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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)


付録B.14 08-00での主な機能変更

〈この項の構成〉

(1) 開発生産性の向上

開発生産性の向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒45 開発生産性の向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

ほかのアプリケーションサーバ製品からの移行容易化

ほかのアプリケーションサーバ製品からの移行を円滑に実施するため,次の機能を使用できるようになりました。

  • HTTPセッションの上限が例外で判定できるようになりました。

  • JavaBeansのIDが重複している場合や,カスタムタグの属性名とTLDの定義で大文字・小文字が異なる場合に,トランスレーションエラーが発生することを抑止できるようになりました。

このマニュアル

2.32.7.5

cosminexus.xmlの提供

アプリケーションサーバ独自の属性をcosminexus.xmlに記載することによって,J2EEアプリケーションをJ2EEサーバにインポート後,プロパティの設定をしないで開始できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

16.3

(2) 標準機能への対応

標準機能への対応を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒46 標準機能への対応を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

Servlet 2.5への対応

Servlet 2.5に対応しました。

このマニュアル

2.22.5.42.68章

JSP 2.1への対応

JSP 2.1に対応しました。

このマニュアル

2.3.12.3.32.52.68章

JSPデバッグ

MyEclipseを使用した開発環境でJSPデバッグができるようになりました。

このマニュアル

2.4

タグライブラリのライブラリJARへの格納とTLDのマッピング

タグライブラリをライブラリJARに格納した場合に,Webアプリケーション開始時にWebコンテナによってライブラリJAR内のTLDファイルを検索し,自動的にマッピングできるようになりました。

このマニュアル

2.3.4

application.xmlの省略

J2EEアプリケーションでapplication.xmlが省略できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

16.4

アノテーションとDDの併用

アノテーションとDDを併用できるようになり,アノテーションで指定した内容をDDで更新できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

17.5

アノテーションのJava EE 5標準準拠(デフォルトインターセプタ)

デフォルトインターセプタをライブラリJARに格納できるようになりました。また,デフォルトインターセプタからDIできるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

16.4

@Resourceの参照解決

@Resourceでリソースの参照解決ができるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

17.4

JPAへの対応

JPA仕様に対応しました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

6章

注※ 09-00以降では,WTPを使用した開発環境でJSPデバッグ機能を使用できます。

(3) 信頼性の維持・向上

信頼性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒47 信頼性の維持・向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

セッション情報の永続化

HTTPセッションのセッション情報をデータベースに保存して引き継げるようになりました。

機能解説 拡張編

5章6章

FullGCの抑止

FullGCの要因となるオブジェクトをJavaヒープ外に配置することで,FullGC発生を抑止できるようになりました。

機能解説 拡張編

7章

クライアント性能モニタ

クライアント処理に掛かった時間を調査・分析できるようになりました。

(凡例)−:09-00で削除された機能です。

(4) 運用性の維持・向上

運用性の維持・向上を目的として変更した項目を次の表に示します。

表B‒48 運用性の維持・向上を目的とした変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

運用管理ポータルでのアプリケーション操作性向上

アプリケーションおよびリソースの操作について,サーバ管理コマンドと運用管理ポータルの相互運用ができるようになりました。

運用管理ポータル操作ガイド

1.1.3

(5) そのほかの目的

そのほかの目的で変更した項目を次の表に示します。

表B‒49 そのほかの目的による変更

項目

変更の概要

参照先マニュアル

参照個所

無効なHTTP Cookieの削除

無効なHTTP Cookieを削除できるようになりました。

このマニュアル

2.7.4

ネーミングサービスの障害検知

ネーミングサービスの障害が発生した場合に,EJBクライアントが,より早くエラーを検知できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

2.9

コネクション障害検知タイムアウト

コネクション障害検知タイムアウトのタイムアウト時間を指定できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

3.15.1

Oracle11gへの対応

データベースとしてOracle11gが使用できるようになりました。

機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)

3章

バッチ処理のスケジューリング

バッチアプリケーションの実行をCTMによってスケジューリングできるようになりました。

機能解説 拡張編

4章

バッチ処理のログ

バッチ実行コマンドのログファイルのサイズ,面数,ログの排他処理失敗時のリトライ回数とリトライ間隔を指定できるようになりました。

リファレンス 定義編(サーバ定義)

3.2.5

snapshotログ

snapshotログの収集内容が変更されました。

機能解説 保守/移行編

付録A.1付録A.2

メソッドキャンセルの保護区公開

メソッドキャンセルの対象外となる保護区リストの内容を公開しました。

機能解説 運用/監視/連携編

付録C

統計前のガーベージコレクション選択機能

クラス別統計情報を出力する前に,ガーベージコレクションを実行するかどうかを選択できるようになりました。

機能解説 保守/移行編

9.7

Survivor領域の年齢分布情報出力機能

Survivor領域のJavaオブジェクトの年齢分布情報をJavaVMログファイルに出力できるようになりました。

機能解説 保守/移行編

9.11

ファイナライズ滞留解消機能

JavaVMのファイナライズ処理の状態を監視して,処理の滞留を解消できるようになりました。

サーバ管理コマンドの最大ヒープサイズの変更

サーバ管理コマンドが使用する最大ヒープサイズが変更されました。

リファレンス 定義編(サーバ定義)

5.2.15.2.2

推奨しない表示名を指定された場合の対応

J2EEアプリケーションで推奨しない表示名を指定された場合にメッセージが出力されるようになりました。

メッセージ(構築/運用/開発用)

KDJE42374-W

(凡例)−:09-00で削除された機能です。