Hitachi

Hitachi Advanced Data Binder システム構築・運用ガイド


18.4.5 各ノードでのサーバ定義の作成

マルチノード機能を使用する場合は,全ノードでサーバ定義を作成する必要があります。サーバ定義の作成方法については,「8.5 サーバ定義の作成および変更方法」を参照してください。サーバ定義のオペランドについては,「7. サーバ定義の設計」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 全ノードに指定する必要があるオペランド

マルチノード機能を使用する場合,次のオペランドを全ノードに指定してください。

メモ

HAモニタありのマルチノード構成の場合,このオペランドには,プライマリノードおよび全セカンダリノードのホスト名とポート番号を指定しますが,指定値の順序も同じにしてください。

(2) ノードで指定値を同じにする必要があるオペランド

次のオペランドは,全ノードで指定値を同じにしてください。オペランドを省略した場合は,全ノードでオペランドを省略してください

メモ
  • HAモニタありのマルチノード構成の場合,プライマリノードおよび全セカンダリノードで指定値が異なるノードが1つでもあると,マルチノード構成のHADBサーバを開始できません。

  • 指定値が異なるワーカーノードがある場合,そのワーカーノードをマルチノード構成に追加することはできません。

(3) ライマリノードとセカンダリノードで指定値を同じにする必要があるオペランド

HAモニタありのマルチノード構成の場合,次のオペランドは,プライマリノードとセカンダリノードで指定値を同じにしてください。オペランドを省略する場合は,プライマリノードおよびセカンダリノードでオペランドを省略してください。指定値が異なると,マルチノード構成のHADBサーバを開始できません。

(4) ーカーノードを使用する場合

ワーカーノードを使用する場合は,全ノードに次のオペランドを指定してください。また,指定値を全ノードで同じにしてください。

また,ワーカーノードには,次のオペランドを指定してください。

メモ

HAモニタなしのマルチノード構成の場合,ワーカーノードの設定が必須のため,上記の2つのオペランドを指定する必要があります。

(5) SQLパラレル実行機能を使用する場合

SQLパラレル実行機能を使用する場合は,次のオペランドの指定値を全ノードで同じにしてください。オペランドを省略する場合は,全ノードでオペランドを省略してください。オペランドの指定値がSQLメインノードと一致しないノードは,SQLサブノードの候補になりません。そのため,オペランドの指定値を一致させておかないと,検索系SQLの処理で使用されるノード数が少なくなります。SQLパラレル実行機能を適用する検索系SQLの実行時にSQLサブノードが1つも確保できない場合,その検索系SQLはエラーになります。

注※

クラウドストレージ機能を使用している場合に指定するオペランドです。これらのオペランドの指定値を全ノードで同じにしてください。

(6) 査証跡機能を使用する場合

査証跡機能を使用する場合は,全ノードに次のオペランドを指定してください。オペランドの指定値は,ノードごとに異なっていてもかまいません

メモ
  • HAモニタありのマルチノード構成の場合,プライマリノードおよび全セカンダリノードで上記のオペランドの指定有無が異なるノードが1つでもあると,マルチノード構成のHADBサーバを開始できません。

  • 上記のオペランドの指定有無が異なるワーカーノードがある場合,そのワーカーノードをマルチノード構成に追加することはできません。

(7) PAM認証を使用する場合

PAM認証を使用する場合は,次のオペランドを指定してください。

(8) DBエリア暗号化機能を使用する場合

DBエリア暗号化機能を使用する場合は,全ノードに次のオペランドを指定してください。オペランドの指定値は,ノードごとに異なっていてもかまいませんが,同じHADB暗号鍵ファイルを指定してください

メモ
  • HAモニタありのマルチノード構成の場合,プライマリノードおよび全セカンダリノードで上記のオペランドの指定有無が異なるノードが1つでもあるか,または異なるHADB暗号鍵ファイルを指定したノードが1つでもある場合,マルチノード構成のHADBサーバを開始できません。

  • 上記のオペランドの指定有無が異なるワーカーノードがあるか,または異なるHADB暗号鍵ファイルを指定したワーカーノードがある場合,そのワーカーノードをマルチノード構成に追加することはできません。

(9) クラウドストレージ機能を使用する場合

クラウドストレージ機能を使用する場合は,全ノードに次のオペランドを指定してください。オペランドの指定値も全ノードで同じにしてください。

メモ
  • HAモニタありのマルチノード構成の場合,プライマリノードおよび全セカンダリノードで上記のオペランドの指定がない,または指定値が異なるノードが1つでもあると,マルチノード構成のHADBサーバを開始できません。

  • 上記のオペランドの指定がない,または指定値が異なるワーカーノードがある場合,そのワーカーノードをマルチノード構成に追加することはできません。

(10) サーバ定義の指定例(HAモニタありのマルチノード構成の場合)

