JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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メール定義ファイル(jp1imss_mail_setting.conf)

説明

メール送信のタイミングやメール送信者,メール送信の際のメールタイトル,本文,メールによる案件登録の可否,期限前通知のためのメールなどを定義するファイルです。

形式

#All Rights Reserved. Copyright (C) 2007, 2008, Hitachi, Ltd.
#Licensed Material of Hitachi, Ltd.
hptl_jp1_imss_mail_server=メールサーバ
hptl_jp1_imss_mail_port=メール送信での使用ポート
hptl_jp1_imss_mail_user_max=一度に送信できる最大ユーザー数
hptl_jp1_imss_mail_form_name=メール送信者名
hptl_jp1_imss_mail_form_address=メール送信者のアドレス
hptl_jp1_imss_mail_charaset=メールの文字コード
hptl_jp1_imss_mail_format=メールの形式
hptl_jp1_imss_mail_use_jssitementrybymail=メールによる案件登録の運用可否
hptl_jp1_imss_mail_pop3_server=POP3サーバのアドレス
hptl_jp1_imss_mail_pop3_port=POP3サーバのポート番号
hptl_jp1_imss_mail_pop3_address=メールから案件登録するユーザーのメールアドレス
hptl_jp1_imss_mail_pop3_domain=メールから案件登録するユーザーのドメイン
hptl_jp1_imss_mail_pop3_user=メールによる案件登録用メールの送信先となるメールサーバのユーザーアカウント
hptl_jp1_imss_mail_pop3_password=メールによる案件登録用メールの送信先となるメールサーバのパスワード
hptl_jp1_imss_mail_receive_number=メールサーバから一度に取得するメールの件数
hptl_jp1_imss_mail_messageid_maxlen=二重登録抑止に使用するメールのMessageID長
hptl_jp1_imss_mail_tmp_file_max_size=メール一時退避ファイルの最大サイズ
hptl_jp1_imss_mail_tmp_file_max_num=メール一時退避ファイルの最大出力数
hptl_jp1_imss_mail_append_file_output_path=添付ファイルの出力先フォルダのパス
hptl_jp1_imss_mail_append_file_output_folder_max=添付ファイル出力先の最大フォルダ数
hptl_jp1_imss_mail_append_file_output_max_size=出力する添付ファイルの最大サイズ
hptl_jp1_imss_mail_user_delete_flag=ユーザー削除時の送信可否
hptl_jp1_imss_mail_user_delete_title=ユーザー削除時のメールタイトル
hptl_jp1_imss_mail_user_delete_text=ユーザー削除時のメール本文
hptl_jp1_imss_mail_role_delete_flag=ロール削除時の送信可否
hptl_jp1_imss_mail_role_delete_title=ロール削除時のメールタイトル
hptl_jp1_imss_mail_role_delete_text=ロール削除時のメール本文
hptl_jp1_imss_mail_item_create_flag=案件作成時の送信可否
hptl_jp1_imss_mail_item_create_title=案件作成時のメールタイトル
hptl_jp1_imss_mail_item_create_text=案件作成時のメール本文
hptl_jp1_imss_mail_item_escalation_flag=案件エスカレーション時の送信可否
hptl_jp1_imss_mail_item_escalation_title=案件エスカレーション時のメールタイトル
hptl_jp1_imss_mail_item_escalation_text=案件エスカレーション時のメール本文
hptl_jp1_imss_mail_item_charge_flag=案件担当者変更時の送信可否
hptl_jp1_imss_mail_item_charge_title=案件担当者変更時のメールタイトル
hptl_jp1_imss_mail_item_charge_text=案件担当者変更時のメール本文
hptl_jp1_imss_mail_item_close_flag=案件クローズ時の送信可否
hptl_jp1_imss_mail_item_close_title=案件クローズ時のメールタイトル
hptl_jp1_imss_mail_item_close_text=案件クローズ時のメール本文
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_mail_maximum_num=担当者あての1通のメールにまとめる案件の最大数
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_title=担当者あてメールのタイトル
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_text=担当者あてメールの本文hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_text_rep=担当者あてメールの本文(繰り返し部分)
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_text_over=担当者あてメールの本文(1通にまとめる最大数を超えた場合)
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_pwb_title=プロセスワークボード管理者あてメールのタイトル
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_pwb_text=プロセスワークボード管理者あてメールの本文
 

