分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

1.5 バッファプーリング機能

バッファプーリング機能は,RPC要求およびTCP/IP通信に使用するメッセージを格納するバッファ(バイト配列)をプーリングする機能です。

RPC要求やTCP/IP通信を頻繁に実行するアプリケーションでは,サイズの大きなバッファの生成および破棄が繰り返されて,ガベージコレクションによる性能への影響が大きくなります。そのような場合に,バッファプーリング機能でバッファをプーリングすると,バッファの生成や破棄を少なくできます。これによってガベージコレクションの頻度が下がり,性能が向上します。

<この節の構成>
1.5.1 バッファプールとメッセージバッファ
1.5.2 構成定義での指定
1.5.3 バッファの取得と解放
1.5.4 インデクスドレコード使用時のバッファの取得と解放
1.5.5 クライアントスタブ使用時のバッファの取得と解放
1.5.6 バッファプーリング機能を使用したアプリケーションの実行
1.5.7 バッファサイズの見積もり方法