JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド
ルールオペレーション・ビューアーをセットアップする手順について説明します。なお,JP1/IM - Managerの[イベントコンソール]画面から,JP1/IM - RLの画面を起動する場合は,JP1/IM - Managerに接続するJP1/IM - Viewで,次に示すセットアップをしてください。
- <この項の構成>
- (1) セットアップコマンドの実行
- (2) ルールオペレーション・ビューアーの通信動作の設定
- (3) 連携する他製品のビューアーの接続先の設定
- (4) 障害に備えた設定
(1) セットアップコマンドの実行
ルールオペレーション・ビューアーを使用するには,JP1/IM - Viewをインストールしたホストで,jcovrmsetupコマンドを実行する必要があります。jcovrmsetupコマンドの詳細については,「9. コマンド」の「jcovrmsetup」を参照してください。
(2) ルールオペレーション・ビューアーの通信動作の設定
メイン画面および[ルールモニタ]画面に表示される内容は,一定の間隔で最新に更新されます。自動更新の有無や更新間隔,JP1/IM - RLとの間で通信障害が発生した場合の,通信のリトライ間隔とリトライ回数を変更できます。デフォルトでは,60秒間隔でポーリングします。通信障害が発生した場合は,10秒間隔で3回ポーリングをリトライします。
また,メイン画面,[ルール監視]画面および[ルール実行履歴]画面に[テスト実行]列を表示するかどうかを設定できます。
設定する手順を次に示します。
- 次に示すルールオペレーション・ビューアー動作定義ファイルをエディターなどで開く。
Viewパス\conf\jrmview\jrmview.conf- 次に示す設定を変更する。
- ポーリングの有無
- ポーリングのリトライ間隔
- リトライ回数
- [テスト実行]列の表示の有無
- JP1/IM - Viewを再起動する。
ルールオペレーション・ビューアー動作定義ファイルの詳細については,「10. 定義ファイル」の「ルールオペレーション・ビューアー動作定義ファイル(jrmview.conf)」を参照してください。
(3) 連携する他製品のビューアーの接続先の設定
メイン画面のツールバーまたはメニューからは,次のビューアーを起動できます。
- セントラルコンソール・ビューアー
- セントラルスコープ・ビューアー
- セントラルインフォメーションマスター・ビューアー
デフォルトでは,これらのビューアーの接続先はJP1/IM - RLのログイン先ホストとなりますが,接続先を変更したい場合に設定してください。
設定する手順を次に示します。
- 次に示す起動プログラム接続先設定ファイルをエディターなどで開く。
Viewパス\conf\jrmview\jrm_appexec_def.conf- 設定を変更する。
- jbssetcnfコマンドを実行して,定義内容を反映する。
jbssetcnf Viewパス\conf\jrmview\jrm_appexec_def.conf起動プログラム接続先設定ファイルの詳細については,「10. 定義ファイル」の「起動プログラム接続先設定ファイル(jrm_appexec_def.conf)」を参照してください。
(4) 障害に備えた設定
JP1/IM - Viewでは,トラブル発生時に資料を採取するためのツールを,バッチファイル(jcoview_log.bat)として提供しています。このツールは,トラブルの解決に必要な情報を一括して採取します。jcoview_log.batについては,「9. コマンド」の「jcoview_log.bat」を参照してください。
JP1/IM - Viewの資料採取ツールでは,セントラルコンソール・ビューアー,セントラルスコープ・ビューアー,セントラルインフォメーションマスター・ビューアーのトラブルシュート資料も採取されます。
また,JP1/IM - RLと同様に,メモリーダンプおよびクラッシュダンプが必要となる場合があります。これらのダンプを採取する場合は,あらかじめ出力設定をしてください。メモリーダンプおよびクラッシュダンプの出力設定については,「3.4.3(8) 障害に備えた設定」を参照してください。
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