する拡張子を直接入力できます。拡張子は,半角250文字以内で指定します。ただし,次に示す記号およびスペースは使用できません。
「\」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」「.」
拡張子を「/」(スラッシュ)で区切って入力すると,一度に複数の拡張子を登録できます。
[参照]ボタン
ファイルを参照するダイアログボックスが表示されます。ファイルを選択すると,選択したファイルの拡張子が登録されます。
[削除]ボタン
リストボックスから,選択した拡張子を削除します。

(3) 取得する操作履歴の設定時の注意事項