JP1/IM - Service Supportは，JP1/IM - Managerと連携することで，JP1/IM - Managerが管理するJP1イベントをJP1/IM - Service Supportのインシデント（案件）として自動登録できます。また，JP1/IM - Managerから自動登録された案件がクローズしたときに，JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行して，自動アクション経由で対処状況を「対処済」に変更することができます。さらに，案件のステータスが変更されたときに，案件情報を格納したJP1イベントを発行して，JP1/IM - Manager側で定義された自動アクションを実行することもできます。

JP1/IM - Manager連携の概要を次の図に示します。

図3-1　JP1/IM - Manager連携の概要

エージェント上で発生したJP1イベントを統合マネージャーのJP1/IM - Managerで集中管理します。JP1/IM - Managerは，インシデントとして管理が必要なJP1イベントの発生を契機に，JP1/IM - Service Supportに対してインシデントを自動登録します。

JP1イベントをインシデントとして自動登録するには，JP1/IM - Managerの自動アクション機能を利用します。

また，自動登録されたインシデント（案件）のステータスが「クローズ」に変更されたとき，案件の登録・編集時に案件のステータスが変更されたときなどには，JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行します。

＜この節の構成＞

3.1.1　自動アクションによる案件の自動登録

3.1.2　自動アクションを利用したJP1製品とのイベント連携

3.1.3　案件のステータス変更に応じたJP1イベントの対処状況の変更

3.1.4　JP1イベントによるステータス変更の通知と自動アクション