Collaboration - File Sharing ユーザーズガイド

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2.2.5 ファイルまたはフォルダをコピーする

ファイルまたはフォルダをコピーするには,[アクション▼]メニューで操作します。

操作

  1. ファイル/フォルダ一覧領域で,コピー元のファイルまたはフォルダのチェックボックスをチェックします。
    複数のファイルまたはフォルダをコピーしたい場合は,複数のチェックボックスをチェックしてください。
  2. [アクション▼]−[フォルダへコピー]を選択します。
    [フォルダへコピー]画面が表示されます。
  3. ファイルまたはフォルダのコピー先とするフォルダを選択します。
  4. [OK]ボタンをクリックします。
    ファイルまたはフォルダがコピーされ,[フォルダへコピー]画面が閉じます。

[フォルダへコピー]画面の各項目の詳細は,「3.11 [フォルダへコピー]画面」を参照してください。

<この項の構成>
(1) コピー時のファイル名
(2) コピー先のファイルまたはフォルダに設定されるプロパティ
(3) 配布URLを利用しているファイルをコピーした場合
(4) 注意事項

(1) コピー時のファイル名

コピー元フォルダと同じ階層にファイルまたはフォルダをコピーする場合,ファイル名またはフォルダ名の末尾に「△(n)」(△:半角スペース,n:2以上の自然数)が付けられたファイルまたはフォルダがコピーされます。このとき,ファイルまたはフォルダの名前および名前(英語)にも,ファイル名またはフォルダ名と同じ値が設定されます。なお,同じ階層に,ファイル名またはフォルダ名の末尾に「△(n)」が付いたファイルまたはフォルダがすでに存在する場合は,コピー先のファイル名またはフォルダ名の末尾に付けられる「△(n)」は,すでに同じ階層に存在する数を除いた中での最小の数になります。

例えば,ファイル「仕様書.doc」およびファイル「仕様書 (3).doc」ファイルが存在する階層で,「仕様書.doc」をコピー元フォルダの同じ階層にコピーすると,「仕様書 (2).doc」というファイル名のファイルがコピーされます。さらに,「仕様書.doc」をコピー元フォルダの同じ階層にコピーすると,「仕様書 (4).doc」というファイル名のファイルがコピーされます。

(2) コピー先のファイルまたはフォルダに設定されるプロパティ

[ファイル共有]ポートレット上で,ファイルまたはフォルダをコピーした場合に,コピー先のファイルまたはフォルダに設定されるプロパティについて,次の表に示します。

表2-8 コピー先のファイルまたはフォルダに設定されるプロパティ([ファイル共有]ポートレットの場合)

プロパティ 実行する操作
コピー 上書きコピー
名前
名前(英語)
ファイル名またはフォルダ名
ファイルの種類
ファイルのサイズ
作成者 ※1
作成日時 ※2
更新者
更新日時
ファイルのロックユーザ ×※3 ×※3
ファイルのロック日時 ×※3 ×※3
ファイルのロックファイル更新日時 ×※3 ×※3
コメント
グループフォルダのファイルまたはフォルダの所有者 ※1※4
フォルダの振り分けルール 個人フォルダ内でコピーする場合
グループフォルダ内,コミュニティフォルダ内,または異なるルートフォルダ間でコピーする場合
ファイルのアクセス日時 ※2 ※2

(凡例)
○:プロパティが更新されます。
×:プロパティは設定されません。
△:コピー先のファイルまたはフォルダのプロパティが適用されます。
−:コピー元のファイルまたはフォルダのプロパティが適用されます。

注※1
操作を実行したユーザが設定されます。

注※2
ユーザが操作を実行した日時が設定されます。

注※3
コピー先ではアンロックされるため,プロパティは設定されません。

注※4
グループフォルダの運用者が操作を実行した場合は,セキュリティ管理者のユーザIDが設定されます。

注※
グループフォルダの運用者が操作を実行した場合は,セキュリティ管理者のユーザIDが設定されます。

(3) 配布URLを利用しているファイルをコピーした場合

ファイルをコピーする前に,コピー元またはコピー先のファイルの配布URLを利用していた場合,ファイルをコピーしたあと配布URLをクリックしたときにアクセスできるファイルについて,次に示します。

(4) 注意事項

次に示す場合はエラーとなり,ファイルまたはフォルダをコピーできません。

アクセス権がない場合
  • コピー元のファイルまたはフォルダに対するアクセス権がない場合
  • コピー先に指定したフォルダに対するアクセス権がない場合
  • ファイルまたはフォルダを上書きコピーする場合に,上書きされるファイルまたはフォルダに対するアクセス権がないとき
ファイルまたはフォルダをコピーするときに必要なアクセス権については,操作に応じて,次に示す個所を参照してください。

同一のファイル名またはフォルダ名がある場合
  • ファイルをコピーする場合,コピー先フォルダに,同じフォルダ名のフォルダがすでにあるとき
  • フォルダをコピーする場合,コピー先フォルダに,同じファイル名のファイルがすでにあるとき

ロックされているファイルをコピーする場合
ロックされているファイルをコピーする場合,コピー先のファイルはアンロックされます。また,自分でロックしているファイルか,ほかのユーザによってロックされているファイルかによって,コピー先のファイルの内容が異なります。
  • 自分でロックしているファイルの場合
    ファイルをロックしたあとに更新しているときは,コピー先のファイルの内容は,更新した時点の内容です。
    ファイルをロックしたあとに更新していないときは,コピー先のファイルの内容は,ファイルをロックした時点の内容です。
  • ほかのユーザによってロックされているファイルの場合
    コピー先のファイルの内容は,ファイルがロックされた時点の内容です。
ロックされているファイルに対して[ファイル共有]ポートレットでできる操作は,「2.1.1(1) ロックされているファイルに対して実行できる操作」を参照してください。

ファイルの状態による場合
  • ファイルを上書きコピーする場合に,上書きされるファイルがロックされているとき

ルートフォルダの状態による場合
  • ファイルをコピーする場合に,コピー先フォルダのルートフォルダの状態が「調整中」または「調整中(ファイル参照可)」のとき
    ルートフォルダの状態は,[プロパティ全般]画面で確認できます。[プロパティ全般]画面の表示方法は,「2.2.13(1) フォルダのプロパティを参照する」を参照してください。
  • ルートフォルダが異なるフォルダへファイルをコピーすることによって,コピー先フォルダのルートフォルダの使用済みサイズが最大許容サイズを超えてしまう場合
  • ルートフォルダが異なるフォルダへ,下位にファイルを含むフォルダをコピーすることによって,コピー先フォルダのルートフォルダの使用済みサイズが最大許容サイズを超えてしまう場合
  • ファイルをコピーする場合,コピー先フォルダのルートフォルダのベースパスがパスとして設定されている,ベースパス情報の状態が「ファイルの参照のみ許可」になっているとき

ほかのポートレットの状態による場合
  • [メール]ポートレットでメールの振り分けルールの設定に失敗したとき