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OpenTP1 Version 7 分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引


TP1/LiNKのコマンドの早見表

TP1/LiNKのコマンドの早見表を次に示します。この表では,この章内の各コマンドの説明に記載しているコマンド以外のオプションは,一部省略して表記しています。

表7‒2 TP1/LiNKのコマンドの早見表

コマンド名

オプション,フラグ引数およびコマンド引数

コマンドとオプションを組み合わせた機能

ntbstart

TP1/LiNKの開始(正常開始または再開始)

-n

強制的な正常開始

-U

ユーザサーバの起動の抑止

dcstop

正常終了

-n

強制正常終了

-f

強制停止

-df

強制停止して,コアファイルと共用メモリ情報を取得

dcsvstrt

-u

ユーザサーバ名

指定したユーザサーバの開始

dcsvstop

ユーザサーバ名

指定したユーザサーバの終了

-f

ユーザサーバ名

指定したユーザサーバの強制停止

-df

ユーザサーバ名

指定したユーザサーバを強制停止して,コアファイルを取得

dcstats

システム全体のシステム統計情報の取得

-k

〔〔統計情報種別〕〔,統計情報種別〕…〕

取得するシステム統計情報の種別の設定

-m

時間間隔

システム統計情報を取得する時間の単位

-a

システム全体,および全ユーザサーバのシステム統計情報の取得

-s

システム全体のシステム統計情報の取得

〔〔サーバ名〕〔△サーバ名〕…〕

システム全体,および指定したサーバ単位のシステム統計情報の取得

-r

システム統計情報の取得の終了

jnlcopy

稼働統計情報ファイル名

稼働統計情報の中間ファイルへの出力

jnlstts

jnlcopyコマンドで作成した中間ファイルの稼働統計情報の先頭から最後までを,1ページ当たり24行で編集出力

-e

編集項目

稼働統計情報の編集項目の指定

-l

稼働統計情報の1ページ当たりの出力行数

-i

時間間隔

稼働統計情報を編集出力する時間の単位

-t

〔開始〕〔,終了〕

取得した稼働統計情報を編集出力する時間の範囲

-s

サーバ名

稼働統計情報を出力したいサーバ名

jnlswpfg

稼働統計情報ファイルのスワップ

rtsedit

RTS(リアルタイム統計情報)ログファイル名

RTSログファイルからリアルタイム統計情報を収集し,編集後,CSV形式でファイルまたは標準出力に出力

rtsls

共用メモリ上に取得した,リアルタイム統計情報サービスの管理情報,およびリアルタイム統計情報を標準出力に出力

rtsstats

リアルタイム統計情報の取得対象および取得項目の設定を変更

dcsetupml

-u

指定したマルチOpenTP1を最新の状態に更新

-d

指定したマルチOpenTP1を削除

マルチOpenTP1セットアップフォルダ

マルチOpenTP1をインストールするフォルダを50文字以内で指定

識別子

マルチOpenTP1を識別するための識別子を指定

dcdls

-d

TP1/LiNKのフォルダ

セットアップされているマルチOpenTP1の識別子とインストールしたフォルダを表示

dcmakecon

識別子

識別子に指定したマルチOpenTP1にコマンドを入力するためのコマンドプロンプトの作成

dcshmls

-d

stt

静的共用メモリの使用状況の表示

dyn

動的共用メモリの使用状況の表示

all

静的共用メモリと動的共用メモリの使用状況の表示

-r

共用メモリごとの詳細情報を表示

rpcstat

一時クローズ処理の実行状態の表示

logcat

-niNIdtHpab

指定したオプションに該当する情報の表示

-f

メッセージログファイル名

指定したファイル名の情報の表示

prcls

-a

すべてのユーザサーバの状態の表示

-g

サービスグループ名

指定したサービスグループの状態の表示

-l

実行形式ファイル名

指定した実行形式ファイルの状態の表示

-s

サーバ名

指定したサーバ名の状態の表示

-p

プロセスID

指定したプロセスIDの状態の表示

prcpath

変更後のパス名

ユーザサーバのサーチパスを,指定したパス名に変更

prcpthls

ユーザサーバ,およびユーザサーバから起動されるコマンドのサーチパス名の表示

scdchprc

プロセス数を変更

scdhold

-a

すべてのユーザサーバのスケジュールを閉塞

-s

ユーザサーバ名

指定したユーザサーバのスケジュールを閉塞

-ap

すべてのユーザサーバのスケジュールを閉塞(ただし,クライアントからの要求は受け付ける)

