Collaboration - File Sharing ユーザーズガイド

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2.1.1 [ファイル共有]ポートレットでできる操作

[ファイル共有]ポートレットでは,ファイルおよびフォルダに対して次の操作ができます。

注※
個人フォルダ,グループフォルダまたはコミュニティフォルダでは,アクセス権を設定する対象が異なります。それぞれのフォルダでのアクセス権を設定する対象については,表2-11を参照してください。

ファイルおよびフォルダの操作手順は,「2.2 [ファイル共有]ポートレットを使用してファイルおよびフォルダを操作する」を参照してください。

<この項の構成>
(1) ロックされているファイルに対して実行できる操作
(2) ファイルおよびフォルダ操作時の注意点

(1) ロックされているファイルに対して実行できる操作

ロックされているファイルに対して,[ファイル共有]ポートレットから実行できる操作について,表2-1〜表2-4に示します。個人フォルダの場合については,表2-1および表2-2を参照してください。グループフォルダおよびコミュニティフォルダの場合については,表2-3および表2-4を参照してください。グループフォルダおよびコミュニティフォルダの場合,ファイルをロックしているのが自分か,ほかのユーザかによって,実行できる操作が異なります。

表2-1 個人フォルダのロックされているファイルに対して実行できる操作([ファイル共有]ポートレットの場合)

ファイルの操作 ファイルの状態
ロックされていない ロックされている
名称変更 ファイル名を変更する
移動 同一ルートフォルダ内で移動する
異なるルートフォルダ間で移動する ×
コピー 同一ルートフォルダ内でコピーする
異なるルートフォルダ間でコピーする
開く ファイルを開く
更新 ファイルをロックする ×
ファイルを更新する
更新した内容を反映してアンロックする ×
更新した内容をロック前の状態に戻す ×
削除 ファイルを削除する
プロパティ参照 ファイルのプロパティを参照する
プロパティ更新 ファイルのプロパティを更新する
アクセス権参照 ファイルのアクセス権を参照する
アクセス権更新 ファイルのアクセス権を更新する

(凡例)
○:操作できます。
×:操作できません。

注※
自分でロックしているファイルをコピーする場合,ファイルをロックしたあとに更新したときは,コピー先のファイルは,更新した時点の内容になります。
ファイルをロックしたあとに更新していないときは,コピー先のファイルは,ファイルをロックした時点の内容になります。

表2-2 個人フォルダのロックされているファイルに対して実行できる上書き操作([ファイル共有]ポートレットの場合)

ファイルの操作 移動元またはコピー元ファイルの状態 移動先またはコピー先ファイルの状態
ロックされていない ロックされている
上書き移動 同一ルートフォルダ内で上書き移動する ロックされていない ×
ロックされている ×
異なるルートフォルダ間で上書き移動する ロックされていない ×
ロックされている × ×
上書きコピー 同一ルートフォルダ内で上書きコピーする ロックされていない ×
ロックされている ×
異なるルートフォルダ間で上書きコピーする ロックされていない ×
ロックされている ×

(凡例)
○:操作できます。
×:操作できません。

表2-3 グループフォルダおよびコミュニティフォルダのロックされているファイルに対して実行できる操作([ファイル共有]ポートレットの場合)

ファイルの操作 ファイルの状態
ロックされていない 自分でロックしている ほかのユーザによってロックされている
名称変更 ファイル名を変更する ×
移動 同一ルートフォルダ内で移動する ×
異なるルートフォルダ間で移動する × ×
コピー 同一ルートフォルダ内でコピーする ※1 ※2
異なるルートフォルダ間でコピーする ※1 ※2
開く ファイルを開く ※3
更新 ファイルをロックする × ×
ファイルを更新する ×
更新した内容を反映してアンロックする × ×※4
更新した内容をロック前の状態に戻す × ×※4
削除 ファイルを削除する ×
プロパティ参照 ファイルのプロパティを参照する
プロパティ更新 ファイルのプロパティを更新する ×
アクセス権参照 ファイルのアクセス権を参照する
所有者変更 ファイルの所有者を変更する(グループフォルダの場合)