#で始まる行はコメント扱いとなります。


ファイル名

格納先フォルダ

IM-SSパス\conf

定義の反映時期

次のJP1/IM - Service Supportのサービスを再起動したあと,反映されます。

記述内容

次で説明する指定キーが編集できます。

メールサーバ,メール送信設定

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-28 メール定義ファイルで設定できる指定キー一覧(メールサーバ,メール送信設定)

指定キー名 説明 デフォルト値 指定要否
hptl_jp1_imss_mail_server メールを送信するSMTPサーバ名を指定する。 localhost
hptl_jp1_imss_mail_port メールを送信するSMTPサーバのポート番号を指定する。
1〜65535の範囲で指定する。
25
hptl_jp1_imss_mail_user_max 一度に送信できる最大ユーザー数を指定する。ここで指定した数を超えるユーザーにメールを送信する場合,ここで指定した数でユーザー数を区切ってメールを送信する。
0〜1000の範囲で指定する。
0を定義した場合,送信する最大ユーザー数の制限をしない。
256
hptl_jp1_imss_mail_form_address メール送信者のメールアドレスを指定する。
例:administrator@hitachi.com
誤ったメールアドレスを指定した場合でも,そのまま送信されるため,注意すること。
(凡例)
△:必要に応じて指定する
−:設定値なし

ユーザー削除時のメール送信設定

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-29 メール定義ファイルで設定できる指定キー一覧(ユーザー削除時のメール送信設定)

指定キー名 説明 デフォルト値 指定要否
hptl_jp1_imss_mail_user_delete_flag ユーザー削除時にメールを送信するかどうかを指定する。ONのとき送信する。ON以外のときは送信しない。 OFF
hptl_jp1_imss_mail_user_delete_title ユーザー削除時に送信するメールのタイトルを指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数によるタイトルの置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合は,表示されない。
【ユーザー削除通知】
hptl_jp1_imss_mail_user_delete_text ユーザー削除時に送信するメールの本文を指定する。
変数による本文の置き換えができる。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
タブを使用したい場合は「\t」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合(次の文字がn,t,\以外)は,表示されない。
ユーザー「%USERID%(%USERNAME%)」が削除されました。\nユーザー「%USERID%(%USERNAME%)」に関係する案件の確認をお願いします。
(凡例)
△:必要に応じて指定する
注※
変数については,次の「変数による情報の変換について」を参照してください。

ロール削除時のメール送信設定

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-30 メール定義ファイルで設定できる指定キー一覧(ロール削除時のメール送信設定)

指定キー名 説明 デフォルト値 指定要否
hptl_jp1_imss_mail_role_delete_flag ロール削除時にメールを送信するかどうかを指定する。ONのとき送信する。ON以外のときは送信しない。 OFF
hptl_jp1_imss_mail_role_delete_title ロール削除時に送信するメールのタイトルを指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数によるタイトルの置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合は,表示されない。
【ロール削除通知】
hptl_jp1_imss_mail_role_delete_text ロール削除時に送信するメールの本文を指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数による本文の置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
タブを使用したい場合は「\t」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合(次の文字がn,t,\以外)は,表示されない。
ロール「%ROLEID%(%ROLENAME%)」が削除されました。\nロール「%ROLEID%(%ROLENAME%)」に関係する案件の確認をお願いします。
(凡例)
△:必要に応じて指定する
注※
変数については,次の「変数による情報の変換について」を参照してください。

案件作成時のメール送信設定

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-31 メール定義ファイルで設定できる指定キー一覧(案件作成時のメール送信設定)

指定キー名 説明 デフォルト値 指定要否
hptl_jp1_imss_mail_item_create_flag 案件作成時にメールを送信するかどうかを指定する。ONのとき送信する。ON以外のときは送信しない。 OFF
hptl_jp1_imss_mail_item_create_title 案件作成時に送信するメールのタイトルを指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数によるタイトルの置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合は,表示されない。
【案件作成通知 %ITEMID%】%TITLE%
hptl_jp1_imss_mail_item_create_text 案件作成時に送信するメールの本文を指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数による本文の置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
タブを使用したい場合は「\t」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合(次の文字がn,t,\以外)は,表示されない。
「%SYSTEM%」システムの「%PROCESS%」プロセスで新規案件が作成されました。\n案件ID:%ITEMID%\nタイトル:%TITLE%\n優先度:%PRIORITY%\nステータス:%STATUS%\n担当者:%CHARGE%\n作業期限:%PERIOD%\n
(凡例)
△:必要に応じて指定する
注※
変数については,次の「変数による情報の変換について」を参照してください。

