JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
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クライアントから配布管理システムへの,抑止履歴および操作履歴のアップロードに関する設定をします。
図6-9 [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(稼働監視結果のアップロードの設定)
![[図データ]](FIGURE/ALT0140.GIF)
- 結果情報を通知する
- クライアントから配布管理システムへ抑止履歴および操作履歴を通知させる場合に,チェックボックスをオンにしてください。デフォルトは,チェックボックスがオンです。
- 抑止履歴および操作履歴を通知する場合,1日以上の間隔で時間帯を指定して通知するか,1日未満の一定間隔で通知するかを選択できます。デフォルトでは時間帯を指定して通知します。また,クライアントで抑止対象のイベントが発生したときに,その抑止履歴を即時に通知するかどうかを選択できます。
- 時間帯指定によるアップロード
- 1日以上の間隔で,時間帯を指定して履歴を通知したい場合に選択してください。通知を開始する時間の幅を指定できるため,多数のクライアントが同時に通知してネットワークやコンピュータに負荷が掛かることを避けたい場合に便利です。
- 結果通知時間
履歴を通知する時間帯を指定します。デフォルトは12:00〜13:00で,12:00から13:00までのランダムなタイミングで履歴を通知します。
- 結果通知間隔
履歴を通知する間隔を1〜60日で指定します。デフォルトは1です。
- 一定間隔でアップロード
- 1日未満の間隔で履歴を通知したい場合に選択してください。
- 結果通知間隔
履歴を通知する間隔を指定します。デフォルトは1時間0分で,稼働監視ポリシーが適用されてから1時間おきに履歴を通知します。
仮想化環境の場合,ログインユーザ数に関係なく2時間を推奨します。
- 抑止イベントを即時通知する
- ソフトウェアの起動を抑止する場合,デバイスの操作を抑止する場合,および印刷操作を抑止する場合に有効です。
- 次の場合にチェックボックスをオンにしてください。
- ソフトウェアの起動が抑止されたタイミングで抑止履歴を通知したい場合
- デバイスへのアクセスが抑止されたタイミングでアラートとしてJP1イベントを発行したい場合
- ソフトウェアの起動が抑止されたタイミングでアラートとしてJP1イベントを発行したい場合
- 印刷操作が抑止されたタイミングでアラートとしてJP1イベントを発行したい場合
- <この項の構成>
- (1) 稼働監視結果のバックアップ機能
障害などによって,稼働監視結果(抑止履歴や操作履歴)がクライアントから配布管理システムへアップロードされない場合,稼働監視結果はクライアントのアップロード用のファイルに蓄積されます。このとき,アップロード用のファイルが2ギガバイトを超えていると,バックアップファイルが作成されます。再度アップロードに失敗すると,さらにバックアップファイルが作成されます。
バックアップファイルは,JP1/NETM/DM Clientのインストール先ディレクトリ\Client\Monitor\Work\Backupに作成されます。作成されるバックアップファイルを次に示します。
- TR100001_YYYYMMDDhhmmss※
稼働時間の履歴がバックアップされます。出力項目は,netmdm_monitoring_workresultテーブルと同じです。
netmdm_monitoring_workresultテーブルについては,マニュアル「導入・設計ガイド」の「付録C.49 netmdm_monitoring_workresult」を参照してください。
- TR100002_YYYYMMDDhhmmss※
起動抑止の履歴がバックアップされます。出力項目は,netmdm_monitoring_resultテーブルと同じです。
netmdm_monitoring_resultテーブルについては,マニュアル「導入・設計ガイド」の「付録C.44 netmdm_monitoring_result」を参照してください。
- TR100003_YYYYMMDDhhmmss※
「TR100001_YYYYMMDDhhmmss」および「TR100002_YYYYMMDDhhmmss」以外の操作履歴がバックアップされます。出力項目は,netmdm_monitoring_securityテーブルと同じです。
netmdm_monitoring_securityテーブルについては,マニュアル「導入・設計ガイド」の「付録C.45 netmdm_monitoring_security」を参照してください。
注※ YYYYMMDDhhmmssは,バックアップファイルの作成日時です。
作成されたバックアップファイルは,dmTRUtil.exeコマンドでCSV形式ファイルに出力し,参照できます。なお,このコマンドを実行する前に,バックアップファイルをクライアントから配布管理システムに移動してください。
- 注意事項
- 次に示す列の値は,マネージャが各操作履歴に付与している情報のため,バックアップファイルには存在しません。そのため,配布管理システムに移動する際は,ホスト名やIPアドレスの名称のフォルダに格納するなど,どのマシンのバックアップファイルであるかがわかるようにしてください。
・dm_nodename
・dm_hostname
・dm_ipaddress
- バックアップファイルが6ギガバイトを超えた場合,ファイル名に関係なく作成日時の古いファイルから削除されます。1か月以上アップロードできない場合や,配布管理システムで一定期間の稼働情報がない場合は,バックアップファイルに残っている可能性があります。このような場合は,バックアップファイルを確認してください。
- バックアップファイル名を変更しないでください。バックアップファイル名を変更すると,dmTRUtil.exeコマンドでCSV形式ファイルに出力できなくなります。
dmTRUtil.exeコマンドについて説明します。このコマンドは,JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\BIN下に格納されています。
- 機能
- 稼働監視結果のバックアップファイルをCSV形式ファイルに出力します。
- 形式
- dmTRUTil.exe -f 稼働監視結果のバックアップファイル名
- -o 出力ファイル名
- 引数
- -f
稼働監視結果のバックアップファイルをフルパスまたは相対パスで指定します。
- -o
CSV形式で出力するファイルをフルパスまたは相対パスで指定します。
- リターンコード
- dmTRUtil.exeコマンド実行時のリターンコードを次の表に示します。
コード |
内容 |
0 |
正常終了した。 |
1 |
引数エラー。 |
2 |
稼働監視結果のバックアップファイルの内容に不正がある。 |
3 |
CSV形式ファイルの出力エラー(アクセス権不足など)。 |
32 |
内部エラー。 |
- 注意事項
- 稼働監視結果のバックアップファイルは,3ファイルあります。それぞれのファイルに対してコマンドを実行し,CSV形式ファイルを出力してください。
- CSV形式ファイルの出力例
- CSV形式ファイルの出力例を次に示します。
File Name:稼働監視結果のバックアップファイル名
DB Table Name:テーブル名
"列名1","列名2",・・・
"値1","値2",・・・
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