dcsvstrt(ユーザサーバの開始)
形式
dcsvstrt -u ユーザサーバ名〔,ユーザサーバ名〕…
機能
ユーザサーバを開始します。
オプション
-
-u ユーザサーバ名 〜〈1〜8文字の識別子〉
開始するユーザサーバのサーバ名を指定します。
一つのdcsvstrtコマンドで指定できるユーザサーバ名の最大数は50です。
複数のユーザサーバ名を指定する場合,ユーザサーバ名とユーザサーバ名との間をコンマ(,)で区切ります。このとき,ユーザサーバ名の直後に空白を入れないでください。
ユーザサーバ名の大文字,小文字は区別されます。例えば,dcsvstrt -u Supで起動して,GUIでSUPを停止しようとするとエラーになります。
このオプションの指定を省略すると,ユーザサーバは開始しません。
出力メッセージ
出力メッセージは,TP1/LiNKとOpenTP1(TP1/Server Base)で共用となっています。TP1/LiNKでは,メッセージ中のdcsvstart(OpenTP1コマンド)を,dcsvstrt(TP1/LiNKのコマンド)に読み替えてください。
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA01801-E |
環境変数DCDIRが未設定です |
標準エラー出力 |
KFCA01811-I |
サーバは開始中です |
メッセージログファイル |
KFCA01812-E |
サーバの開始処理が失敗しました |
標準エラー出力, メッセージログファイル |
KFCA01813-I |
サーバはオンライン中です |
メッセージログファイル |
KFCA01815-E |
システムでエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA01818-E |
サーバの起動を中止します |
標準エラー出力 |
KFCA01860-E |
dcsvstartコマンドの入力形式が正しくありません |
標準エラー出力 |
KFCA01861-E |
dcsvstartコマンドの処理に失敗しました |
標準エラー出力 |
KFCA01863-E |
dcsvstartコマンドを実行できません |
標準エラー出力, メッセージログファイル |
KFCA01866-E |
サーバ重複エラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA01867-E |
共用メモリを確保できません |
標準エラー出力 |
KFCA01868-E |
サーバ名が正しくありません |
標準エラー出力 |
KFCA01869-E |
dcsvstartコマンドは受け付けられません |
標準エラー出力 |
KFCA01870-E |
メモリ不足が発生しました |
標準エラー出力, メッセージログファイル |
注意事項
TP1/LiNKでは,dcsvstart(OpenTP1コマンド)の-aオプションに該当する指定はできません。このため,dcsvstrtコマンドに-aオプションを付けて実行しないでください。