2.2.2 標準出力リダイレクトファイルのコンソール出力機能
標準出力リダイレクト機能で作成されたファイルの内容を確認するためには,毎回ファイルを開く必要があります。このような場合,標準出力リダイレクトファイルのコンソール出力機能を使用すれば,標準出力リダイレクト機能を使用して出力したファイルの内容を,コンソールでリアルタイムに確認できます。標準出力リダイレクト機能とこの機能を併用すれば,出力内容をファイルに保存し,かつリアルタイムで出力内容を確認できるようになります。
この機能は,標準出力リダイレクト機能を使用していることが前提です。標準出力リダイレクト機能の環境設定については,「2.2.1(1) 環境設定」を参照してください。
コンソールは,コマンドプロンプトまたはWindowsのスタートメニューから起動します。起動方法をそれぞれ次に示します。
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コマンドプロンプトから起動
コマンドプロンプトを起動したあと,tp1consoleコマンドまたはntbtail -t pコマンドを実行して起動します。
それぞれのコマンドについては,「7. 運用コマンド」の「tp1console(標準出力リダイレクトファイルのコンソール出力)」または「ntbtail(指定ファイル内容のコンソール出力)」を参照してください。
なお,マルチOpenTP1環境の場合は,dcmakeconコマンドで作成したコンソールから,これらのコマンドを実行してください。dcmakeconコマンドについては,「7. 運用コマンド」の「dcmakecon(マルチOpenTP1操作コンソールの作成)」を参照してください。
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Windowsのスタートメニューから起動
オリジナルのOpenTP1(インストーラでインストールしたOpenTP1)の場合は,Windowsのスタートメニューから起動できます。[スタート]−[プログラム]−[OpenTP1]から「OpenTP1コンソール」を選択します。