分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引
バッファプーリング機能を使用すると,生成されたバッファは,同じバッファサイズごとにプーリングされます。同じバッファサイズのバッファを管理するプールのことを,バッファプールと呼びます。なお,バッファプーリング機能を使用するとき,TP1ConnectionManagerクラスは,最大サイズ(1048576バイト)のバッファプールを必ず自動的に生成します。ただし,RPC送受信メッセージの最大長拡張機能を使用する場合,最大サイズには<option>要素のmaxMessageSize属性で指定した値(×1048576バイト)が設定されます。
バッファプール管理の構成例を,次の図に示します。
図1-26 バッファプール管理の構成例
RPC要求およびTCP/IP通信にインデクスドレコードを使用するアプリケーションでは,バッファプールから取得したバッファをTP1ConnectionManagerクラスが生成するMessageBufferインスタンス(メッセージバッファ)に保持します。メッセージバッファは,インデクスドレコードのメッセージ用のレコード要素として使用します。
なお,RPC要求にクライアントスタブを使用する場合は,Connector .NETの内部でTP1ConnectionManagerクラスが生成するバッファプールを使用するため,アプリケーションが意識することなくバッファプーリング機能を利用できます。
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