JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
次のパッケージング時の環境を,ユーザの運用に合わせて設定できます。
これらのパッケージング環境は,[JP1/NETM/DMパッケージャ]ウィンドウの[オプション]メニューから[デフォルト値のカスタマイズ]を選択し,表示される[デフォルト値のカスタマイズ]ダイアログボックスで設定します。
パッケージング環境をカスタマイズするには,レジストリ「HKEY_LOCAL_MACHINE」に対するアクセス権が必要です。
パッケージング処理の実行中に,処理中であることを示すダイアログボックスを表示するかどうかを設定できます。上位システムと接続中であることを示すダイアログボックスと,パッケージング中であることを示すダイアログボックスについて,それぞれ設定できます。デフォルトでは,どちらの処理中ダイアログボックスも表示されます。
図2-29 [処理中ダイアログ]パネル
[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスで設定する各項目のデフォルト値を設定できます。
[パッケージ属性]パネルの「設定項目」には,[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスのパネル名に相当する項目が表示されます。「設定項目」から項目を選択したあと,パネルの右側で[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスのデフォルト値を設定します。
[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスの「パッケージ名」,「パッケージ識別ID」,「バージョン/リビジョン」,および「世代番号」のデフォルト値を設定できます。この設定は,パッケージ種別が「ユーザプログラム,データ」のパッケージングのときだけ有効になります。デフォルトは,すべてのチェックボックスがオフです。
図2-30 [パッケージ属性]パネル(パッケージング情報)
[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスの「システム条件」のデフォルト値を設定できます。デフォルトでは,「システム条件の作成」がオンになっています。
図2-31 [パッケージ属性]パネル(システム条件)
「システム条件の取り込み」を選択すると,[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスを起動したとき,次の項目のデフォルト値は設定が無効になります。ただし,[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスで「システム条件の作成」を選択すると,これらの項目のデフォルト値は設定が有効になります。
リモートインストールするときの前提となるソフトウェア条件のデフォルト値を設定できます。
図2-32 [パッケージ属性]パネル(ソフトウェア条件)
リモートインストール後のファイル属性のデフォルト値を設定できます。ただし,「パッケージング元のアクセス権/所有者と同じ」を選択した場合,パッケージングするファイルまたはディレクトリが,FATファイルシステムまたはHPFSのとき,[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスでは「インストール先のアクセス権/所有者と同じ」が選択されます。
デフォルトは「インストール先のアクセス権/所有者と同じ」です。この設定は,次のパッケージングのときだけ有効になります。
図2-33 [パッケージ属性]パネル(ファイル属性)
[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスの「中継システムでのパッケージ保管期限」と「インストールタイミング」のデフォルト値を設定できます。
図2-34 [パッケージ属性]パネル(スケジュール)
[JP1/NETM/DM パッケージング]ダイアログボックスの「インストールモード」のデフォルト値を設定できます。デフォルトは「バックグラウンドインストールモード」です。この設定は,パッケージ種別が「ユーザプログラム,データ」のパッケージングのときだけ有効になります。
図2-35 [パッケージ属性]パネル(インストール方法)
リモートインストール時のオプション項目のデフォルト値を設定できます。
図2-36 [パッケージ属性]パネル(オプション)
ユーザプログラムをリモートインストールする場合,アイコンを登録するのか,ショートカットを作成するのかのデフォルト値を設定できます。デフォルトは「アイコン」です。
図2-37 [パッケージ属性]パネル(アイコン作成)
インストール直前,直後,およびインストールエラーのそれぞれの場合に,起動させたい外部プログラムと,外部プログラムの監視時間のデフォルト値を設定できます。「外部プログラム監視時間」のデフォルトは1秒,それ以外の項目のデフォルトはすべて空欄です。
図2-38 [パッケージ属性]パネル(外部プログラム)
また,「設定項目」の「インストール直前起動外部プログラム詳細設定」,「インストール直後起動外部プログラム詳細設定」,または「インストールエラー時起動外部プログラム詳細設定」を選択することで,外部プログラムの詳細のデフォルト値を設定できます。デフォルト値を設定できる項目と,それぞれのデフォルトを次に示します。
設定できる項目 | デフォルト |
---|---|
外部プログラムの時間監視 | オフ |
外部プログラム処理結果の取得方法 | 外部プログラムの終了コードで通知 |
処理結果エラー時の取り扱い※ | エラーとして処理を中断する |
レコーダファイルを使用したインストール処理の応答を監視するかどうかのデフォルト値を設定できます。この設定は,パッケージ種別が「他社ソフトウェア」で,レコーダファイルを省略しない方法でパッケージングするときだけ有効になります。
図2-39 [パッケージ属性]パネル(レコーダファイル設定)
レコーダファイルを使用したインストール処理の応答を監視する場合は,「レコーダファイルの監視」チェックボックスをオンにし,「レコーダファイルの監視時間」に監視する時間の上限値を指定します。デフォルトはオフです。
AITファイルを使用したインストール処理の応答を監視するかどうかのデフォルト値を設定できます。この設定は,パッケージ種別が「他社ソフトウェア」で,AITファイルを使用してパッケージングするときだけ有効になります。
図2-40 [パッケージ属性]パネル(AITファイルの設定)
AITファイルを使用したインストール処理の応答を監視する場合は,「AITファイルの監視」をオンにし,「AITファイルの監視時間」に監視する時間の上限値を指定します。デフォルトはオフです。
パッケージャがソフトウェアをパッケージングするときに使用するワークディレクトリを指定できます。パッケージングするソフトウェアの最大サイズ以上の容量が必要です。通常,空き容量が80メガバイト以上のドライブを指定することをお勧めします。デフォルトは,「パッケージャのインストール先ディレクトリ\PKG\WORK」です。
図2-41 [ディレクトリ]パネル
パッケージング時の監査ログの出力について設定します。
なお,このパネルは,パッケージャがJP1/NETM/DM Managerと異なるコンピュータにインストールされている場合だけ表示されます。
パッケージャがJP1/NETM/DM Managerと同じコンピュータにインストールされている場合,監査ログの出力の設定は,JP1/NETM/DM Managerのセットアップでの設定に従います。
図2-42 [監査ログ]パネル
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