2.21.1 クラウド環境でHADBサーバを使用する際の条件
- ■使用できるクラウド環境について
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次のクラウド環境でHADBサーバを構築,運用できます。
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AWS(Amazon Web Service)
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- ■DBエリアのデータの格納場所について
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クラウド環境でHADBサーバを使用する場合,次のDBエリアのデータをAmazon S3またはEBSのどちらかに格納します(どちらに格納するかを選択します)。
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データ用DBエリア
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マスタディレクトリ用DBエリア
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ディクショナリ用DBエリア
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システム表用DBエリア
上記のDBエリアのデータをAmazon S3に格納するか,EBSに格納するかによって,システムの構築方法および運用方法が異なります。
- 重要
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上記のDBエリアのデータをAmazon S3に格納する場合は,HADBオプションをインストールしてクラウドストレージ機能を使用する必要があります。クラウドストレージ機能を使用してAmazon S3にDBエリアのデータを格納する場合は,「2.21.2 Amazon S3にDBエリアのデータを格納する場合(クラウドストレージ機能を使用する場合)」を参照してください。
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上記のDBエリアのデータをEBSに格納する場合は,クラウドストレージ機能を使用する必要はありません。そのため,HADBオプションのインストールも必要ありません。EBSにDBエリアのデータを格納する場合は,「2.21.3 EBSにDBエリアのデータを格納する場合(クラウドストレージ機能を使用しない場合)」を参照してください。
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- ■適用OSについて
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クラウドストレージ機能を使用する場合は,適用OSがRHEL8またはRHEL9となります。
クラウドストレージ機能を使用しない場合は,適用OSがRHEL7,RHEL8,またはRHEL9となります。