Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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5.2.19 連携情報を確認する

連携に関する情報は,画面とコマンドで参照できる情報が異なります。参照できる情報の詳細については,「8. 運用環境で使用する画面」または「10. コマンド」の該当する画面,コマンドの内容を参照してください。

連携情報の参照の前提条件と参照方法について次に説明します。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) 参照方法

(1) 前提条件

連携情報を参照するには,連携元HCSCサーバが起動状態である必要があります。

HCSCサーバの状態の確認方法については,「5.2.17 HCSCサーバの情報を確認する」を参照してください。

(2) 参照方法

連携情報を参照する方法を次に示します。

(a) 画面の場合

ツリービュー上で,連携元のHCSCサーバをダブルクリックします。ダブルクリックしたHCSCサーバの情報は,エディタエリアに表示されます。エディタエリアの基本情報ページでは,連携先のHCSCサーバ名が参照できます。また,エディタエリアの稼働運用ページの[サーバ間連携]タブを表示すると,連携の状態を参照できます。

HCSCサーバの基本情報ページおよび稼働運用ページの詳細については,「8.2 基本情報ページ」および「8.4 稼働運用ページ」を参照してください。

(b) コマンドの場合

連携の情報を参照するには,運用環境でcscutilコマンドを実行します。-targetオプションにconnectを,また-operationオプションにget_infoを指定します。

cscutilコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「cscutil(各種操作)」を参照してください。

cscutilコマンドの実行形式は,プロパティ定義ファイルを使用するかどうかによって異なります。

プロパティ定義ファイルを使用しない場合
-propsオプションに連携元HCSCサーバ名および連携先クラスタ名を指定します。
 
cscutil -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -mng <Cosminexus Manager名> -target connect -operation get_info -props "CSCSrvName=<連携元HCSCサーバ名>, ConnectClusterName=<連携先クラスタ名>"
 
cscutilコマンドに指定するCosminexus Manager名,連携元HCSCサーバ名および連携先クラスタ名は,cscreplsコマンドで確認できます。cscreplsコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「cscrepls(リポジトリ情報の表示)」を参照してください。

プロパティ定義ファイルを使用する場合
-propfileオプションにプロパティ定義ファイル名を指定します。プロパティ定義ファイルは,J2SEのプロパティファイル形式であらかじめ作成しておく必要があります。
 
cscutil -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -mng <Cosminexus Manager名> -target connect -operation get_info -propfile <プロパティ定義ファイル名>