案件エスカレーション時のメール送信設定

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-32 メール定義ファイルで設定できる指定キー一覧(案件エスカレーション時のメール送信設定)

指定キー名 説明 デフォルト値 指定要否
hptl_jp1_imss_mail_item_escalation_flag 案件エスカレーション時にメールを送信するかどうかを指定する。ONのとき送信する。ON以外のときは送信しない。 OFF
hptl_jp1_imss_mail_item_escalation_title 案件エスカレーション時に送信するメールのタイトルを指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数によるタイトルの置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合は,表示されない。
【案件エスカレーション通知 %ITEMID%】%TITLE%
hptl_jp1_imss_mail_item_escalation_text 案件エスカレーション時に送信するメールの本文を指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数による本文の置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
タブを使用したい場合は「\t」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合(次の文字がn,t,\以外)は,表示されない。
「%SYSTEM%」システムの「%PROCESS%」プロセスに案件がエスカレーションされました。\n案件ID:%ITEMID%\nタイトル:%TITLE%\n優先度:%PRIORITY%\nステータス:%STATUS%\n担当者:%CHARGE%\n作業期限:%PERIOD%\n
(凡例)
△:必要に応じて指定する
注※
変数については,次の「変数による情報の変換について」を参照してください。

案件担当者変更時のメールタイトル,本文

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-33 メール定義ファイルで設定できる指定キー一覧(案件担当者変更時のメールタイトル,本文)

指定キー名 説明 デフォルト値 指定要否
hptl_jp1_imss_mail_item_charge_flag 案件担当者変更時にメールを送信するかどうかを指定する。ONのとき送信する。ON以外のときは送信しない。 OFF
hptl_jp1_imss_mail_item_charge_title 案件担当者変更時に送信するメールのタイトルを指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数によるタイトルの置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合は,表示されない。
【案件担当者変更通知 %ITEMID%】%TITLE%
hptl_jp1_imss_mail_item_charge_text 案件担当者変更時に送信するメールの本文を指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数による本文の置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
タブを使用したい場合は「\t」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合(次の文字がn,t,\以外)は,表示されない。
「案件ID:%ITEMID%」の案件の担当者が変更になりました。\nシステム:%SYSTEM%\nプロセス:%PROCESS%\nタイトル:%TITLE%\n優先度:%PRIORITY%\nステータス:%STATUS%\n担当者:%CHARGE%\n作業期限:%PERIOD%\n
(凡例)
△:必要に応じて指定する
注※
変数については,次の「変数による情報の変換について」を参照してください。

案件クローズ時のメールタイトル,本文

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-34 メール定義ファイルで設定できる指定キー一覧(案件クローズ時のメールタイトル,本文)

指定キー名 説明 デフォルト値 指定要否
hptl_jp1_imss_mail_item_close_flag 案件クローズ時にメールを送信するかどうかを指定する。ONのとき送信する。ON以外のときは送信しない。 OFF
hptl_jp1_imss_mail_item_close_title 案件クローズ時に送信するメールのタイトルを指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数によるタイトルの置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合は,表示されない。
【案件クローズ通知 %ITEMID%】%TITLE%
hptl_jp1_imss_mail_item_close_text 案件クローズ時に送信するメールの本文を指定する。
制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列が指定できる。変数による本文の置き換えができる。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。
改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
タブを使用したい場合は「\t」と指定する。
「\\」を指定した場合は「\」に変換される。
「\」だけを指定した場合(次の文字がn,t,\以外)は,表示されない。
「案件ID:%ITEMID%」の案件がクローズになりました。\nシステム:%SYSTEM%\nプロセス:%PROCESS%\nタイトル:%TITLE%\n優先度:%PRIORITY%\nステータス:%STATUS%\n担当者:%CHARGE%\n作業期限:%PERIOD%\n
(凡例)
△:必要に応じて指定する
注※
変数については,次の「変数による情報の変換について」を参照してください。

期限前通知のための設定

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-35 メール定義ファイルで設定できる指定キー一覧(期限前通知のための設定)

