JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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6.2.11 デバイス操作のログ取得および抑止の設定

デバイス操作の履歴を取得するかどうか,およびデバイス操作を抑止するかどうかを設定します。デフォルトでは,すべてのチェックボックスがオフになっています。ここでの設定は,バージョンが09-12以降のクライアントを対象にしています。

設定が終わったら[完了]ボタンをクリックしてください。稼働監視ポリシーが作成されます。

図6-25 [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(デバイス操作のログ取得および抑止の設定)

[図データ]

[設定]ボタン
各デバイスに対しての制御内容を設定します。設定方法については「(1) デバイスの制御設定」を参照してください。
[除外条件]ボタン
抑止対象から除外するデバイスの条件を設定します。[デバイス種別の制御設定]ダイアログボックスの「使用を抑止する」チェックボックスがオンの場合に設定が有効になります。抑止対象から除外できるデバイスはUSBストレージデバイス,Bluetoothデバイス,およびイメージングデバイスです。除外条件の設定方法については,「(2) 除外条件の設定」を参照してください。
書き込みを抑止する
デバイス種別の制御設定]ダイアログボックスの「使用を抑止する」チェックボックスがオフ,または除外条件の設定で使用が許可されている次のデバイスに対して書き込みを抑止します。
  • USBストレージデバイス
  • 内蔵CD/DVDドライブ
  • 内蔵FDドライブ
  • IEEE1394接続デバイス
  • 内蔵SDカード
Bluetoothデバイスおよびイメージングデバイスに対しては書き込みを抑止できません。
<この項の構成>
(1) デバイスの制御設定
(2) 除外条件の設定
(3) 除外条件設定用のCSV形式ファイル
(4) 除外条件の設定時の注意事項

(1) デバイスの制御設定

各デバイスの制御内容は,デバイス種別の制御設定]ダイアログボックスで設定します。[デバイス種別の制御設定]ダイアログボックスは,[ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(デバイス操作のログ取得および抑止の設定)で,各デバイスに対応する[設定]ボタンをクリックと表示されます。

デバイス種別の制御設定]ダイアログボックスでの設定が終わったら[OK]ボタンをクリックしてください。

USBストレージデバイスに対応する[設定]ボタンをクリックした場合に表示される,[USBストレージデバイスの制御設定]ダイアログボックスを次に示します。

図6-26 [USBストレージデバイスの制御設定]ダイアログボックス

[図データ]

接続履歴を取得する
デバイスの接続履歴を取得します。
切断履歴を取得する
デバイスの切断(取り外し)履歴を取得します。
使用を抑止する
デバイスの使用を抑止します。
抑止履歴を取得する
デバイスの抑止履歴を取得します。「使用を抑止する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
許可履歴を取得する
USBストレージデバイス,Bluetoothデバイス,またはイメージングデバイスの許可履歴を取得します。次に示すダイアログボックスで「使用を抑止する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
  • [USBストレージデバイスの制御設定]ダイアログボックス
  • [Bluetoothデバイスの制御設定]ダイアログボックス
  • [イメージングデバイスの制御設定]ダイアログボックス
アラートする
操作が抑止されているデバイスがクライアントPCに接続された場合,JP1イベントとしてアラートを通知します。「使用を抑止する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
抑止メッセージを表示する
操作が抑止されているデバイスがクライアントPCに接続されたことを示すメッセージをクライアントPCに表示します。「使用を抑止する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
メッセージ
操作が抑止されているデバイスがクライアントPCに接続された場合に,クライアントPCに表示するメッセージを設定します。「使用を抑止する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
[初期メッセージに戻す]ボタン
設定したメッセージを初期メッセージに戻します。「メッセージ」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
[削除]ボタン
設定したメッセージを削除します。

(2) 除外条件の設定

抑止対象から除外するデバイスの条件は,[除外条件の設定]ダイアログボックスで設定します。[除外条件の設定]ダイアログボックスは,[ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(デバイス操作のログ取得および抑止の設定)の[除外条件]ボタンをクリックすると表示されます。

