Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
連携をセットアップすると,複数のHCSCサーバおよびクラスタが相互に連携できるようになります。
連携をセットアップするcscconsetupコマンドは,1回の実行で一つのHCSCサーバ(連携元)から一つのクラスタ(連携先)への一方向の連携だけをセットアップします。なお,連携先が単独のHCSCサーバで,クラスタを構成していない場合でも,連携先としてHCSCサーバのセットアップ時に設定されるクラスタ名称を指定します。
連携の対象とcscconsetupコマンドの実行の関係を次の図の例で示します。
図3-3 連携の対象とコマンドの実行の関係
上記の図に示すように,連携をセットアップするには,連携の対象となるHCSCサーバおよびクラスタの数に応じてcscconsetupコマンドを実行する必要があります。
連携のセットアップの前提条件,およびセットアップ方法について次に説明します。
連携をセットアップするには,次の条件を満たす必要があります。
連携をセットアップするには,運用環境でcscconsetupコマンドを実行します。
cscconsetupコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「cscconsetup(連携のセットアップ)」を参照してください。
cscconsetupコマンドの実行形式を次に示します。
cscconsetup -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <連携元HCSCサーバ名> -connect <連携先クラスタ名> -propfile <連携セットアップ定義ファイル名> |
連携元のHCSCサーバ名および連携先のクラスタ名を変えて複数回実行し,必要な連携をすべてセットアップします。
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