JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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6.2.10 外部メディア操作のログ取得および抑止の設定

外部メディア操作の履歴を取得するかどうか,および外部メディア操作を抑止するかどうかを設定します。デフォルトでは,すべてのチェックボックスがオフになっています。ここでの設定は,バージョンが08-50から09-10までのクライアントを対象にしています。

図6-23 [ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックス(外部メディア操作のログ取得および抑止の設定)

[図データ]

外部メディア操作ログを取得する
操作の履歴を取得するかどうかを設定します。チェックボックスをオンにすると,USB接続メディア,内蔵CD/DVDドライブ,IEEE 1394接続メディア,および内蔵SDカードスロットとの接続と切断(取り外し)の履歴が取得されます。内蔵FDドライブとの接続と切断(取り外し)の履歴は取得できません。また,クライアントのOSがWindows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008およびWindows Vistaの場合,USB接続のCD/DVDドライブおよび内蔵CD/DVDドライブの操作の履歴は取得できません。
USB接続メディアへのアクセスを抑止する
USB接続しているメディアへのアクセスを抑止します。
書き込みと読み出しを抑止する
USB接続しているメディアへの書き込みと,メディアのデータの参照を抑止します。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されています。
指定したメディアを抑止対象から除外する
「USB接続メディアへのアクセスを抑止する」チェックボックスがオンで,かつ「書き込みと読み出しを抑止する」ラジオボタンを選択した場合に活性化します。
特定のUSB接続メディアを書き込みと読み出しの抑止対象から除外します。
また,操作が抑止されているUSB接続メディアがクライアントPCに接続された際に,アラートとしてJP1イベントを発行したい場合にも,このチェックボックスをオンにしてください。
クライアントPCに抑止中メッセージを表示する
「指定したメディアを抑止対象から除外する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
抑止対象のUSB接続メディアがクライアントPCに接続されたときに,そのUSB接続メディアへの操作が抑止されていることを示すメッセージをクライアントPCに表示します。
このメッセージは,クライアントPCに接続したことのないUSB接続メディアを接続して,デバイスドライバが自動的にインストールされた場合などに,複数表示されることがあります。
接続許可履歴を取得する
「指定したメディアを抑止対象から除外する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
抑止対象から除外した,USB接続メディアの操作履歴を取得します。
接続抑止履歴を取得する
「指定したメディアを抑止対象から除外する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
USB接続メディアの抑止履歴を取得します。
[除外条件の設定]ボタン
「指定したメディアを抑止対象から除外する」チェックボックスがオンの場合に活性化します。
抑止対象から除外するUSB接続メディアを設定します。設定方法については,「(1) 除外条件の設定(USB接続メディアへのアクセス抑止)」を参照してください。
書き込みだけを抑止する
USB接続しているメディアへの書き込みだけを抑止します。USB接続しているメディアのデータは参照できます。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されていません。
内蔵CD/DVDへの書き込みを抑止する
内蔵CD/DVDドライブに挿入されたCDまたはDVDへの書き込みを抑止します。内蔵CD/DVDドライブに挿入されたCDまたはDVDのデータは参照できます。この設定は,クライアントのOSの再起動後に有効になります。なお,書き込みを抑止できるのは,Windowsが提供するIMAPIを使用した書き込みだけです。それ以外の製品による書き込みは抑止できません。
内蔵フロッピーディスクへの書き込みと読み出しを抑止する
内蔵FDドライブに挿入されたFDへの書き込みと,内蔵FDドライブのデータの参照を抑止します。この設定は,クライアントのOSを再起動したあとに有効になります。
IEEE1394接続メディアへの書き込みと読み出しを抑止する
IEEE1394接続しているメディアへの書き込みと,IEEE1394接続メディアのデータの参照を抑止します。
内蔵SDカードへの書き込みと読み出しを抑止する
内蔵SDカードスロットに挿入されたSDカードへの書き込みと,SDカードのデータの参照を抑止します。
<この項の構成>
(1) 除外条件の設定(USB接続メディアへのアクセス抑止)
(2) 除外条件設定用のCSV形式ファイルの作成(USB接続メディアへのアクセス抑止)
(3) 除外条件の設定時の注意事項(USB接続メディアへのアクセス抑止)