除外条件を設定できるデバイスは,USBストレージデバイス,Bluetoothデバイス,およびイメージングデバイスです。[除外条件の設定]ダイアログボックスでは,次のどれかの方法で除外対象のデバイスの情報(接続名またはデバイスインスタンスID)を読み込んで除外条件として設定します。

なお,デバイスを配布管理システムに接続すると,確認ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスは,デバイスから読み込んだ情報を[除外条件の設定]ダイアログボックスに反映してよいか確認するもので,読み込んだ情報を除外条件として設定するものではありません。

[除外条件の設定]ダイアログボックスでの設定が終わったら[完了]ボタンをクリックしてください。

図6-27 [除外条件の設定]ダイアログボックス

[図データ]

除外条件を次に示すデバイス種別のタブごとに設定します。

接続名での条件を登録する
デバイスを配布管理システムに接続して読み込んだ情報,または入力した情報のうち,「接続名」で除外条件を設定するときに選択します。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されています。
このラジオボタンを選択して[追加]ボタンをクリックすると,「接続名」に表示されているすべての項目が「設定済み条件」に表示されます。なお,比較条件としては,「完全一致」が設定されます。
接続名
接続を検知したデバイスの接続名が表示されます。また,接続名を編集することもできます。
種別デバイスインスタンスIDでの条件を登録する
デバイスを配布管理システムに接続して読み込んだ情報,または入力した情報のうち,種別デバイスインスタンスIDで除外条件を設定するときに選択します。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されていません。
このラジオボタンを選択してから比較条件を選択し,[追加]ボタンをクリックすると,「デバイスインスタンスID」に表示されているすべての項目が「設定済み条件」に表示されます。
デバイスインスタンスID
接続を検知したデバイスの種別デバイスインスタンスIDが表示されます。また,表示されたデバイスインスタンスIDを編集することもできます。
コントローラデバイスインスタンスIDでの条件を登録する
デバイスを配布管理システムに接続して読み込んだ情報,または入力した情報のうち,コントローラデバイスインスタンスIDで除外条件を設定するときに選択します。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されていません。
このラジオボタンを選択してから比較条件を選択し,[追加]ボタンをクリックすると,「デバイスインスタンスID」に表示されているすべての項目が「設定済み条件」に表示されます。
デバイスインスタンスID
接続を検知したデバイスのコントローラデバイスインスタンスIDが表示されます。また,表示されたデバイスインスタンスIDを編集することもできます。
デバイスインスタンスIDの比較方法を選択します
「種別デバイスインスタンスID」または「コントローラデバイスインスタンスID」で除外条件を設定する場合,設定する条件文字列と対象のデバイスとの比較方法を選択します。選択できる項目を次に示します。
  • 完全一致
    完全に一致する除外条件を設定したい場合,このラジオボタンを選択します。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されています。
  • 前方一致
    冒頭部分が一致する除外条件を設定したい場合,このラジオボタンを選択します。デフォルトでは,選択されていません。
  • 後方一致
    末尾部分が一致する除外条件を設定したい場合,このラジオボタンを選択します。デフォルトでは,選択されていません。
  • 中間一致
    中間部分が一致する除外条件を設定したい場合,このラジオボタンを選択します。デフォルトでは,選択されていません。
  • 前方一致AND
    設定済みの「後方一致」の除外条件に「前方一致」の除外条件を追加し,「前方&後方一致」に変更する場合,このラジオボタンを選択します。「設定済み条件」で,「後方一致」の除外条件を選択した場合に活性化されます。デフォルトでは,選択されていません。
    「前方&後方一致」の除外条件を設定する手順については,「(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法」を参照してください。
  • AND後方一致
    設定済みの「前方一致」の除外条件に「後方一致」の除外条件を追加し,「前方&後方一致」に変更する場合,このラジオボタンを選択します。「設定済み条件」で,「前方一致」の除外条件を選択した場合に活性化されます。デフォルトでは,選択されていません。
    「前方&後方一致」の除外条件を設定する手順については,「(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法」を参照してください。
なお,設定済みの「前方&後方一致」を選択した場合,デバイスインスタンスIDの比較方法のラジオボタンはすべて非活性になります。
コメント
コメントを64バイト以内で入力できます。
[追加]ボタン
このボタンをクリックすると,画面の左側で設定した除外条件が「設定済み条件」に追加されます。
また,デバイスインスタンスIDで除外条件を設定した場合,設定済みの「前方一致」または「後方一致」の除外条件を利用して「前方&後方一致」の除外条件を追加できます。「前方&後方一致」の除外条件を設定する手順については,「(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法」を参照してください。
[変更]ボタン
「設定済み条件」に表示されている条件を選択すると,選択した条件の内容が,画面の左側にそれぞれ表示されます。このとき,すでに画面の左側に表示されていた情報は削除され,選択した条件の内容が表示されます。
条件を変更したあとに,このボタンをクリックすると「設定済み条件」に変更が反映されます。
また,デバイスインスタンスIDで除外条件を設定した場合,設定済みの「前方一致」または「後方一致」の除外条件を「前方&後方一致」に変更できます。「前方&後方一致」の除外条件を設定する手順については,「(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法」を参照してください。
設定済み条件
次に示す,除外対象として設定したデバイスの情報が表示されます。
種別
次のどれかが表示されます。
  • 接続名
  • 種別デバイスID
  • コントローラデバイスID
比較条件
次のどれかが表示されます。
  • 完全一致
  • 前方一致
  • 後方一致
  • 中間一致
  • 前方&後方一致
除外条件
除外条件として設定した文字列が表示されます。ただし,比較条件が「前方&後方一致」の場合は,次のように表示されます。
前方条件 NETM_AND 後方条件
コメント
コメントが表示されます。
[ファイルから追加]ボタン
除外条件設定用のCSV形式ファイルを使用して除外条件を追加する場合に使用します。このボタンをクリックすると,[ファイル入力]ダイアログボックスが表示されます。[ファイル入力]ダイアログボックスの詳細については,「(b) 除外条件設定用のCSV形式ファイルから条件を追加する」を参照してください。
[ファイルに保存]ボタン
「設定済み条件」に表示されている条件をCSV形式ファイルに出力する場合に使用します。このボタンをクリックすると,[ファイル保存]ダイアログボックスが表示されます。[ファイル保存]ダイアログボックスの詳細については,「(c) 除外条件設定用のCSV形式ファイルを出力する」を参照してください。
[削除]ボタン
「設定済み条件」に表示されている条件を選択してこのボタンをクリックすると,選択した条件が削除されます。同時に複数の条件を選択して削除することもできます。
(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法

