JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド
JP1/IM - Managerは,同ホスト上のJP1/BaseからJP1イベントを取得します。取得したJP1イベントの中に,自動アクションの実行条件に合致するJP1イベントがあった場合,自動アクションの実行内容に従ってコマンドを自動実行します。自動アクションの実行条件や実行内容は,JP1/IM - Managerで定義します。
JP1/IM - Service Supportは,このJP1/IM - Managerの機能を利用してjssitementryコマンドを自動実行し,案件管理DBにインシデントを登録します。
jssitementryコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jssitementry(案件登録)」を参照してください。
JP1/IM - Managerの自動アクションを利用して,JP1/IM - Service Supportの案件管理DBにインシデントを登録するまでの処理を次の図に示します。
図3-2 自動アクションによるインシデントの登録処理
図中の番号に従って説明します。
次に自動アクションの実行条件,実行内容について概略を説明します。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド」,およびマニュアル「JP1/Integrated Management - Manager リファレンス」を参照してください。
JP1/IM - Managerでは,自動アクションを実行する条件として,JP1イベントのIDやメッセージ,JP1イベントの属性値を指定できます。この指定した内容を基に,JP1/IM - Managerでは自動アクションを実行するかどうかを判定しています。
JP1/IM - Service Supportに自動アクションを実行する場合,正常運用を妨げる事象の発生を通知するJP1イベントを実行条件に指定します。
JP1/IM - Managerでは,自動アクションの実行内容として,実行先や実行コマンド(アクション),実行ユーザーなどを指定できます。この指定した内容を基に,JP1/IM - Managerでは自動アクションを実行します。
JP1/IM - Managerと連携してJP1/IM - Service Supportにインシデントを自動登録する場合,実行先に案件管理サーバ名,実行コマンドとしてjssitementryコマンドを指定します。
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