JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド
案件を作成するために送信されたメールは,コマンドの実行によって案件としてJP1/IM - Service Supportに登録されます。メールによる案件登録コマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jssitementrybymail(メールによる案件登録)」を参照してください。
メールから案件を作成する手順について次に示します。
表10-15 プロセスワークボードを指定する場合のメールの主題(例)
項目 | 説明 |
---|---|
登録先のプロセスワークボードID | pwb01 |
入力するメールの主題 | #pwb01#サーバ障害発生 |
登録される案件のタイトル | サーバ障害発生 |
メールによって登録された案件は,次のような内容となります。
表10-16 メールによって登録される案件の内容
案件の設定項目 | 設定内容 |
---|---|
タイトル | 送信したメールの主題が,案件のタイトルとなる。メールの主題でプロセスワークボードIDを指定した場合は,メールの主題から「#プロセスワークボードID#」を取り除いた文字列が案件のタイトルとなる。 |
案件ID | 案件の登録時点で最新の案件IDが自動で設定される。 |
更新日時 | 案件管理サーバに案件が登録されたときの日時が自動で設定される。 |
システム | 「マスターシステム」が設定される。メールの主題で登録先のプロセスワークボードを指定した場合は,そのプロセスワークボードの対象システムが設定される。 |
プロセス | 「インシデント管理」が設定される。メールの主題で登録先のプロセスワークボードを指定した場合は,そのプロセスワークボードのプロセスが設定される。 |
担当者 | 登録先のプロセスワークボードで設定されている,「メールから登録された案件の担当者」が設定される。 なお,「メールから登録された案件の担当者」には,次の権限が設定される。
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ステータス | 「受付(ステータスID:JIMSD_STAT_INQUIRY)」が設定される。 |
プロセス間ID | 案件の登録時点で最新のプロセス間IDが自動で設定される。 |
登録日時 | 案件管理サーバに案件が登録されたときの日時が自動で設定される。 |
登録者 | 「JP1管理者」が設定される。 |
[プロセスワークボード作成]画面,または[プロセスワークボード編集]画面の「案件自動入力」タブで,自動入力を設定している項目があれば,それらの項目も自動で設定されます。
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