「前方&後方一致」は,デバイスインスタンスIDがある条件と前方一致し,さらに別の条件と後方一致する場合に除外対象とする比較条件です。前方一致する条件が「aaa」で,後方一致する条件が「zzz」の場合,除外対象となるデバイスインスタンスIDの例を次に示します。

aaaUSBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_USB_FLASH_DISK&REV_4.70\0741BB312E000B13zzz

種別デバイスインスタンスIDまたはコントローラデバイスインスタンスIDで,「前方一致」の除外条件を「前方&後方一致」に変更する手順について説明します。

  1. 「前方一致」の除外条件を設定する。
    画面左側に表示されたデバイスインスタンスIDを設定する条件文字列に変更し,比較条件に「前方一致」を選択します。そのあと,[追加]ボタンをクリックして,「前方一致」の除外条件として設定します。
  2. [設定済み条件]から手順1.で設定した「前方一致」の除外条件を選択する。
  3. 「後方一致」の除外条件を設定する。
    画面左側に表示されたデバイスインスタンスIDを設定する条件文字列に変更し,比較条件に「AND後方一致で比較」を選択します。
  4. 「前方一致」の除外条件に「後方一致」の除外条件を追加する(「前方&後方一致」の除外条件に変更する)。
    [変更]ボタンをクリックします。
    設定済みの「前方一致」の除外条件が,「前方&後方一致」の除外条件に変更されます。

