JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
リモートインストールしたパッケージの,中継システム上での保管期限を指定します。また,クライアントでのインストールの日時およびタイミングを指定します。
なお,「クライアントユーザによるインストール」ジョブの場合は,クライアントでのインストールの日時およびタイミングを指定しても無視されます。
図2-18 [スケジュール]パネル
中継システムでパッケージを保管する期限を指定する場合は,「中継システムでのパッケージ保管期限」チェックボックスをオンにし,日付を指定します。年は西暦の下2けたを指定します。ここで指定した期限に達すると,中継システムで保管中のパッケージは自動的に削除されます。保管期限を過ぎたパッケージや,当日期限のパッケージを配布すると,翌日削除されます。
チェックボックスをオフにした場合,中継システムでのパッケージの保管日数は,デフォルトの90日になります。デフォルトの保管日数は,[デフォルト値のカスタマイズ]ダイアログボックスで変更できます。詳細は,「2.2.16 パッケージング環境のカスタマイズ」を参照してください。
実際の運用では,その中継システム下のすべてのクライアントでインストールが完了するまで,パッケージを保管しておく必要があります。例えば,パッケージの配布とインストールに3週間必要であれば,3週間目以降の日を設定します。
クライアントでパッケージをインストールする日時を指定する場合は,「インストール日時」チェックボックスをオンにし,日時を指定します。年は西暦の下2けたを指定します。
ファイルのコピーだけでインストールが終了するバックグラウンドインストールモードの場合,またはリモートインストール先がWindows MeまたはWindows 98の場合は,リモートインストール先のPCが起動していれば自動的にインストールされます。一方,対話形式のインストーラなどを使用するGUIインストールモードで,リモートインストール先がWindows NTの場合は,リモートインストール先のPCにクライアントをインストールしたユーザがログオンしていないとリモートインストールされません。ただし,クライアントが「一般ユーザ権限でのインストール機能」を使用している場合はインストールできます。「一般ユーザ権限でのインストール機能」については,「11.2.3 Windows NTの一般ユーザ権限でのインストール」を参照してください。
クライアントでパッケージをインストールするタイミングを,プルダウン形式の一覧から選択します。
ソフトウェアのバージョンアップなど,すでに同一のソフトウェアがインストールされている場合,リモートインストール実行時にそのソフトウェアが稼働していると,インストールが失敗してしまいます。これを防止するために,インストールのタイミングはなるべく「システム起動時インストール」に設定することをお勧めします。クライアントのユーザ業務への影響を少なくすることもできます。
なお,システム起動時インストール,またはインストール日時を指定しない通常インストールを設定した場合,クライアントがジョブを保留またはキャンセルするおそれがあります。クライアントに保留やキャンセルをさせたくない場合は,インストール日時を指定した通常インストールを設定してください。ただし,インストール処理中はクライアントの業務が一時的に停止することを考慮し,影響の少ない日付と時間を指定してください。
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