(1) 除外条件の設定(USB接続メディアへのアクセス抑止)

抑止対象から除外するUSB接続メディアの条件は,[除外条件の設定]ダイアログボックスで設定します。[除外条件の設定]ダイアログボックスは,[ソフトウェア稼働監視ポリシーの編集]ダイアログボックスの[除外条件の設定]ボタンをクリックすると表示されます。

[除外条件の設定]ダイアログボックスでは,次のどれかの方法で除外対象のUSB接続メディアの情報(接続名またはデバイスインスタンスID)を読み込んで除外条件として設定します。

なお,USB接続メディアを配布管理システムに接続すると,確認ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスは,USB接続メディアから読み込んだ情報を[除外条件の設定]ダイアログボックスに反映してよいか確認するもので,読み込んだ情報を除外条件として設定するものではありません。

[除外条件の設定]ダイアログボックスでの設定が終わったら[完了]ボタンをクリックしてください。

図6-24 [除外条件の設定]ダイアログボックス

[図データ]

接続名を設定済み条件に登録する
USB接続メディアを配布管理システムに接続して読み込んだ情報,または入力した情報のうち,「接続名」で除外条件を設定するときに選択します。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されています。
このラジオボタンを選択して[追加]ボタンをクリックすると,「接続名」に表示されているすべての項目が「設定済み条件」に表示されます。なお,比較条件としては,「完全一致」が設定されます。
接続名
接続を検知したUSB接続メディアの接続名が表示されます。また,接続名を編集することもできます。登録できる件数は,最大100件です。
ディスクドライブでのデバイスインスタンスIDを設定済み条件に登録する
USB接続メディアを配布管理システムに接続して読み込んだ情報,または入力した情報のうち,ディスクドライブでのデバイスインスタンスIDで除外条件を設定するときに選択します。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されていません。
このラジオボタンを選択してから比較条件を選択し,[追加]ボタンをクリックすると,「デバイスインスタンスID(ディスクドライブ)」に表示されているすべての項目が「設定済み条件」に表示されます。
デバイスインスタンスID(ディスクドライブ)
接続を検知したUSB接続メディアのディスクドライブでのデバイスインスタンスIDが表示されます。また,表示されたデバイスインスタンスIDを編集することもできます。
登録できる件数は,デバイスインスタンスID(ディスクドライブ)の件数とデバイスインスタンスID(USBコントローラ)の件数の合計で,最大10,000件です。
USBコントローラでのデバイスインスタンスIDを設定済み条件に登録する
USB接続メディアを配布管理システムに接続して読み込んだ情報,または入力した情報のうち,USBコントローラでのデバイスインスタンスIDで除外条件を設定するときに選択します。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されていません。
このラジオボタンを選択してから比較条件を選択し,[追加]ボタンをクリックすると,「デバイスインスタンスID(USBコントローラ)」に表示されているすべての項目が「設定済み条件」に表示されます。
デバイスインスタンスID(USBコントローラ)
接続を検知したUSB接続メディアのUSBコントローラでのデバイスインスタンスIDが表示されます。また,表示されたデバイスインスタンスIDを編集することもできます。
登録できる件数は,デバイスインスタンスID(ディスクドライブ)の件数とデバイスインスタンスID(USBコントローラ)の件数の合計で,最大10,000件です。
デバイスインスタンスIDの比較方法
「ディスクドライブでのデバイスインスタンスID」または「USBコントローラでのデバイスインスタンスID」で除外条件を設定する場合,設定する条件文字列と対象のUSB接続メディアとの比較方法を選択します。選択できる項目を次に示します。
  • 完全一致で比較する
    完全に一致する除外条件を設定したい場合,このラジオボタンを選択します。デフォルトでは,ラジオボタンは選択されています。
  • 前方一致で比較する
    冒頭部分が一致する除外条件を設定したい場合,このラジオボタンを選択します。デフォルトは,選択されていません。