なお,同様に「後方一致」の除外条件を設定したあとに,「前方一致」の除外条件を追加し,「前方&後方一致」の除外条件に変更することもできます。

また,手順4.で[追加]ボタンをクリックすると,設定済みの「前方一致」の除外条件を残して「前方&後方一致」の除外条件が追加されます。

(b) 除外条件設定用のCSV形式ファイルから条件を追加する

除外条件のCSV形式ファイルを使用して除外条件を追加するには,[ファイル入力]ダイアログボックスで条件種別を設定します。[ファイル入力]ダイアログボックスは,[除外条件の設定]ダイアログボックスの[ファイルから追加]ボタンをクリックすると表示されます。

図6-28 [ファイル入力]ダイアログボックス

[図データ]

全ての条件を追加する
CSV形式ファイルに記載されているすべての除外条件を,[除外条件の設定]ダイアログボックスの「設定済み条件」に追加します。
追加する条件を選択する
CSV形式ファイルの中から,選択したデバイス種別および条件種別に該当する除外条件を[除外条件の設定]ダイアログボックスの「設定済み条件」に追加します。デバイス種別および条件種別は,それぞれ一つ以上選択してください。
デバイス種別
除外条件に追加するデバイス種別を選択します。デバイス種別は複数選択できます。
USBストレージデバイスの条件
USBストレージデバイスの除外条件を設定する場合に選択します。
Bluetoothデバイスの条件
Bluetoothデバイスの除外条件を設定する場合に選択します。
イメージングデバイスの条件
イメージングデバイスの除外条件を設定する場合に選択します。
条件種別
除外条件に追加する条件種別を選択します。
接続名条件
除外条件設定用のCSV形式ファイルに記述されている接続名条件を除外条件に追加します。
種別デバイスインスタンスID条件
除外条件設定用のCSV形式ファイルに記述されている種別デバイスインスタンスID条件を除外条件に追加します。
コントローラデバイスインスタンスID条件
除外条件設定用のCSV形式ファイルに記述されているコントローラデバイスインスタンスID条件を除外条件に追加します。

「追加する条件を選択する」を選択した場合の除外条件への追加例を次に示します。

除外条件に追加する条件を選択して[OK]ボタンをクリックすると,CSV形式ファイルを指定するダイアログボックスが表示されます。そこで除外条件のCSV形式ファイルを指定して[開く]ボタンをクリックすると,ファイルに記述された内容が[除外条件の設定]ダイアログボックスの「設定済み条件」に追加されます。なお,CSV形式ファイルについての詳細は,「(3) 除外条件設定用のCSV形式ファイル」を参照してください。

(c) 除外条件設定用のCSV形式ファイルを出力する

[除外条件の設定]ダイアログボックスの「設定済み条件」に表示されている条件をCSV形式ファイルに出力するには,[ファイル保存]ダイアログボックスで出力する条件を設定します。[ファイル保存]ダイアログボックスは,[除外条件の設定]ダイアログボックスの[ファイルに保存]ボタンをクリックすると表示されます。

図6-29 [ファイル保存]ダイアログボックス

[図データ]

全ての条件を保存する
[除外条件の設定]ダイアログボックスの「設定済み条件」に表示されているすべての条件をCSV形式ファイルに保存します。
保存する条件を選択する
[除外条件の設定]ダイアログボックスの「設定済み条件」に表示されている条件の中から,デバイス種別および条件種別に対する除外条件を選択して,CSV形式ファイルに保存します。デバイス種別および条件種別は,それぞれ一つ以上選択してください。
デバイス種別
CSV形式ファイルに保存する除外条件のデバイス種別を選択します。
USBストレージデバイスの条件
操作が抑止されているUSBストレージデバイスに対しての除外条件をCSV形式ファイルに保存します。
Bluetoothデバイスの条件
操作が抑止されているBluetoothデバイスに対しての除外条件をCSV形式ファイルに保存します。
イメージングデバイスの条件
操作が抑止されているイメージングデバイスに対しての除外条件をCSV形式ファイルに保存します。
条件種別
CSV形式ファイルに保存する除外条件の条件種別を選択します。
接続名条件
接続名条件に該当する条件をCSV形式ファイルに保存します。
種別デバイスインスタンスID条件
種別デバイスインスタンスIDに該当する条件をCSV形式ファイルに保存します。
コントローラデバイスインスタンスID条件
コントローラデバイスインスタンスIDに該当する条件をCSV形式ファイルに保存します。