-s

ユーザサーバ名 -p

指定したユーザサーバのスケジュールを閉塞(ただし,クライアントからの要求は受け付ける)

scdls

-a

すべてのユーザサーバのスケジュールの状態の表示

-s

ユーザサーバ名

指定したユーザサーバのスケジュールの状態の表示

scdrles

-a

すべてのユーザサーバのスケジュール閉塞の解除

-s

ユーザサーバ名

指定したユーザサーバのスケジュール閉塞の解除

-ap

指定したユーザサーバのスケジュール閉塞の解除

-s

ユーザサーバ名 -p

-pオプションのscdholdコマンドで閉塞したスケジュール閉塞の解除

scdrsprc

プロセスを停止および再起動

trncmt

-t

-af

すべてのトランザクションを強制コミット

-T

トランザクショングローバル識別子 -af

指定した識別子のトランザクションを強制コミット

trnfgt

-t

-af

すべてのトランザクションを強制終了

-T

トランザクショングローバル識別子 -af

指定した識別子のトランザクションを強制終了

trnls

-t

〔-{a|c}〕

すべてのトランザクションを表示

-T

トランザクショングローバル識別子 〔-{a|c}〕

指定した識別子のトランザクションを表示

-bc

分岐したトランザクションとブランチの数を表示

-B

システムノードID 〔-{a|c}〕

IDで示すノードへ分岐したトランザクションの表示

-rc

リソースマネジャ接続のトランザクションを表示

-R

RM名+RM拡張子 〔-{a|c}〕

指定したリソースマネジャ接続のトランザクションを表示

trnrbk

-t

-af

すべてのトランザクションを強制ロールバック

-T

トランザクショングローバル識別子 -af

指定した識別子のトランザクションを強制ロールバック

namalivechk

-l

起動確認対象のTP1/LiNKのノードのサービス情報出力

-c

TP1/LiNK起動確認とキャッシュ削除

namchgfl

ドメイン構成の変更(ドメイン定義ファイル使用)

-d

ドメイン定義ファイルに指定しているノードの起動状況を確認

namunavl

-l

起動通知できなかったIPアドレスの出力

-n

ノード名

TP1/LiNK起動通知情報の強制的無効化

namsvinf

-b

共用メモリ上のRPC抑止リストの登録状況を出力

-r

起動確認を終えたOpenTP1ノードから順に起動結果およびOpenTP1の情報を出力

-w

最大応答待ち時間

応答が返るまでの待ち時間および起動確認の応答待ち時間の最大値を指定

namblad

-a

ノード名〔:ポート番号〕

指定したノードをRPC抑止リストに登録

-d

ノード名〔:ポート番号〕

指定したノードをRPC抑止リストから削除

namndrm

-n

ノード名〔:ポート番号〕

指定した停止ノード情報の削除

nammstr

-u

エージェントノードを,一時的にマネジャノードに置き換え

-d

ノード名〔:ポート番号〕

マネジャノードを,一時的にエージェントノードに置き換え

namnldsp

ノードリストファイル名

ノードリストファイルの内容表示

namndopt

-p

{high|low} ノード名〔:ポート番号〕

指定したノードのオプション情報(ノードの優先度)の変更

rpcdump

RPCトレースファイル名

指定したトレースファイルから,RPCのトレース情報を出力

uatdump

退避コアファイル名にcoreが仮定され,標準出力に出力

退避コアファイル名

指定した退避コアファイルから,UAPのトレース情報を出力

dcalzprf

性能検証用トレース情報編集解析

prfed

トレース情報ファイルを編集出力

prfget

トレース情報ファイルを取り出し

xarforce

-c

ヒューリスティックコミットに決着

-r

ヒューリスティックロールバックに決着

-f

トランザクションを無効化

-u

TP1/LiNKトランザクションID

指定したTP1/LiNKトランザクションIDの状態を変更

xarhold

XAリソースサービスの閉塞

xarls

-c

XAリソースサービスの管理情報を表示

-a

XAリソースサービスで管理しているすべてのトランザクションの状態を表示

-p

プロセスID

指定したプロセスIDのトランザクションを表示

xarrles

XAリソースサービスの閉塞解除

rapdfgen

rapリスナーサービス定義ファイル名

リモートAPI機能を実行するために必要な定義を生成

rapls

rapリスナー名

rapリスナーおよびrapサーバの状態表示

rapkill

rapサーバの限界監視時間の指定と強制停止

-t

限界経過時間

dc_rpc_call代理実行処理を監視する限界経過時間

-f

-tオプションで指定した限界経過時間を超えているdc_rpc_call代理実行中のrapサーバを強制停止

-d

-tオプションで指定した限界経過時間を超えているdc_rpc_call代理実行中のrapサーバにダンプファイルを取得

rapリスナー名〔〔△rapリスナー名〕…〕

指定したrapリスナー名の状態を表示

dcauditsetup

OpenTP1ホームディレクトリ

監査ログの環境設定

dcjcmdex

TP1/LiNKのコマンド名

シナリオテンプレートからのTP1/LiNKのコマンドの実行

dcjchconf

オペランド名,オペランドの値

定義ファイルのオペランドの指定

dcjnamch

ノード名

ドメイン定義ファイルの更新

dcrasget

取得先ディレクトリ

OpenTP1のトラブルシュートに必要な保守資料を指定されたディレクトリに取得

-g

保守資料を取得する前に取得対象ディレクトリの情報を表示して処理を続行するかどうかの問い合わせをしないで処理を実行

-l

%DCDIR%spoolなどの容量の大きい情報は取得しないで,コマンド実行結果などによって得られる情報だけを取得

-c

-cオプションによる圧縮機能は,TP1/LiNKでは未サポート

dcpplist

OpenTP1ディレクトリに構築した環境で動作している製品の形名やバージョンなどを表示

(凡例)

−:該当項目なし