JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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7.8 ステータスのカスタマイズ

ユーザーの運用に合わせて,ステータスをカスタマイズできます。ステータスは次の3とおりのカスタマイズができます。

ステータスは,次の二つの画面からカスタマイズできます。

それぞれのカスタマイズ手順を次に示します。

<この節の構成>
(1) 使用するステータスの選択
(2) ステータスの表示順序変更
(3) ステータス名称の編集

(1) 使用するステータスの選択

使用するステータスは,次の二つの方法で選択できます。

それぞれの手順を次に示します。

(a) プロセス共通で使用するステータスを選択する

プロセス共通で使用するステータスを選択する手順を次に示します。この操作ができるのは,プロセスワークボード管理ロールに所属するユーザーです。

  1. メイン画面(案件一覧)で最上位の[プロセスワークボード]を選択して,メニューから[アクション]−[ステータスの管理]を選択する。
    [ステータス管理]画面が表示されます。[ステータス管理]画面を次の図に示します。

    図7-22 [ステータス管理]画面

    [図データ]

  2. 使用したいステータスの[使用]チェックボックスをチェックする。
    [使用]チェックボックスがチェックされているステータスを,該当するプロセスで使用できます。
  3. メニューから[登録]を選択する。
    使用するステータスが変更され,メイン画面(案件一覧)に戻ります。
注意事項
  • 未使用に変更されたステータスのアクセス権は削除されます。
  • 「受付(ステータスID:JIMSD_STAT_INQUIRY)」,および「クローズ(ステータスID:JIMSD_STAT_CLOSE)」のステータスは,メイン画面(案件状況)の案件状況の確認で使用するため,使用不可にできません。
    参考
    • メイン画面(案件一覧)で最上位の[プロセスワークボード]を選択して,右クリックメニューから[ステータスの管理]を選択しても,[ステータス管理]画面を表示できます。
    • ユーザー拡張用のステータスはデフォルトで10種類用意されていますが,ユーザーの運用に合わせて数を変更できます。ユーザー拡張用のステータスの数は,システムプロパティファイルで変更します。詳細については,「14. 定義ファイル」の「システムプロパティファイル(hptl_jp1_imss_main_setting.properties)」を参照してください。
    • JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行する設定の場合,[JP1イベント発行]チェックボックスが表示され,案件のステータス変更時にJP1イベントを発行するかどうかについて設定できます。
      詳細については,「7.11.1(1) JP1/IM - Service Supportでの設定」を参照してください。
(b) プロセスワークボードごとに使用するステータスを選択する

プロセスワークボードごとに使用するステータスを選択する手順を次に示します。この操作ができるのは,プロセスワークボード管理ロールに所属するユーザー,およびプロセスワークボード管理者です。

  1. メイン画面(案件一覧)で目的のプロセスワークボードを選択して,メニューから[アクション]−[ステータスの管理]を選択する。
    [ステータス管理]画面(プロセスワークボード固有)が表示されます。[ステータス管理]画面(プロセスワークボード固有)を次の図に示します。

    図7-23 [ステータス管理]画面(プロセスワークボード固有)

    [図データ]

  2. 使用したいステータスの[使用]チェックボックスをチェックする。
    [使用]チェックボックスがチェックされているステータスを,該当するプロセスワークボードで使用できます。
    [プロセスの共通設定を使用する]チェックボックスをチェックすると,[ステータス管理]画面で設定したプロセス共通の設定が適用されます。
  3. メニューから[登録]を選択する。
    使用するステータスが変更され,メイン画面(案件一覧)に戻ります。
注意事項
  • プロセスワークボードの状態が「削除待ち」の場合は,[ステータス管理]画面(プロセスワークボード固有)を表示できません。
  • 未使用に変更されたステータスのアクセス権は削除されます。
  • [プロセスの共通設定を使用する]チェックボックスをチェックして[登録]を選択すると,[ステータス管理]画面(プロセスワークボード固有)で設定した情報は削除されます。そのあとに[プロセスの共通設定を使用する]チェックボックスからチェックを外した場合は,[ステータス管理]画面で設定したプロセス共通の設定が適用されます。
    参考
    • メイン画面(案件一覧)で目的のプロセスワークボードを選択して,右クリックメニューから[ステータスの管理]を選択しても,[ステータス管理]画面を表示できます。
    • JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行する設定の場合,[JP1イベント発行]チェックボックスが表示され,案件のステータス変更時にJP1イベントを発行するかどうかについて設定できます。
      詳細については,「7.11.1(1) JP1/IM - Service Supportでの設定」を参照してください。