  • 後方一致で比較する
    末尾部分が一致する除外条件を設定したい場合,このラジオボタンを選択します。デフォルトは,選択されていません。
  • 中間一致で比較する
    中間部分が一致する除外条件を設定したい場合,このラジオボタンを選択します。デフォルトは,選択されていません。
  • 前方一致で比較するAND
    設定済みの「後方一致」の除外条件に「前方一致」の除外条件を追加し,「前方&後方一致」に変更する場合,このラジオボタンを選択します。「設定済み条件」で,「後方一致」の除外条件を選択した場合に活性化されます。デフォルトは,選択されていません。
    「前方&後方一致」の除外条件を設定する手順については,「(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法」を参照してください。
  • AND後方一致で比較する
    設定済みの「前方一致」の除外条件に「後方一致」の除外条件を追加し,「前方&後方一致」に変更する場合,このラジオボタンを選択します。「設定済み条件」で,「前方一致」の除外条件を選択した場合に活性化されます。デフォルトは,選択されていません。
    「前方&後方一致」の除外条件を設定する手順については,「(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法」を参照してください。
なお,設定済みの「前方&後方一致」を選択した場合,デバイスインスタンスIDの比較方法のラジオボタンはすべて非活性になります。
コメント
コメントを64バイト以内で入力できます。
[追加]ボタン
このボタンをクリックすると,画面の左側で設定した除外条件が「設定済み条件」に追加されます。
また,デバイスインスタンスIDで除外条件を設定した場合,設定済みの「前方一致」または「後方一致」の除外条件を利用して「前方&後方一致」の除外条件を追加できます。「前方&後方一致」の除外条件を設定する手順については,「(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法」を参照してください。
[変更]ボタン
「設定済み条件」に表示されている条件を選択すると,選択した条件の内容が,画面の左側にそれぞれ表示されます。このとき,すでに画面の左側に表示されていた情報は削除され,選択した条件の内容が表示されます。
条件を変更したあとに,このボタンをクリックすると「設定済み条件」に変更が反映されます。
また,デバイスインスタンスIDで除外条件を設定した場合,設定済みの「前方一致」または「後方一致」の除外条件を「前方&後方一致」に変更できます。「前方&後方一致」の除外条件を設定する手順については,「(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法」を参照してください。
設定済み条件
次に示す,除外対象として設定したUSB接続メディアの情報が表示されます。
種別
次のどれかが表示されます。
  • 接続名
  • デバイスID
  • デバイスID(USBコントローラ)
比較条件
次のどれかが表示されます。
  • 完全一致
  • 前方一致
  • 後方一致
  • 中間一致
  • 前方&後方一致
除外条件
除外条件として設定した文字列が表示されます。ただし,比較条件が「前方&後方一致」の場合は,次のように表示されます。
前方条件 NETM_AND 後方条件
コメント
コメントが表示されます。
[ファイルから追加]ボタン
CSV形式ファイルを作成した場合に使用します。
このボタンをクリックすると,[ファイル入力]ダイアログボックスが表示されます。除外条件のCSV形式ファイルを指定して[開く]ボタンをクリックすると,ファイルに記述された内容が「設定済み条件」に追加されます。
作成するCSV形式ファイルについての詳細は,「(2) 除外条件設定用のCSV形式ファイルの作成(USB接続メディアへのアクセス抑止)」を参照してください。
[ファイルに保存]ボタン
このボタンをクリックすると,[ファイル保存]ダイアログボックスが表示されます。格納先ディレクトリを指定して[保存]ボタンをクリックすると,「設定済み条件」に表示されている条件がCSV形式ファイルに出力されます。
[削除]ボタン
「設定済み条件」に表示されている条件を選択してこのボタンをクリックすると,選択した条件が削除されます。同時に複数の条件を選択して削除することもできます。
(a) デバイスインスタンスIDで「前方&後方一致」の除外条件を設定する方法

