コマンドの入力方法と入力形式
コマンドの入力方法と入力形式について説明します。
コマンドの入力方法
コマンドの実行には,次に示す2とおりの方法があります。
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コマンドプロンプトで実行
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アプリケーションからライブラリ関数(dc_adm_call_command関数)を使って実行
ここでは,コマンドプロンプトでコマンドを実行する方法について説明します。ライブラリ関数を使ってコマンドを実行する方法については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。
コマンドの入力形式
コマンドの入力形式例を次に示します。
C:\>コマンド名△オプション△コマンド引数
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コマンド名
コマンド名とは,実行するコマンドのファイル名のことです。TP1/LiNKのコマンドは,%DCDIR%\bin\フォルダの下にあります。TP1/LiNKのインストール時にOpenTP1管理者がTP1/LiNKのコマンドを使えるようにするため,コマンドのサーチパスのシステム環境変数(PATH)に%DCDIR%\binを加えてください。
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オプション
オプションとは,マイナス記号(-)で始まる英文字です。オプションの属性をより明確にするために,オプションと一緒に指定する文字列をフラグ引数といいます。オプションには,フラグ引数を一つ指定するものと,指定しないものがあります。
次の説明中に使用するC:\>はプロンプト,cmdはコマンド名を示します。
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フラグ引数を指定しないオプションの場合,一つのマイナス記号のあとにまとめて指定できます。
(例)次の二つは同じ意味です。
C:\>cmd -a -b -c
C:\>cmd -abc
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フラグ引数を必要とするオプションフラグのフラグ引数は,省略できません。
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フラグ引数の文字列の中に空白を含めるときは,前後を引用符(")で囲んでください。
(例)1と2を引数に持つオプション-dは,次のように入力します。
C:\>cmd -d "1 2"
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同じオプションフラグを2回以上指定すると,最後に指定したオプションが有効になります。
(例)C:\>cmd -a 12 -a 27
無効 有効
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オプションは,コマンド引数よりも前で指定してください。
(例)オプション-bがフラグ引数を持たないオプションのときは,-cはオプションと見なされません。
C:\>cmd -b file -c
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マイナス記号を二つ指定すると,そこでオプションの終わりと見なされます。
(例)次のように入力すると,-bはコマンド引数と見なされます。
C:\>cmd -a -- -b
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マイナス記号だけのオプションは入力できません。
(例)次のように入力すると,-はコマンド引数と見なされます。
C:\>cmd -
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-hのオプションを付けて実行すると,コマンドの使い方(ヘルプメッセージ)を出力できます。
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コマンド引数
コマンド引数とは,コマンドの操作対象となる名称のことです。コマンド文法の説明に従って指定してください。