Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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3.1.7 サービス情報を変更する

開発環境ではサービスアダプタ開発時に,サービスアダプタの接続先情報およびタイムアウト値を設定します。運用環境では,これらの設定値をサービス情報として環境に適した値に変更できます。

また,変更したサービス情報は,リポジトリには反映されません。変更したサービス情報は,運用環境に保持され,サービスアダプタを実行環境に配備するときに反映されます。そのため,開発環境とは独立して,サービス情報を管理できます。

それぞれの環境でのサービス情報の扱いを次の図に示します。

図3-4 サービス情報を設定してからサービス情報を変更するまでの流れ

[図データ]

サービス情報を変更する前提条件,および変更方法について次に説明します。

<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) 変更方法

(1) 前提条件

サービス情報を変更するには,次の条件を満たす必要があります。

(2) 変更方法

サービス情報を変更するには,運用環境でcscsvcctlコマンドを実行します。

cscsvcctlコマンドの詳細については,「10. コマンド」の「cscsvcctl(サービス情報の管理)」を参照してください。

-getfileオプションにサービス情報を出力するファイル名(任意)を指定して実行します。

 
cscsvcctl -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -getfile <サービス情報変更定義ファイル名>
 

取得したサービス情報変更定義ファイルに変更内容を定義します。

サービス情報変更定義ファイルの詳細については,「9. 定義ファイル」の「サービス情報変更定義ファイル」を参照してください。

-setfileオプションにサービス情報変更定義ファイルを指定して実行します。

 
cscsvcctl -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -setfile <サービス情報変更定義ファイル名>