(2) ステータスの表示順序変更

ステータスの表示順序は,次の二つの方法で変更できます。

それぞれの手順を次に示します。

(a) プロセス共通のステータスの表示順序を変更する

プロセス共通のステータスの表示順序を変更する手順を次に示します。この操作ができるのは,プロセスワークボード管理ロールに所属するユーザーです。

  1. メイン画面(案件一覧)で最上位の[プロセスワークボード]を選択して,メニューから[アクション]−[ステータスの管理]を選択する。
    [ステータス管理]画面が表示されます。
  2. 順序を変更したいステータスを選択して,[▲上へ]ボタン,または[▼下へ]ボタンをクリックする。
    ステータスの名称,またはステータスIDをクリックすると,ステータスが選択できます。
    [▲上へ]ボタンをクリックすると,選択したステータスが1段上に移動します。[▼下へ]ボタンをクリックすると,選択したステータスが1段下に移動します。[▲上へ]ボタン,および[▼下へ]ボタンを使って,ステータスを任意の位置に移動させてください。
  3. ステータスを任意の表示順序に変更し終わったら,メニューから[登録]を選択する。
    ステータスの表示順序が変更され,メイン画面(案件一覧)に戻ります。
(b) プロセスワークボードごとにステータスの表示順序を変更する

プロセスワークボードごとにステータスの表示順序を変更する手順を次に示します。この操作ができるのは,プロセスワークボード管理ロールに所属するユーザー,およびプロセスワークボード管理者です。

  1. メイン画面(案件一覧)で目的のプロセスワークボードを選択して,メニューから[アクション]−[ステータスの管理]を選択する。
    [ステータス管理]画面(プロセスワークボード固有)が表示されます。
  2. 順序を変更したいステータスを選択して,[▲上へ]ボタン,または[▼下へ]ボタンをクリックする。
    ステータスの名称,またはステータスIDをクリックすると,ステータスが選択できます。
    [▲上へ]ボタンをクリックすると,選択したステータスが1段上に移動します。[▼下へ]ボタンをクリックすると,選択したステータスが1段下に移動します。[▲上へ]ボタン,および[▼下へ]ボタンを使って,ステータスを任意の位置に移動させてください。
  3. ステータスを任意の表示順序に変更し終わったら,メニューから[登録]を選択する。
    ステータスの表示順序が変更され,メイン画面(案件一覧)に戻ります。
注意事項
  • プロセスワークボードの状態が「削除待ち」の場合は,[ステータス管理]画面(プロセスワークボード固有)を表示できません。
  • [プロセスの共通設定を使用する]チェックボックスをチェックして[登録]を選択すると,[ステータス管理]画面(プロセスワークボード固有)で設定した情報は削除されます。そのあとに[プロセスの共通設定を使用する]チェックボックスからチェックを外した場合は,[ステータス管理]画面で設定したプロセス共通の設定が適用されます。

(3) ステータス名称の編集

ステータスの名称を編集する手順を次に示します。この操作ができるのは,プロセスワークボード管理ロールに所属するユーザーです。

  1. メイン画面(案件一覧)で最上位の[プロセスワークボード]を選択して,メニューから[アクション]−[ステータスの管理]を選択する。
    [ステータス管理]画面が表示されます。
  2. メニューから[ラベルの編集]を選択する。
    [ステータスラベル編集]画面が表示されます。

    図7-24 [ステータスラベル編集]画面

    [図データ]

  3. ステータスの名称を編集する。
    1バイト以上255バイト以内で,制御文字(0x00〜0x1F,0x7F)以外の文字列を入力してください。
  4. ステータスの名称をすべて編集し終わったら,[設定]を選択する。
    編集されたステータスの名称が登録され,[ステータス管理]画面に戻ります。
注意事項
  • メイン画面(案件状況)での案件の状況確認に影響が出るため,「受付」や「クローズ」など,デフォルトで提供されているステータスは意味が大幅に異なる名称に編集しないでください。
  • メイン画面(案件状況)での状況確認の集計対象となる案件は,ステータスIDで特定されています。例えば,ユーザー拡張用ステータスを使用して「審議中」という名称のステータスを新たに作成しても,「審議中」としては集計されません。
  • 同じステータスの名称は登録できません。
  • メイン画面(案件状況)での状況確認の集計単位「審議中」は,ステータスID「JIMSD_STAT_DISCUSSING」を集計対象としています。「審議中」の名称を編集する場合は,「審議中」として集計されることを考慮した名称に編集してください。
  • ステータス名称を編集した場合は,案件情報インポートコマンドに影響が出るため,コードマッピングファイルもあわせて編集する必要があります。詳細については,「14. 定義ファイル」の「コードマッピングファイル(jp1imss_itemimport_codemap.conf)」を参照してください。