JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド
各JP1製品は,自身の起動・終了や障害発生などの際,JP1イベントを発行しています。JP1/IM - Service Supportは,これらのJP1イベントの情報を,JP1/IM - Managerを介して受け取ることで,JP1製品と連携できます。
JP1/IM - Service SupportではJP1製品と連携するために,インシデント管理,問題管理の案件フォームに次の表に示す案件項目を用意しています。
表3-1 JP1連携用の案件項目
項目※ | 説明 |
---|---|
プロダクト名 (-jp1) |
JP1製品用の共通項目。 JP1イベントを発行したプロダクト名を指定する。JP1イベント発行元製品の判別に利用する。 |
ジョブネット名 (-jobnet) |
JP1/AJS2用の項目。 JP1/AJS2のジョブネット名を指定する。どのジョブネットで障害が発生したかの判別に利用する。 |
ジョブ名 (-job) |
JP1/AJS2用の項目。 JP1/AJS2のジョブ名を指定する。どのジョブで障害が発生したかの判別に利用する。 |
SNMPソース (-snmp) |
JP1/Cm2/NNM用の項目。 JP1/BaseのSNMPトラップ変換機能で発行されたJP1イベントのSNMPトラップの発生ソース名を指定する。どのSNMPソースで障害が発生したかの判別に利用する。 |
監視ノード名 (-node) |
JP1/IM - Managerの統合スコープ機能用の項目。 JP1/IM - Managerの統合スコープ機能で定義した監視ノード名を指定する。どの監視ノードで障害が発生したかの判別に利用する。 |
アラーム名 (-alarm) |
JP1/PFM - Web Console用の項目。 JP1/PFM - Web Consoleが発行するJP1イベントのアラーム名を指定する。しきい値監視をしているリソースの,どのリソースで障害が発生したかの判別に利用する。 |
JP1/IM - Managerホスト名,イベントDB内通し番号 (-evt) |
JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行するための項目。 自動登録された案件と関連するJP1イベントの,JP1/IM - Managerのホスト名とイベントDB内通し番号を指定する。 |
JP1製品が発行するJP1イベントの情報を,JP1/IM - Service Supportが案件として受け取るため,JP1/IM - Manager側でどのように自動アクションを定義すればよいかについては,「4.10.1(1) JP1製品と連携する場合の自動アクション定義例」を参照してください。また,JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行してJP1/IM - Managerと連携するため,JP1/IM - Manager側でどのように自動アクションを定義すればよいかについては,「4.10.1(2) JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行する場合の自動アクション定義例」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2007, 2008, Hitachi, Ltd.