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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 使用の手引 Windows(R)編


2.2.3 OpenTP1コンソール出力機能

システムサーバ,ユーザサーバが標準出力・標準エラー出力の内容をコンソールに出力できます。これを,OpenTP1コンソール出力機能といいます。コンソールに出力できる内容は,標準出力リダイレクト機能の出力ファイルの内容と同じです。標準出力リダイレクト機能とは異なり,この機能では,標準出力・標準エラー出力の内容を,ファイルではなくコンソールに直接出力します。このため,出力内容は残りません。

なお,OpenTP1サービスをユーザアカウントで起動する場合,またはセション0の分離機能をサポートしているWindows(Windows Server 2008,Windows Vista,Windows 7など)を使用する場合,この機能は使用できません。また,セション0の分離機能をサポートしているWindowsを使用する場合は,この機能に関する環境設定をしてもエラーメッセージは出力されませんので注意してください。

ここでは,OpenTP1コンソール出力機能を使用するための環境設定,および注意事項を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 環境設定

OpenTP1コンソール出力機能を使用するためには,次のシステム定義を指定します。

システム環境定義
  • console_outputオペランド

    標準出力・標準エラー出力の内容をコンソールに出力するかどうかを指定します。

オペランドの詳細については,「5.3 システム定義の詳細」の「システム環境定義」を参照してください。

なお,OpenTP1コンソール出力機能は,システム共通定義のprc_portオペランド,およびrpc_port_baseオペランドを指定している場合でも使用できます。

(2) 注意事項