2.2 標準出力・標準エラー出力を確認するための機能
Windows版OpenTP1では,システムサーバおよびユーザサーバが標準出力・標準エラー出力に出力した内容(KFCA-xxxxxメッセージや,ユーザが標準出力に指定した内容すべて)を,ファイルやコンソールに出力して確認できます。
標準出力・標準エラー出力を確認するために提供している機能を次に示します。
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標準出力リダイレクト機能
標準出力・標準エラー出力の内容を,ファイルに出力する機能です。標準出力・標準エラー出力の内容をファイルに出力できるため,履歴を残せます。出力されたファイルの内容を見たいときは,毎回ファイルを開く必要があります。
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標準出力リダイレクトファイルのコンソール出力機能
標準出力リダイレクト機能で出力したファイルの内容を,コンソールでリアルタイムに確認できる機能です。
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OpenTP1コンソール出力機能
標準出力・標準エラー出力の内容を,直接コンソールに出力する機能です。出力内容は,ファイルに保存されません。
標準出力リダイレクト機能またはOpenTP1コンソール出力機能のどちらも使用しない場合,UAPからprintf()関数などのストリームを使用した出力内容はどこにも表示されません。ストリームを使用した出力内容を確認したい場合は,標準出力リダイレクト機能またはOpenTP1コンソール出力機能のどちらかを使用してください。
以降,それぞれの機能について説明します。