分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引
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記号|英字|ア行|カ行|サ行|タ行|ナ行|ハ行
Connector .NETに関する用語について説明します。その他の用語については,必要に応じて次のマニュアルおよびドキュメントを参照してください。
- 「OpenTP1 解説」
- 「TP1/LiNK 使用の手引」
- .NET Frameworkのドキュメント
記号
- .NETインタフェース定義
- SPP.NETのRPCインタフェース情報を.NET Frameworkに対応したプログラム言語で定義したものです。
英字
- ADO.NET
- .NET Frameworkが提供するデータアクセスの技術セットです。
- ASP.NET
- .NET Frameworkが提供するWebアプリケーションやXML Webサービスを構築するための技術セットです。
- CLR(Common Language Runtime)
- →共通言語ランタイムの説明を参照してください。
- CLS(Common Language Specification)
- →共通言語仕様の説明を参照してください。
- CTS(Common Type System)
- →共通型システムの説明を参照してください。
- CUP.NET(Client User Program for .NET Framework)
- Client .NETを利用して,SPP.NETやSPPにサービスを要求するクライアントアプリケーションのことです。
- さまざまなアプリケーション形態が可能であり,アプリケーション形態に応じたランタイムホストで実行されます。
- GAC(Global Assembly Cache)
- →グローバルアセンブリキャッシュの説明を参照してください。
- SPP.NET(Service Providing Program for .NET Framework)
- OpenTP1 for .NET FrameworkのUAPのうち,ファイルへのアクセスなどサーバの役割をするプログラムのことです。SPP.NETは,クライアントUAPから要求されたサービスを実行するサービスメソッドから構成されます。
- OpenTP1 for .NET Frameworkが提供するランタイムホストで実行されます。
- SPP.NET実行コンテナ
- Extension .NETが提供するSPP.NET実行用のランタイムホストです。
- SUP.NET(Service Using Program for .NET Framework)
- OpenTP1 for .NET FrameworkのUAPのうち,SPP.NETまたはSPPに処理要求をするだけの,クライアントアプリケーションのことです。ほかのUAPにサービスを提供するためのメソッドは持ちません。
- TSP(TP1 Service Proxy)
- TSPは,コネクションを意識しないでOpenTP1のサービスを利用できるプロキシクラスです。
- XML Webサービス
- XML,HTTP,SOAPなどのインターネット標準技術を利用して,ネットワーク上に分散した異なるプラットフォーム上のアプリケーションを連携させる技術,または連携したアプリケーション(サービス)のことです。
ア行
- アセンブリ
- .NET Frameworkのアプリケーションの配置やバージョン管理などを行う場合の基本単位です。アセンブリは,リソースやファイルの論理的な集合として,一つの機能を構成します。
- アプリケーションドメイン
- 共通言語ランタイムがアプリケーション間を分離するために使用する処理単位です。
- 同じアプリケーションの有効範囲内(アプリケーションスコープ)で作成されたオブジェクトの集合の境界を示します。
- アプリケーションベースディレクトリ
- アプリケーションドメインに読み込まれるDLLファイルまたはEXEファイルを格納するディレクトリのことです。
- インデクスドレコード
- Connector .NETでバイナリデータを使用した,RPCを発行する場合およびTCP/IP通信をする場合に使用するインタフェースのことです。
カ行
- カスタムレコードクラス
- データ型定義で定義したデータ型を.NET Frameworkのデータ型に対応づけて生成したデータ変換クラスのことです。
- 完全限定名
- 名前空間の名前から指定するオブジェクトの参照方法です。完全限定名を使用すると,使用するオブジェクトを特定できるため,名前の競合が発生しません。
- 共通型システム(CTS)
- 共通言語ランタイムでの型の宣言,使用,および管理方法を定義したものです。
- 共通言語仕様(CLS)
- 共通言語ランタイムによってサポートされる言語機能のサブセットです。
- 共通言語ランタイム(CLR)
- .NET Frameworkに対応するプログラムが使用する共通の動作環境(ランタイム)です。
- クライアントスタブ
- →スタブの説明を参照してください。
- グローバルアセンブリキャッシュ(GAC)
- 複数のアプリケーションで共有するアセンブリを格納するコードキャッシュのことです。
- コネクション
- Connector .NETは,Client .NETが提供するTP1Clientクラスのインスタンスにハンドルを関連づけて管理します。TP1Clientクラスのインスタンスに関連づけられたハンドルのことを,コネクションと呼びます。
- コネクションプーリング機能
- 一度生成されたコネクションをプーリングする機能のことです。コネクションプーリング機能を使用すると,コネクションプール内のコネクションを再利用できるため,資源を効率的に使用できます。
- コネクションプール
- コネクションプーリング機能使用時に,生成されたコネクションをプーリングするための領域のことです。
サ行
- サーバスタブ
- →スタブの説明を参照してください。
- サービス定義
- SPP.NETやSPPのサービス名と入出力データの定義を対応づけて定義したものです。
- サービス定義ファイルとデータ型定義ファイルから構成されます。
- 出力データ用XMLスキーマ
- クライアントスタブのサービスメソッドの戻り値(出力データ)であるXML文書の構造が定義されたXMLスキーマのことです。
- 出力データ用XMLスキーマファイル
- 出力データ用XMLスキーマが記述されたファイルのことです。
- スタブ
- .NETインタフェース定義を使用するRPCや,サービス定義を使用するRPCの場合に,RPCで使用する入出力データの文字コード変換やエンディアンの識別などを自動的に行うプログラムのことです。
- サーバで使用するスタブをサーバスタブ,クライアントで使用するスタブをクライアントスタブと呼びます。
- スタブは運用コマンドで生成します。.NETインタフェース定義を使用するRPCの場合は,クライアントスタブとサーバスタブが生成されます。サービス定義を使用するRPCの場合は,クライアントスタブが生成されます。
タ行
- データ型定義
- RPCメッセージのユーザデータの形式をC言語の構造体のような形式で定義したものです。
ナ行
- 名前空間
- 名前を一意に識別するための概念です。名前空間と名前を組み合わせることによって,オブジェクトなどを特定できます。
- また,名前空間によってクラスなどを論理的にグループ化できます。
- 入力データ用XMLスキーマ
- クライアントスタブのサービスメソッドの引数(入力データ)であるXML文書の構造が定義されたXMLスキーマのことです。
- 入力データ用XMLスキーマファイル
- 入力データ用XMLスキーマが記述されたファイルのことです。
ハ行
- バッファプーリング機能
- RPC要求に使用するメッセージを格納するバッファ(バイト配列)をプーリングする機能です。
- バッファプーリング機能でバッファをプーリングすると,バッファの生成や破棄が少なくなり性能が向上します。
- バッファプール
- バッファプーリング機能使用時に,生成されたバッファを同じバッファサイズのバッファごとに管理するプールのことです。
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