(凡例)
○:操作できます。
×:操作できません。

注※1
コピーするファイルの内容は,ファイルをロックしたあとに編集している内容となります。

注※2
コピーするファイルの内容は,ファイルがロックされた時点の内容となります。

注※3
参照できるファイルの内容は,ファイルがロックされた時点の内容となります。

注※4
次のユーザの場合は操作できます。
・運用者権限で操作するグループフォルダの運用者
・コミュニティ管理者およびコミュニティ運用者

表2-4 グループフォルダおよびコミュニティフォルダのロックされているファイルに対して実行できる上書き操作([ファイル共有]ポートレットの場合)

ファイルの操作 移動元またはコピー元ファイルの状態 移動先またはコピー先ファイルの状態
ロックされていない 自分またはほかのユーザによってロックされている
上書き移動 同一ルートフォルダ内で上書き移動する ロックされていない ×
自分でロックしている ×
ほかのユーザによってロックされている × ×
異なるルートフォルダ間で上書き移動する ロックされていない ×
自分でロックしている × ×
ほかのユーザによってロックされている × ×
上書きコピー 同一ルートフォルダ内で上書きコピーする ロックされていない ×
自分でロックしている ×
ほかのユーザによってロックされている ×
異なるルートフォルダ間で上書きコピーする ロックされていない ×
自分でロックしている ×
ほかのユーザによってロックされている ×

(凡例)
○:操作できます。
×:操作できません。

(2) ファイルおよびフォルダ操作時の注意点

[ファイル共有]ポートレットでのファイルおよびフォルダの操作は,アクセス権,またはルートフォルダの状態に依存します。ルートフォルダとは,個人ルートフォルダ,グループルートフォルダおよびワークプレースルートフォルダのことです。アクセス権の詳細は,「2.6 アクセス制御」を参照してください。

ルートフォルダの状態と[ファイル共有]ポートレットでできるファイルおよびフォルダの操作を次の表に示します。

表2-5 ルートフォルダの状態とファイルおよびフォルダの操作([ファイル共有]ポートレットの場合)

操作 ルートフォルダの状態
使用可能 調整中 調整中(ファイル参照可)
登録 ファイルを登録する
フォルダを作成する × ×
名称変更 ファイル名またはフォルダ名を変更する
移動 ファイル 同一ルートフォルダ内で移動する
異なるルートフォルダ間で移動する × ×
フォルダ 同一ルートフォルダ内で移動する
異なるルートフォルダ間で移動する
上書き移動 ファイル 同一ルートフォルダ内で移動する × ×
異なるルートフォルダ間で移動する × ×
フォルダ 同一ルートフォルダ内で移動する
異なるルートフォルダ間で移動する
コピー ファイルをコピーする × ×
フォルダをコピーする
上書きコピー ファイルを上書きコピーする × ×
フォルダを上書きコピーする
開く ファイルを開く ×
更新 ファイルをロックする × ×
ファイルを更新する × ×
更新した内容を反映してアンロックする × ×
更新した内容をロック前の状態に戻す × ×
プロパティ参照 ファイルのプロパティを参照する
フォルダのプロパティを参照する
プロパティ更新 ファイルのプロパティを更新する
フォルダのプロパティを更新する
アクセス権参照 ファイルのアクセス権を参照する
フォルダのアクセス権を参照する
アクセス権更新 ファイルのアクセス権を更新する
フォルダのアクセス権を更新する
削除 ファイルを削除する × ×
フォルダを削除する

(凡例)
○:操作できます。
△:下位にファイルおよびフォルダを含まない場合だけ操作できます。
×:操作できません。

なお,個人ルートフォルダ,グループルートフォルダおよびワークプレースルートフォルダの状態は,[プロパティ全般]画面で確認できます。[プロパティ全般]画面の表示方法は,「2.2.13(1) フォルダのプロパティを参照する」を参照してください。