「保存する条件を選択する」ラジオボタンを選択した場合のCSV形式ファイルに保存される情報の例を次に示します。

CSV形式ファイルに保存する条件を選択して[OK]ボタンをクリックすると,CSV形式ファイルのファイル名と保存先を指定するダイアログボックスが表示されます。そこでファイル名と保存先を指定して[保存]ボタンをクリックすると,指定したファイルに除外条件が保存されます。なお,CSV形式ファイルについての詳細は,「(3) 除外条件設定用のCSV形式ファイル」を参照してください。

(3) 除外条件設定用のCSV形式ファイル

除外条件を設定するためのCSV形式ファイルには,除外対象のデバイスごとに,条件種別,除外条件,およびコメントを1行で定義します。

形式
条件種別,除外条件,コメント
説明
●条件種別(必ず設定)
条件の種別として次のどれかを設定します。
  • 0:USB接続名(完全一致による除外)
  • 1:USB種別デバイスインスタンスID(完全一致による除外)
  • 2:USB種別デバイスインスタンスID(前方一致による除外)
  • 3:USB種別デバイスインスタンスID(後方一致による除外)
  • 4:USB種別デバイスインスタンスID(中間一致による除外)
  • 5:USB種別デバイスインスタンスID(前方&後方一致による除外)
  • 6:USBコントローラデバイスインスタンスID(完全一致による除外)
  • 7:USBコントローラデバイスインスタンスID(前方一致による除外)
  • 8:USBコントローラデバイスインスタンスID(後方一致による除外)
  • 9:USBコントローラデバイスインスタンスID(中間一致による除外)
  • 10:USBコントローラデバイスインスタンスID(前方&後方一致による除外)
  • 11:Bluetooth接続名(完全一致による除外)
  • 12:Bluetooth種別デバイスインスタンスID(完全一致による除外)
  • 13:Bluetooth種別デバイスインスタンスID(前方一致による除外)
  • 14:Bluetooth種別デバイスインスタンスID(後方一致による除外)
  • 15:Bluetooth種別デバイスインスタンスID(中間一致による除外)
  • 16:Bluetooth種別デバイスインスタンスID(前方&後方一致による除外)
  • 17:BluetoothコントローラデバイスインスタンスID(完全一致による除外)
  • 18:BluetoothコントローラデバイスインスタンスID(前方一致による除外)
  • 19:BluetoothコントローラデバイスインスタンスID(後方一致による除外)
  • 20:BluetoothコントローラデバイスインスタンスID(中間一致による除外)
  • 21:BluetoothコントローラデバイスインスタンスID(前方&後方一致による除外)
  • 22:イメージングデバイス接続名(完全一致による除外)
  • 23:イメージングデバイス種別デバイスインスタンスID(完全一致による除外)
  • 24:イメージングデバイス種別デバイスインスタンスID(前方一致による除外)
  • 25:イメージングデバイス種別デバイスインスタンスID(後方一致による除外)
  • 26:イメージングデバイス種別デバイスインスタンスID(中間一致による除外)
  • 27:イメージングデバイス種別デバイスインスタンスID(前方&後方一致による除外)
  • 28:イメージングデバイスコントローラデバイスインスタンスID(完全一致による除外)
  • 29:イメージングデバイスコントローラデバイスインスタンスID(前方一致による除外)
  • 30:イメージングデバイスコントローラデバイスインスタンスID(後方一致による除外)
  • 31:イメージングデバイスコントローラデバイスインスタンスID(中間一致による除外)
  • 32:イメージングデバイスコントローラデバイスインスタンスID(前方&後方一致による除外)
●除外条件(必ず設定)
抑止対象から除外するデバイスの接続名,種別デバイスインスタンスID,またはコントローラデバイスインスタンスIDを指定します。また,デバイスインスタンスIDで「前方一致」などの部分一致の比較条件を指定する場合は,一致する部分の文字列を指定します。
「前方&後方一致」による除外を指定する場合(種別が「5」,「10」,「16」,「21」,「27」,または「32」の場合)は,前方条件と後方条件の間に「△NETM_AND△」を使用します。なお「△」は,半角スペースを示します。
●コメント
除外条件に任意のコメントを設定できます。コメントは64バイト以内で指定してください。省略してもかまいません。
記述例
除外条件設定用のCSV形式ファイルの記述例を次に示します。
"0","XXXX USB Flash Disk USB Device","XXXX_2010.11"
"0","XXXX DATA USB Disk USB Device",""
"5","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX NETM_AND 0741BB312E000B13","Hitachi Taro"
"12","XXXX Bluetooth Device","Hitachi Taro"
"25","070007851A930035&1",""