■プライマリノードおよびセカンダリノードの場合

プライマリノードおよびセカンダリノードのサーバ定義の指定例を次に示します。指定値を同じにする必要があるオペランド以外は,ノードごとに指定値を変更できます。

set adb_db_path = /HADB/db
set adb_rpc_port = 23650
set adb_sys_max_users = 10
set adb_sys_rthd_num = 40
set adb_sys_uthd_num = 128
set adb_sql_exe_max_rthd_num = 4
set adb_sys_memory_limit = 64000
set adb_sys_multi_node_info = 172.16.0.11:23651,\    ...1
                              172.16.0.12:23651,\    ...2
                              172.16.0.13:23651      ...3
set adb_sys_multi_max_worker_nodes = 8               ...4
 
adbbuff -g TBLBUF01 \
        -n ADBUTBL01 \
        -p 1000000 \
        -v 1024
adbbuff -g IDXBUF01 \
        -n ADBUIDX01 \
        -p 2500000 

[説明]

  1. プライマリノードhadb01のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.11,およびポート番号23651を指定します。

  2. セカンダリノードhadb02のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.12,およびポート番号23651を指定します。

  3. セカンダリノードhadb03のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.13,およびポート番号23651を指定します。

  4. ワーカーノードの最大数を指定します。最大8つのワーカーノードを追加できるようになります。

■ワーカーノードの場合

ワーカーノードのサーバ定義の指定例を次に示します。指定値を同じにする必要があるオペランド以外は,ワーカーノードごとに指定値を変更できます。

set adb_db_path = /HADB/db
set adb_rpc_port = 23650
set adb_sys_max_users = 10
set adb_sys_rthd_num = 40
set adb_sys_uthd_num = 128
set adb_sql_exe_max_rthd_num = 4
set adb_sys_memory_limit = 64000
set adb_sys_multi_node_info = 172.16.0.11:23651,\            ...1
                              172.16.0.12:23651,\            ...2
                              172.16.0.13:23651              ...3
set adb_sys_multi_max_worker_nodes = 8                       ...4
set adb_sys_multi_worker_node_info = 172.16.0.14:23651       ...5

adbbuff -g TBLBUF01 \
        -n ADBUTBL01 \
        -p 1000000 \
        -v 1024

adbbuff -g IDXBUF01 \
        -n ADBUIDX01 \
        -p 2500000

[説明]

  1. プライマリノードhadb01のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.11,およびポート番号23651を指定します。

  2. セカンダリノードhadb02のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.12,およびポート番号23651を指定します。

  3. セカンダリノードhadb03のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.13,およびポート番号23651を指定します。

  4. ワーカーノードの最大数を指定します。最大8つのワーカーノードを追加できるようになります。

  5. ワーカーノードhadb04のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.14,およびポート番号23651を指定します。

重要

上記の5.のadb_sys_multi_worker_node_infoオペランドは,ワーカーノードごとに指定値が変わります。自ワーカーノード(このサーバ定義を指定するワーカーノード)のホスト名とポート番号を指定します。

(11) サーバ定義の指定例(HAモニタなしのマルチノード構成の場合)

■プライマリノードの場合

プライマリノードのサーバ定義の指定例を次に示します。

set adb_db_path = /HADB/db
set adb_rpc_port = 23650
set adb_sys_max_users = 10
set adb_sys_rthd_num = 40
set adb_sys_uthd_num = 128
set adb_sql_exe_max_rthd_num = 4
set adb_sys_memory_limit = 64000
set adb_sys_multi_node_info = 172.16.0.11:23651     ...1
set adb_sys_multi_max_worker_nodes = 8              ...2
 
adbbuff -g TBLBUF01 \
        -n ADBUTBL01 \
        -p 1000000 \
        -v 1024
adbbuff -g IDXBUF01 \
        -n ADBUIDX01 \
        -p 2500000 

[説明]

  1. プライマリノードhadb01のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.11,およびポート番号23651を指定します。

  2. ワーカーノードの最大数を指定します。最大8つのワーカーノードを追加できるようになります。

■ワーカーノードの場合

ワーカーノードのサーバ定義の指定例を次に示します。指定値を同じにする必要があるオペランド以外は,ワーカーノードごとに指定値を変更できます。

set adb_db_path = /HADB/db
set adb_rpc_port = 23650
set adb_sys_max_users = 10
set adb_sys_rthd_num = 40
set adb_sys_uthd_num = 128
set adb_sql_exe_max_rthd_num = 4
set adb_sys_memory_limit = 64000
set adb_sys_multi_node_info = 172.16.0.11:23651             ...1
set adb_sys_multi_max_worker_nodes = 8                      ...2
set adb_sys_multi_worker_node_info = 172.16.0.12:23651      ...3

adbbuff -g TBLBUF01 \
        -n ADBUTBL01 \
        -p 1000000 \
        -v 1024

adbbuff -g IDXBUF01 \
        -n ADBUIDX01 \
        -p 2500000

[説明]

  1. プライマリノードhadb01のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.11,およびポート番号23651を指定します。

  2. ワーカーノードの最大数を指定します。最大8つのワーカーノードを追加できるようになります。

  3. ワーカーノードhadb02のHADBサーバ間通信用のIPアドレス172.16.0.12,およびポート番号23651を指定します。

重要

上記の3.のadb_sys_multi_worker_node_infoオペランドは,ワーカーノードごとに指定値が変わります。自ワーカーノード(このサーバ定義を指定するワーカーノード)のホスト名とポート番号を指定します。