Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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2.3.3 連携セットアップ定義ファイルを設定する

HCSCサーバ連携のセットアップ時に必要な情報は,連携セットアップに定義します。

<この項の構成>
(1) 連携セットアップ定義ファイルの作成
(2) 設定できるプロパティ

(1) 連携セットアップ定義ファイルの作成

HCSCサーバ連携時のセットアップ情報の設定は,J2SEのプロパティ形式の連携セットアップ定義ファイルとして,次に示すディレクトリに格納されているサンプルファイルを利用して作成します。このファイルは,J2SEのプロパティファイル形式で作成します。

<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\templates\cscconsetup.properties

定義したファイルは,HCSCサーバの連携をセットアップするときに使用します。HCSCサーバの連携のセットアップについては「3.1.6 連携をセットアップする」を参照してください。

このファイルには,ユーザIDやパスワードなどの情報が含まれるため,アクセス権を設定して管理する必要があります。

(2) 設定できるプロパティ

連携セットアップ定義ファイルに定義できるプロパティを次に示します。

表2-5 連携セットアップ定義ファイルに定義するプロパティ

項番 プロパティ名 内容
1 SyncTransKind 通信手段オプションフラグ
2 TransQueURL 転送先のキュー間転送用WebアプリケーションのURL
3 TransQueUserID 転送キュー作成用ベーシック認証ユーザID
4 TransQuePassword 転送キュー作成用ベーシック認証パスワード
5 TransQueQosInfo 連携Qos情報
6 TransQueMaxMessage 転送キューのメッセージ最大数
7 WebURL SOAP転送用宛先URL
8 WebUserID SOAP転送用Webサービスベーシック認証ユーザID
9 WebPassword SOAP転送用Webサービスベーシック認証パスワード
10 RMRdArea 転送キュー作成用RDエリア名
11 FirstSetup 連携先クラスタ情報を追加するサーバの種別
12 ConnectJ2eeServerName 連携先クラスタのJ2EEサーバ名
13 NamingServiceHostName 連携先クラスタのネーミングサービスホスト名
14 NamingServicePort 連携先クラスタのネーミングサービスポート番号

連携セットアップ定義ファイルの詳細については,「9. 定義ファイル」の「連携セットアップ定義ファイル」を参照してください。