「前方&後方一致」は,デバイスインスタンスIDがある条件と前方一致し,さらに別の条件と後方一致する場合に除外対象とする比較条件です。前方一致する条件が「aaa」で,後方一致する条件が「zzz」の場合,除外対象となるデバイスインスタンスIDの例を次に示します。

aaaUSBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_USB_FLASH_DISK& REV_4.70\0741BB312E000B13zzz

ディスクドライブまたはUSBコントローラのデバイスインスタンスIDで,「前方一致」の除外条件を「前方&後方一致」に変更する手順について説明します。

  1. 「前方一致」の除外条件を設定する。
    画面左側に表示されたデバイスインスタンスIDを設定する条件文字列に変更し,比較条件に「前方一致で比較する」を選択します。そのあと,追加ボタンをクリックして,「前方一致」の除外条件として設定します。
  2. [設定済み条件]から手順1.で設定した「前方一致」の除外条件を選択する。
  3. 「後方一致」の除外条件を設定する。
    画面左側に表示されたデバイスインスタンスIDを設定する条件文字列に変更し,比較条件に「AND後方一致で比較する」を選択します。
  4. 「前方一致」の除外条件に「後方一致」の除外条件を追加する(「前方&後方一致」の除外条件に変更する)。
    [変更]ボタンをクリックします。
    設定済みの「前方一致」の除外条件が,「前方&後方一致」の除外条件に変更されます。

なお,同様に「後方一致」の除外条件を設定したあとに,「前方一致」の除外条件を追加し,「前方&後方一致」の除外条件に変更することもできます。

また,手順4.で[追加]ボタンをクリックすると,設定済みの「前方一致」の除外条件を残して「前方&後方一致」の除外条件が追加されます。

(2) 除外条件設定用のCSV形式ファイルの作成(USB接続メディアへのアクセス抑止)

除外条件を設定するためのCSV形式ファイルには,除外対象のUSB接続メディアごとに,条件の種別,除外条件,およびコメントを1行で定義します。

形式
条件種別,除外条件,コメント
説明
●条件種別(必ず設定)
条件の種別として次のどれかを設定します。
  • 0:接続名(完全一致による除外)
  • 1:デバイスインスタンスID(完全一致による除外)
  • 2:デバイスインスタンスID(前方一致による除外)
  • 3:デバイスインスタンスID(後方一致による除外)
  • 4:デバイスインスタンスID(中間一致による除外)
  • 5:デバイスインスタンスID(前方&後方一致による除外)
  • 6:デバイスインスタンスID(USBコントローラ)(完全一致による除外)
  • 7:デバイスインスタンスID(USBコントローラ)(前方一致による除外)
  • 8:デバイスインスタンスID(USBコントローラ)(後方一致による除外)
  • 9:デバイスインスタンスID(USBコントローラ)(中間一致による除外)
  • 10:デバイスインスタンスID(USBコントローラ)(前方&後方一致による除外)
●除外条件(必ず設定)
抑止対象から除外するUSB接続メディアの接続名,デバイスインスタンスID(ディスクドライブ),またはデバイスインスタンスID(USBコントローラ)を指定します。また,デバイスインスタンスIDで「前方一致」などの部分一致の比較条件を指定する場合は,一致する部分の文字列を指定します。
「前方&後方一致」による除外を指定する場合(種別が「5」または「10」の場合)は,前方条件と後方条件の間に「△NETM_AND△」を使用します。なお「△」は,半角スペースを示します。
●コメント
除外条件に任意のコメントを設定できます。コメントは64バイト以内で指定してください。省略してもかまいません。
記述例
除外条件設定用のCSV形式ファイルの記述例を次に示します。
"0","XXXX USB Flash Disk USB Device","XXXX_2007.01"
"0","XXXX DATA USB Disk USB Device",""
"1","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_USB_FLASH_DISK& REV_4.70\0741BB312E000B13","Hitachi Taro"
"1","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_USB_FLASH_DISK& REV_4.70\0741BB312E000B14",""
"2","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_USB_FLASH_DISK& REV_4.70\0741BB312E000B1","Hitachi Taro"
"2","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_USB_FLASH_DISK& REV_4.70\0741BB312E000B1",""
"3","0741BB312E000B13","Hitachi Taro"
"3","0741BB312E000B14",""
"4","REV_4.70","Hitachi Taro"
"4","REV_4.70",""
"5","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX NETM_AND 0741BB312E000B13","Hitachi Taro"
"5","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX NETM_AND 0741BB312E000B13",""
"6","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_RUF2-HSCW&REV_3.10\070007851A930035&0","Hitachi Taro"
"6","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_RUF2-HSCW&REV_3.10\070007851A930035&1",""
"7","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_RUF2-HSCW&REV_3.10\070007851A930035","Hitachi Taro"
"7","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX&PROD_RUF2-HSCW&REV_3.10\070007851A930035",""
"8","070007851A930035&0","Hitachi Taro"
"8","070007851A930035&1",""
"9","REV_3.10","Hitachi Taro"
"9","REV_3.10",""
"10","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX NETM_AND 070007851A930035&0","Hitachi Taro"
"10","USBSTOR\DISK&VEN_XXXX NETM_AND 070007851A930035&0",""

