Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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3.1.6 連携をセットアップする

連携をセットアップすると,複数のHCSCサーバおよびクラスタが相互に連携できるようになります。

連携をセットアップするcscconsetupコマンドは,1回の実行で一つのHCSCサーバ(連携元)から一つのクラスタ(連携先)への一方向の連携だけをセットアップします。なお,連携先が単独のHCSCサーバで,クラスタを構成していない場合でも,連携先としてHCSCサーバのセットアップ時に設定されるクラスタ名称を指定します。

連携の対象とcscconsetupコマンドの実行の関係を次の図の例で示します。

図3-3 連携の対象とコマンドの実行の関係

[図データ]

上記の図に示すように,連携をセットアップするには,連携の対象となるHCSCサーバおよびクラスタの数に応じてcscconsetupコマンドを実行する必要があります。

連携のセットアップの前提条件,およびセットアップ方法について次に説明します。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) セットアップ方法

(1) 前提条件

連携をセットアップするには,次の条件を満たす必要があります。

(2) セットアップ方法

連携をセットアップするには,運用環境でcscconsetupコマンドを実行します。

cscconsetupコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「cscconsetup(連携のセットアップ)」を参照してください。

cscconsetupコマンドの実行形式を次に示します。

 
cscconsetup -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <連携元HCSCサーバ名> -connect <連携先クラスタ名> -propfile <連携セットアップ定義ファイル名>
 

連携元のHCSCサーバ名および連携先のクラスタ名を変えて複数回実行し,必要な連携をすべてセットアップします。