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Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


変更内容

変更内容(3000-6-501-O0) Hitachi Advanced Data Binder 05-08

追加・変更内容

変更個所

排他制御の改善

CREATE TABLE文やINSERT文,およびadbimportコマンド(バックグラウンドインポート)などの処理で,排他資源が確保できなかった場合,排他資源の競合によるエラーとしないで,排他資源を確保するまで処理を待ち状態にできるようにしました。

それに伴い,サーバ定義にadb_sys_lck_conflict_behaviorオペランドを新規に追加しました。

2.10.22.10.52.10.82.10.8(4)7.17.2.516.1.218.4.5(2)

トランザクション隔離性水準がREPEATABLE READのトランザクションの実行中にadbchgchunkstatusコマンドを実行した場合,次にそのトランザクション上で実行するSQL文の処理対象データを次のように変更しました。

<変更前>

adbchgchunkstatusコマンドが正常終了したときのデータ

<変更後>

SQL文の実行開始時(検索の場合はカーソルオープン時)に通常状態のチャンクのデータ

2.9.2(2)

クラウドストレージ機能に関する変更

クラウドストレージ機能の使用時に,INSERT文,UPDATE文,およびDELETE文を実行できるようにしました。それに伴い,次の機能も使用できるようにしました。

  • SQLパラレル実行機能

  • 更新行のカラム化機能

2.21.2(4)18.4.5(5)18.12.2(1)18.32.1(2)18.32.1(3)18.32.2(3)18.34.2(2)

クラウドストレージ機能を使用しているときのDBエリアの使用量の確認方法を追加しました。

22.3

ALTER TABLE文の機能拡張

ALTER TABLE文で実表の列を削除できるようにしました。

ALTER TABLE文で実表の列を削除する方法については,右記の変更個所で太字表示されている個所を参照してください。

2.1.2(3)2.10.711.1.311.2.8(6)11.18.1

ALTER TABLE文で実表の列のデータ型を次のように変更できるようにしました。

  • データ長が1~254バイトのVARCHAR型の列のデータ長を,最大255バイトまで長くできます。

ALTER TABLE文で実表の列のデータ型を変更する方法については,右記の変更個所で太字表示されている個所を参照してください。

2.1.2(3)2.10.711.1.611.2.8(4)

EFSの共有ディスク対応

クラウド環境でマルチノード機能を使用する場合,ノード切り替え対象のファイルシステムを作成したEFSをHAモニタの共有ディスクとして扱えるようにしました。

18.34.218.34.2(2)18.34.2(3)18.34.2(3)(d)18.34.2(4)(d)18.34.4(5)(c)18.34.4(5)(g)18.34.4(5)(h)

クラウド環境でコールドスタンバイ構成を使用する場合,系切り替え対象のファイルシステムを作成したEFSをHAモニタの共有ディスクとして扱えるようにしました。

19.22.219.22.2(3)19.22.2(4)19.22.4(5)19.22.4(6)(b)19.22.4(6)(e)

HADBサーバの自動再起動

HADBサーバが自動再起動したときの対処方法の説明を変更しました。

10.2.4

HADBサーバおよびHADBオプションのインストールに関する変更

HADBサーバまたはHADBオプションをインストールしたときに,HADBサーバの製品情報がサーバディレクトリ下のadbinstsv.logファイル(HADBオプションの場合はadboptinst_s3option.logファイル)に出力されます。このHADBサーバの製品情報に,HADBサーバのPP形名の情報を出力するようにしました。

3.2.2(11)8.2.2(8)8.2.48.6.28.8.28.8.3

HADBサーバおよびHADBオプションのインストール,バージョンアップ,バージョンダウン,修正版との入れ替えに関する説明を追加しました。

8.28.2.48.6.28.78.7.1(3)8.7.2(3)8.88.8.3

バージョンアップに関する変更

バージョンアップ時の注意事項(バージョンアップ時に行われるビュー表の再作成)の説明を変更しました。

8.6.5(5)

環境変数に関する注意事項の追加

次の環境変数にHADBサーバでサポートしていないロケールを指定すると,HADBサーバの使用時にKFAA40006-Eメッセージが出力されてエラーになる注意事項を追加しました。

  • LANGLC_ALLLC_COLLATELC_CTYPELC_MESSAGESLC_MONETARYLC_NUMERICLC_TIME

8.4

SQLトレース情報に関する変更

  • SQLトレースファイルの先頭に出力されるHADBサーバのバージョン情報に,HADBサーバのPP形名の情報を出力するようにしました。

  • 更新系SQLを含むトランザクションを実行した場合,コミット処理に関する統計情報をSQL文の統計情報として出力するようにしました。

10.11.2(1)10.11.2(2)(b)

ワーカーノードの追加に関する留意事項の追加

ワーカーノードの追加に関する次の留意事項を追加しました。

  • 読み書き可能トランザクションまたはadbimportコマンドなどの一部のコマンドの実行中は,ワーカーノードの追加処理が待ち状態になります。

  • ワーカーノードの追加処理中は,読み書き可能トランザクションおよびadbimportコマンドなどの一部のコマンドの処理が待ち状態になります。

18.18.2

見積もり式に関する変更

ディクショナリ用DBエリアの見積もり式を変更しました。

5.11

HADBサーバ開始時のメモリ所要量の見積もり式を変更しました。

6.3.3(3)6.3.3(3)(v)

通常運用時のメモリ所要量の見積もり式を変更しました。

6.3.4(2)(c)

adbinitコマンド実行時のメモリ所要量の見積もり式を変更しました。

6.3.5(2)

adbdbstatusコマンド実行時のメモリ所要量の見積もり式を変更しました。

6.3.9(2)

adbmergechunkコマンド実行時のメモリ所要量の見積もり式を変更しました。

6.3.13(1)(d)6.3.13(2)6.3.13(2)(g)6.3.13(2)(i)

adbimportコマンド実行時の作業用一時ファイル容量の見積もり式を変更しました。

6.21.1

HADBサーバおよびHADBクライアントの適用OSにRed Hat Enterprise Linux Server 9を新規にサポートし,Red Hat Enterprise Linux Server 6のサポートを終了しました。

1.3.12.21.13.1.13.1.1(4)3.2.1(3)3.2.1(4)3.11.36.28.28.2.18.2.1(1)8.2.1(7)8.2.1(8)8.2.1(9)8.2.3(2)8.2.3(4)8.12.2(2)10.4.611.7.1(4)12.8.1(2)16.1.418.2.118.34.2(1)18.34.3(1)19.2.119.22.2(1)19.22.3(1)

HADBクライアントの次の適用OSのサポートを終了しました。

  • Windows 7

  • Windows 8.1

  • Windows Server 2008 R2

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