(3) 除外条件の設定時の注意事項(USB接続メディアへのアクセス抑止)

反映するかどうかを確認するダイアログボックスの注意事項
配布管理システムに接続したことのないUSB接続メディアを接続して,デバイスドライバが自動的にインストールされた場合,ダイアログボックスが異なる内容で複数表示されることがあります。
このようなときは,ダイアログボックスの内容を確認し,USB接続メディアの情報を取得できているものについてだけ[はい]ボタンをクリックしてください。
接続名で除外条件を設定する場合の注意事項
  • 接続名は1,024バイト以内で指定してください。接続名がこの文字数を超えるUSB接続メディアは,抑止対象から除外できません。
  • 接続名の登録数の上限は,100件です。
  • 複数の接続名が設定されたUSB接続メディアを抑止対象から除外する場合,そのUSB接続メディアに設定されたすべての接続名を指定してください。
デバイスインスタンスIDで除外条件を設定する場合の注意事項
  • デバイスインスタンスIDは2,048バイト以内で指定してください。デバイスインスタンスIDがこの文字数を超えるUSB接続メディアは,抑止対象から除外できません。
  • 複数のデバイスインスタンスIDが設定されたUSB接続メディアを抑止対象から除外する場合,そのUSB接続メディアに設定されたすべてのデバイスインスタンスIDを指定してください。ただし,クライアントのバージョンが09-10以降の場合は,デバイスインスタンスIDの比較方法としての部分一致を設定することで,すべてのデバイスインスタンスIDを指定する必要がない場合があります。
  • USB接続メディアによっては,OSがWindows 2000またはWindows XPの場合に,接続するUSBポートによってデバイスインスタンスIDが異なるものがあります。このようなUSB接続メディアはサポート対象外です。ただし,クライアントのバージョンが09-10以降の場合は,デバイスインスタンスIDの比較方法としての部分一致を利用することで,このようなUSB接続メディアについても,正しく認識できることがあります。
  • 除外条件を設定する前に,[コントロールパネル]の[管理ツール]−[コンピュータの管理]の[デバイス マネージャ]から各USB接続メディアのプロパティのダイアログボックスを表示して,[詳細]タブの「機能」に「CM_DEVCAP_UNIQUEID」が表示されることを確認してください。この項目が表示されないUSB接続メディアの場合,デバイスインスタンスIDでの条件設定はできません。
  • デバイスインスタンスIDの登録数の上限は,10,000件です。
    なお,デバイスインスタンスIDの登録数は,「ディスクドライブ」および「USBコントローラ」で登録した条件の合計となります。