指定キー名 説明 デフォルト値 指定要否
hptl_jp1_imss_mail_form_name メール送信者の名前を指定する。 JP1/IM-SS
hptl_jp1_imss_mail_charaset メールの文字コードを指定する。次のコードから指定できる。
  • 「us-ascii」:ANSIコード
  • 「iso-8859-1」:Latin 1コード
  • 「iso-2022-jp」:JISコード
  • 「shift_jis」:シフトJIS
  • 「euc-jp」:EUC
  • 「utf-8」:Unicode UTF-8
「iso-2022-jp」
hptl_jp1_imss_mail_format メールの形式を指定する。 text/plain
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_mail_maximum_num 期限前通知の担当者あてに送る1通のメールにまとめる案件の最大数を指定する。
指定できる値は1〜100の半角数字(整数)。
20
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_title 期限前通知の担当者あてメールのタイトルを指定する。 【作業期限通知 担当者向け】案件の作業期限が迫っています
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_text 期限前通知の担当者あてメールの本文を指定する。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
作業期限が近づいている案件は%ITEMNUM_ASSIGNED%件です。\n
 優先度が大至急の案件は%ITEMNUM_PRIHIGH_ASSIGNED%件です。\n
 優先度が至急の案件は%ITEMNUM_PRIMID_ASSIGNED%件です。\n
 優先度が標準の案件は%ITEMNUM_PRINOR_ASSIGNED%件です。\n
システム:%SYSTEM%\n
プロセス:%PROCESS%\n
--------\n
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_text_rep 期限前通知の担当者あてメールの本文(繰り返し部分)を指定する。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
%ITEMID%の案件の作業期限が近づいています。\n
タイトル:%TITLE%\n
優先度:%PRIORITY%\n
ステータス:%STATUS%\n
担当者:%CHARGE%\n
作業期限:%PERIOD%\n
--------\n
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_text_over 1通にまとめる案件の最大数を超えたときに出力される,期限前通知の担当者あてメールの本文を指定する。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
本通知に記載できる案件の上限数を超えました。\n
期限が近づいている案件が残り%ITEMNUM_ASSIGNED_REMAIN%件あります。\n
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_pwb_title 期限前通知のプロセスワークボード管理者あてメールのタイトルを指定する。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
【作業期限通知 プロセスワークボード管理者向け】%ITEMNUM_PWB%件の案件の作業期限が迫っています
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_pwb_text 期限前通知のプロセスワークボード管理者あてメールの本文を指定する。
「%」を使用したい場合は「%%」と指定する。改行を使用したい場合は「\n」と指定する。
作業期限が近い案件数をお知らせします。\n
期限前日数:%BEFORE_DAYS%\nメール通知回数設定:%SEND_FREQUENCY%\n
システム:%SYSTEM%\n
プロセス:%PROCESS%\n
案件数:%ITEMNUM_PWB%件\n
優先度が大至急の案件は%ITEMNUM_PRIHIGH_PWB%件です。\n
優先度が至急の案件は%ITEMNUM_PRIMID_PWB%件です。\n
優先度が標準の案件は%ITEMNUM_PRINOR_PWB%件です。\n
(凡例)
△:必要に応じて指定する
注※
変数については,次の「変数による情報の変換について」を参照してください。

メールによる案件登録のための設定

指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-36 メール定義ファイルで設定できる指定キー一覧(メールによる案件登録のための設定)

