JP1/ITSLM自体にトラブルが発生した場合，画面上，イベントログ，統合トレースログ，またはメッセージログにメッセージが出力されることがあります。トラブルが発生した場合は，出力されたメッセージを確認して，対処できる内容であれば対処してください。

ただし，次の場合には，要因調査に必要な資料を採取した上で，システム管理者に連絡する必要があります。

• メッセージに対処できない場合
• メッセージに従って対処しても解決しない場合
• トラブルが発生しているのにメッセージが出力されていない場合

ここでは，メッセージの出力内容の確認・対処方法，およびトラブルの要因調査に使用する資料の採取方法について説明します。

＜この節の構成＞

8.1.1　メッセージの出力内容を確認して対処する

8.1.2　JP1/ITSLMで発生するおそれのあるトラブルへの対処例

8.1.3　フェールオーバーが発生した要因を調査する（クラスタシステム）

8.1.4　フェールオーバーの失敗に対処する（クラスタシステム）

8.1.5　トラブルの要因調査に使用する資料を採取する