18.32.2 運用
- 〈この項の構成〉
(1) SQLメインノードとSQLサブノードを確認する場合
adbls -d prlコマンドを実行すると,SQLメインノードとSQLサブノードを確認できます(検索系SQLが実行されているノードを確認できます)。詳細については,「18.10.7 SQLメインノードとSQLサブノードを確認する場合」を参照してください。
(2) 検索系SQLにSQLパラレル実行機能が適用されたかどうかを確認する場合
SQLトレース機能によって出力されるSQLトレース情報を確認すると,実行した検索系SQLにSQLパラレル実行機能が適用されたかどうかを確認できます。詳細については,「10.11.2 SQLトレース情報に出力される情報」の「(7) SQLパラレル実行機能に関する情報」を参照してください。
検索系SQLを実行する前にSQLパラレル実行機能が適用されるかどうかを確認したい場合は,アクセスパス情報を参照してください。詳細については,マニュアルHADB AP開発ガイドのツリー表示に出力される情報のSQLパラレル実行機能の適用情報を参照してください。
(3) 検索対象表にデータをインポートをする場合
クラウドストレージ機能を使用していないときにadbimportコマンドを実行する際は注意が必要です。詳細については,「18.12.2 実表の運用(マルチノード機能の使用時)」の「(1) 実表にデータを格納する方法(マルチノード機能の使用時)」を参照してください。
(4) 注意事項
次のどちらかの条件に該当する場合,SQLパラレル実行機能が適用された検索系SQLはエラーになります。このとき,エラーメッセージKFAA31898-Eが出力されます。
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同一トランザクションで別の文ハンドルを使用して検索系SQLを実行しているときに,SQLパラレル実行機能を適用した検索系SQLを実行しようとした場合
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SQLパラレル実行機能を適用した検索系SQLの最大同時実行数(サーバ定義のadb_sys_max_parallel_exec_numオペランドの値)を超えて,SQLパラレル実行機能を適用した検索系SQLを実行しようとした場合