指定キー名 説明 デフォルト値 指定要否
hptl_jp1_imss_mail_use_jssitementrybymail メールによる案件登録コマンドを使用するかどうかを設定する。ON以外のときは,メールによる案件登録コマンドは使用できない。 OFF
hptl_jp1_imss_mail_pop3_server POP3サーバのアドレスを指定する。 localhost
hptl_jp1_imss_mail_pop3_port POP3サーバのポート番号を指定する。
指定できる値は1〜65535の半角数字(整数)。
110
hptl_jp1_imss_mail_pop3_address メールから案件を登録できるユーザーのメールアドレスを指定する。複数指定する場合は「;」で区切って記述する。最大1,000のメールアドレス(RFC822に準拠した文字列)を指定できる。
hptl_jp1_imss_mail_pop3_domain メールから案件を登録できるユーザーをドメインで指定する。複数指定する場合は「;」で区切って記述する。最大100のドメイン(RFC822に準拠した文字列)を指定できる。
hptl_jp1_imss_mail_pop3_user メールによる案件登録用メールの送信先となるメールサーバのユーザーアカウントを指定する。
hptl_jp1_imss_mail_pop3_password メールによる案件登録用メールの送信先となるメールサーバのパスワードを指定する。
hptl_jp1_imss_mail_ receive_number メールサーバから一度に取得するメールの件数を指定する。
指定できる値は1〜100の半角数字(整数)。
50
hptl_jp1_imss_mail_messageid_maxlen 二重登録を抑止するために使用するメールのMessageID長を,バイト単位で指定する。
指定できる値は1〜255の半角数字(整数)。
64
hptl_jp1_imss_mail_tmp_file_max_size メール一時退避ファイルの最大ファイルサイズを,メガバイト単位で指定する。
指定できる値は1〜10の半角数字(整数)。
5
hptl_jp1_imss_mail_tmp_file_max_num メール一時退避ファイルとして出力する最大ファイル数を指定する。
指定できる値は1〜200の半角数字(整数)。
100
hptl_jp1_imss_mail_append_file_output_path 添付ファイルの出力先フォルダのパスを100文字以内で指定する。パスは「/(スラント)」で区切る。
hptl_jp1_imss_mail_append_file_output_folder_max 添付ファイルの出力先となる最大フォルダ数を指定する。
指定できる値は1〜999の半角数字(整数)。
200
hptl_jp1_imss_mail_append_file_output_max_size 出力できる添付ファイルの最大サイズを,メガバイト単位で指定する。
指定できる値は1〜100の半角数字(整数)
5
(凡例)
○:必ず指定する
△:必要に応じて指定する
−:設定値なし

変数による情報の変換について

メールタイトル,メール本文には,変数を使って案件情報に含まれる情報を指定できます。メール送信時に,変数が案件情報中の情報に変換されて送信されます。変数を記述する場合は,「%USERID%」のような形式で指定します。使用できる変数を次に示します。

表14-37 メールタイトル,メール本文で使用できる変数

変数名 変換後の内容 備考
%USERID% 削除対象ユーザーの「ユーザーID」に変換される。 ユーザー削除時のメールタイトル,メール本文で使用できる。
%USERNAME% 削除対象ユーザーの「ユーザー名」に変換される。
%ROLEID% 削除対象ロールの「ロールID」に変換される。 ロール削除時のメールタイトル,メール本文で使用できる。
%ROLENAME% 削除対象ロールの「ロール名」に変換される。
%ITEMID% 該当する案件の「案件ID」の内容に変換される。 次の場合にメールタイトル,メール本文で使用できる。
  • 案件の作成
  • 案件のエスカレーション
  • 案件の担当者変更
  • 案件のクローズ
  • 作業の期限前通知
%TITLE% 該当する案件の「タイトル」の内容に変換される。
%SYSTEM% 該当する案件の「システム」の内容に変換される。
%PROCESS% 該当する案件の「プロセス」の内容に変換される。
%PRIORITY% 該当する案件の「優先度」の内容に変換される。
%STATUS% 該当する案件の「ステータス」の内容に変換される。
%CHARGE% 該当する案件の「担当者」の内容に変換される。
%PERIOD% 該当する案件の「作業期限」の内容に変換される。
%ITEMNUM_ASSIGNED% 担当者のすべての対象案件数に変換される。 作業の期限前通知時のメール本文に使用できる。
%ITEMNUM_PRIHIGH_ASSIGNED% 担当者の優先度が大至急の案件数に変換される。
%ITEMNUM_PRIMID_ASSIGNED% 担当者の優先度が至急の案件数に変換される。
%ITEMNUM_PRINOR_ASSIGNED% 担当者の優先度が標準の案件数に変換される。
%ITEMNUM_ASSIGNED_REMAIN% 担当者あてのメールに含まれていない案件の残数に変換される。
%ITEMNUM_PWB% プロセスワークボード管理者のすべての対象案件数に変換される。
%BEFORE_DAYS% 期限前通知の対象とする日数に変換される。
%SEND_FREQUENCY% メールで通知する頻度に変換される。
%ITEMNUM_PRIHIGH_PWB% プロセスワークボード管理者の優先度が大至急の案件数に変換される。
%ITEMNUM_PRIMID_PWB% プロセスワークボード管理者の優先度が至急の案件数に変換される。
%ITEMNUM_PRINOR_PWB% プロセスワークボード管理者の優先度が標準の案件数に変換される。
注意事項
  • 前方の%だけがある場合(例:%USERID)は,変換されないでそのまま送信されます。
  • 変数名に誤りがある場合は,変換されないでそのまま送信されます。

