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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 使用の手引 Windows(R)編


2.2.1 標準出力リダイレクト機能

Windows版OpenTP1では,標準出力・標準エラー出力の内容をファイルに直接出力できます。この機能を,標準出力リダイレクト機能といいます。この機能を使用すれば,システムサーバおよびユーザサーバが標準出力・標準エラー出力する内容(KFCA-xxxxxメッセージや,ユーザが標準出力に指定した内容すべて)を,ファイルに出力できます。出力されたファイルの内容を見たいときは,毎回ファイルを開く必要があります。

ここでは,標準出力リダイレクト機能を使用するための環境設定,および注意事項を説明します。

参考

標準出力リダイレクトファイルのコンソール出力機能を使用すれば,出力内容をコンソールでリアルタイムに確認できます。標準出力リダイレクトファイルのコンソール出力機能については,「2.2.2 標準出力リダイレクトファイルのコンソール出力機能」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 環境設定

標準出力リダイレクト機能を使用するためには,次のシステム定義を指定します。

システム環境定義
  • redirect_fileオペランド

    標準出力・標準エラー出力の内容をファイルに出力するかどうかを指定します。

  • redirect_file_nameオペランド

    標準出力・標準エラー出力の内容を出力するファイル名を指定します。

  • redirect_file_sizeオペランド

    標準出力・標準エラー出力の内容を出力するファイルの最大サイズを指定します。

それぞれのオペランドの詳細については,「5.3 システム定義の詳細」の「システム環境定義」を参照してください。

なお,この機能は,システム共通定義のprc_portオペランド,およびrpc_port_baseオペランドを指定している場合は使用できません。これらのオペランドを指定し,かつredirect_fileオペランドにYを指定した場合,KFCA26520-Wメッセージを出力し,redirect_fileオペランドの指定を無視してOpenTP1の起動を続行します。KFCA26520-Wメッセージが出力された場合は,prc_portオペランドおよびrpc_port_baseオペランド,またはredirect_fileオペランドのどちらかを削除してください。

(2) 注意事項