(4) 除外条件の設定時の注意事項

接続名で除外条件を設定する場合の注意事項
  • 接続名は1,024バイト以内で指定してください。接続名がこの文字数を超えるデバイスは,抑止対象から除外できません。
  • 接続名の登録数は,USBストレージデバイス,bluetoothデバイス,およびイメージングデバイスごとに100件が上限で,合計で300件まで登録できます。
  • クライアントPCのOSがWindows 2000の場合,USB接続のフロッピーディスクドライブに対しては,除外条件に接続名を指定しても抑止対象から除外できません。
  • 複数の接続名が設定されたデバイスを抑止対象から除外する場合,そのデバイスに設定されたすべての接続名を指定してください。
デバイスインスタンスIDで除外条件を設定する場合の注意事項
  • デバイスインスタンスIDは2,048バイト以内で指定してください。デバイスインスタンスIDがこの文字数を超えるデバイスは,抑止対象から除外できません。
  • 複数のデバイスインスタンスIDが設定されたデバイスを抑止対象から除外する場合,そのデバイスに設定されたすべてのデバイスインスタンスIDを指定してください。ただし,デバイスインスタンスIDの比較方法としての部分一致を設定することで,すべてのデバイスインスタンスIDを指定する必要がない場合があります。
  • 除外条件を設定する前に,[コントロールパネル]の[管理ツール]−[コンピュータの管理]の[デバイス マネージャ]から各デバイスのプロパティのダイアログボックスを表示して,[詳細]タブの「機能」に「CM_DEVCAP_UNIQUEID」が表示されることを確認してください。この項目が表示されないデバイスの場合,デバイスインスタンスIDでの条件設定はできません。
  • デバイスインスタンスIDの登録数は,USBストレージデバイス,bluetoothデバイス,およびイメージングデバイスごとに10,000件が上限で,合計で30,000件まで登録できます。
    注※ 「種別デバイスインスタンスID」および「コントローラデバイスインスタンスID」で登録した条件の合計数
  • Bluetoothデバイスおよびイメージングデバイスには,シリアルナンバーをサポートしていないデバイスが多くあります。その場合,デバイスインスタンスIDの比較条件に完全一致を指定しても除外対象になりません。除外条件には,前方一致や後方一致などを指定してください。
除外対象のデバイスを配布管理システムに接続してデバイス情報を読み込み場合の注意事項
  • 複数のデバイスインスタンスIDが設定されたデバイスを管理システムに接続した場合,デバイスインスタンスIDの数だけ反映を確認するダイアログボックスが表示されます。デバイスを除外対象に追加する場合は,すべて反映してください。
  • クライアントPCに抑止対象のデバイスを初めて接続したときに,ドライバのインストールが実施されると,反映を確認するダイアログボックスが複数回表示されることがあります。この場合,「接続名」が取得できないことがあります。接続したデバイスを切断後,再度接続してください。