ntbstart（TP1/LiNKの開始）

形式

ntbstart 〔-n〕〔-U〕

ページの先頭へ

機能

コマンド入力環境の環境変数DCDIRに対応したTP1/LiNKサービスを開始します。

ページの先頭へ

オプション

• -n

  前回の終了モードに関係なく，TP1/LiNKを強制的に正常開始します。このオプションの指定を省略すると，前回の終了モードの指定内容から開始モードが決定されます。

  　前回の終了モードが正常終了の場合…正常開始

  　前回の終了モードが正常終了以外の場合…再開始

• -U

  開始モードが再開始の場合に，ユーザサーバの起動を抑止します。このオプションは，障害が発生し，TP1/LiNKの状態を回復するためにTP1/LiNKをオンラインにして作業する必要はあるが，ユーザサーバは起動する必要がない場合などに使用してください。

ページの先頭へ

出力メッセージ

ページの先頭へ

注意事項

ntbstartコマンドに-Uオプションを付けて実行する場合には，次のことに注意してください。

• 正常開始では-Uオプションは無視されます。

• オンライン開始後に-Uオプションでユーザサーバを起動したい場合には，dcsvstrtコマンドを使用してください。

• オンライン開始後に-Uオプションでユーザサーバの構成を回復したい場合には，正常終了および強制正常終了以外でシステムを停止し，ntbstartで-Uオプションを付けないでオンラインを開始してください。

• 前回のオンラインでリモートAPI機能を使用したあとのリランの際に-Uオプションを指定した場合，リモートAPIの構成回復まではしません。-Uオプションを指定したあとにリモートAPI機能を使用したい場合は，オンライン開始後，dcsvstrtコマンドでrapリスナーを手動で開始するか，いったん，正常終了および強制正常終了以外でシステムを停止してからntbstartで-Uオプションを付けないでオンラインを開始してください。

• サーバの閉塞状態を引き継ぐ設定をした場合，次の問題が発生します。

  • スケジュールの閉塞状態は，ntbstart -Uコマンドでリランしたオンラインでは引き継がれません。

    スケジュール閉塞状態のSPPが存在し，かつntbstart -Uコマンドでリランしたオンラインを，いったん計画停止または強制停止してから再度ntbstartコマンドを使用して起動した場合，ntbstart -Uコマンドを実行する前のオンラインのスケジュール閉塞状態がSPPに引き継がれてしまいます。ntbstart -Uコマンドを実行する前のオンラインのスケジュール閉塞状態が引き継がれないようにするには，次のような対策が必要です。

    ・ntbstart -Uコマンドでリランしたオンラインは，正常停止するかまたは強制正常開始する。

    ・すべてのSPPで［SPP詳細設定］ダイアログボックスの［閉塞］タブの［システム再開始時，閉塞状態を引き継ぐ(V)］チェックボックスをオフにする。

• 系切り替え機能を使用している場合，待機系にあるTP1/LiNKでは-nオプションは無視されます。

ページの先頭へ