定義例

案件の担当者変更時にメール送信する設定をした場合の定義例を次に示します。なお,この定義例では,設定に必要な部分だけを抜き出しています。

hptl_jp1_imss_mail_server=MailServer1
hptl_jp1_imss_mail_port=25
hptl_jp1_imss_mail_user_max=256
hptl_jp1_imss_mail_form_address=administrator@hitachi.com
hptl_jp1_imss_mail_item_charge_flag=ON
hptl_jp1_imss_mail_item_charge_title=【案件担当者変更通知 %ITEMID%】%TITLE%
hptl_jp1_imss_mail_item_charge_text=「案件ID:%ITEMID%」の案件の担当者が変更になりました。\nシステム:%SYSTEM%\nプロセス:%PROCESS%\nタイトル:%TITLE%\n優先度:%PRIORITY%\nステータス:%STATUS%\n担当者:%CHARGE%\n作業期限:%PERIOD%\n
 

期限前通知に使用するメールの定義例を次に示します。

hptl_jp1_imss_mail_form_name=JP1/IM-SS
hptl_jp1_imss_mail_form_address=administrator@hitachi.com
hptl_jp1_imss_mail_charaset=iso-2022-jp
hptl_jp1_imss_mail_format=text/plain
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_mail_maximum_num=20
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_title=【作業期限通知 担当者向け】案件の作業期限が迫っています
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_text=作業期限が近づいている案件は%ITEMNUM_ASSIGNED%件です。\n
 優先度が大至急の案件は%ITEMNUM_PRIHIGH_ASSIGNED%件です。\n 優先度が至急の案件は%ITEMNUM_PRIMID_ASSIGNED%件です。\n 優先度が標準の案件は%ITEMNUM_PRINOR_ASSIGNED%件です。\nシステム:%SYSTEM%\nプロセス:%PROCESS%\n --------\n
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_text_rep=%ITEMID%の案件の作業期限が近づいています。\nタイトル:%TITLE%\n優先度:%PRIORITY%\nステータス:%STATUS%\n担当者:%CHARGE%\n作業期限:%PERIOD%\n --------\n
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_assigned_text_over=本通知に記載できる案件の上限数を超えました。\n期限が近づいている案件が残り%ITEMNUM_ASSIGNED_REMAIN%件あります。\n
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_pwb_title=【作業期限通知 プロセスワークボード管理者向け】%ITEMNUM_PWB%件の案件の作業期限が迫っています
hptl_jp1_imss_mail_inform_deadline_pwb_text=作業期限が近い案件数をお知らせします。\n期限前日数:%BEFORE_HOURS%\nメール通知回数設定:%SEND_FREQUENCY%\nシステム:%SYSTEM%\nプロセス:%PROCESS%\n案件数:%ITEMNUM_PWB%件\n 優先度が大至急の案件は%ITEMNUM_PRIHIGH_ASSIGNED%件です。\n 優先度が至急の案件は%ITEMNUM_PRIMID_ASSIGNED%件です。\n 優先度が標準の案件は%ITEMNUM_PRINOR_ASSIGNED%件です。\n
 

メールによる案件登録に使用するメールの定義例を次に示します。

hptl_jp1_imss_mail_use_jssitementrybymail=ON
hptl_jp1_imss_mail_pop3_server=MailServer2
hptl_jp1_imss_mail_pop3_port=110
hptl_jp1_imss_mail_pop3_address=user1@hitachi.com;user2@hitachi.com
hptl_jp1_imss_mail_pop3_domain=hitachi.com;hitachi.co.jp
hptl_jp1_imss_mail_pop3_user=sender
hptl_jp1_imss_mail_pop3_password=sender_pswd
hptl_jp1_imss_mail_receive_number=50
hptl_jp1_imss_mail_messageid_maxlen=64
hptl_jp1_imss_mail_tmp_file_max_size=5
hptl_jp1_imss_mail_tmp_file_max_num=100
hptl_jp1_imss_mail_append_file_output_path=C:/jp1_imss/mail/append_file
hptl_jp1_imss_mail_append_file_output_folder_max=200
hptl_jp1_imss_mail_append_file_output_max_size=5